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【事例紹介#2】大手化学メーカーX社の経営方針浸透プロジェクト

企業によって、抱えている問題はさまざま。JBAでは、そんな企業の幅広い悩みに対し、ブランディング、広告・マーケティング、広報PR、人材育成など、幅広い解決策を提案・企画し、実行まで支援しています。

だから、JBAって何やってるの?って言われると、ちょっと答えづらい。だって、お客様によって、提案することが全然違う。一言で、「○○する会社です」って言えないんです。

…とは言え、外から見ると何をやっているのか分かりづらいのも事実。求職者の方からも、「何をやっているのかよくわからない」なんて声が多く寄せられていました。

一言では、言い表せない。けれども、JBAのことをもっと知ってほしい。

なので、事例紹介をすることにしました。

 とある企業が抱える課題に対し、JBAが何を考え、どう行動したのか?そしてそれが、企業にとってどのような効果をもたらしたのか?実際にプロジェクトに携わったコンサルタントが、やりがいや苦悩、自らの仕事観に至るまで、赤裸々に語ります。

第1回はこちら

第2回は…

大手化学メーカーX社の経営方針浸透プロジェクト

こんにちは、JBA入社4年目のコンサルタント山本です。実は、僕はJBAの中でも少し変わった経歴の持っています。子どもの頃からサッカーに打ち込み、大学在学中にフットサルのプロに。卒業後一年間プロとして活躍。それからJBAに入りました。ちなみにポジションはキーパーでした。

話を戻しましょう。X社は、次年度からの新中期経営計画の施行に伴い、従業員に新しい経営方針をどうやって浸透させていくべきか、悩んでいました。そこで、X社は浸透施策についてのコンペを開催。見事、JBAが選ばれました。
今回は、JBAがどのようにX社の課題を捉え、提案を行ったのか、その全貌をお伝えしていきたいと思います。

と、その前に…。
経営方針の浸透ってなに?それって必要なの?
そんな疑問にお答えしたいと思います。

経営方針がないと、企業は動けない。



経営方針とは、企業が達成すべき「目標」のこと。
目標の達成のために、3年ごとの目標を定めた中期経営計画(以下、中計)などを策定し、それをもとに各部署が具体的な活動を進めていきます。いわば、「道しるべ」のようなものです。
では、経営方針が従業員に浸透していないと、どのようなことが起こるのでしょうか。
たとえば、サッカーの試合を想像してみてください。
監督が選手全員に「好きなようにやってくれ」と言ったらどうなるでしょうか。
ポジションも決まりません。攻めるのか、守るのかも、人によってバラバラ。連携もできませんし、選手はどう動いていいかも分かりません。
こんな状態では、どれだけ個の力が優れていても、勝つことはできませんよね。
経営方針とは、サッカーでの監督の指示のようなもの。監督が考えているだけではいけません。選手に伝え、選手が適切に戦略を理解し、実践することで、はじめて力を発揮できるのです。

企業ではどうなのか。企業の経営方針とは、要するに、従業員が向かっていく方向性のこと。企業活動では、A案をとるかB案をとるかなど、選択に迫られる場面が多数あります。経営方針の浸透ができていなければ、従業員はどの方向に進んでいいのか分からず、行動できなくなってしまいます。下手すれば、間違った方向に進んでしまうことも。経営方針の浸透は、企業にとって最重要課題といえるでしょう。

それでは、X社の話に戻しましょう。
X社は、従業員7000人を抱える大手化学メーカー。
ある化学領域では業界トップを誇り、現中計の進行状態も順調。業績を伸ばしている成長企業です。

そんな好調状態のX社が次年度からの中計のテーマとして選んだのは、「社会課題の解決」。
X社はすでにトップ製薬企業としての基盤を樹立しており、グローバル展開も進めています。次に目指すべきは、社会へのさらなる貢献。競争優位性とグローバル展開力を基軸とした、X社と社会の持続可能性を追求すること、すなわち、「社会課題の解決」が次なるステップだと考えました。

とはいえ、「社会課題の解決」といわれても、あまりピンときません。X社も、どうやって従業員に説明し、どのような行動を求めていけばいいのか、悩んでいました。そこでJBAに白羽の矢が立ったのです。

知るだけではダメ。行動できるレベルまで浸透させる。



私たちがまず、提案のためにやったこと。それはヒアリングです。
経営企画室の方に、現中計でどのような課題を感じているのか、これからどうしていきたいのか、じっくりとヒアリングしました。
ヒアリングで感じたのは、お客様自身も、新経営方針を言語化するのに困っていること。そこで私たちはまず、中計のストーリーを紐解くことからはじめました。現中計は、いわば「私たちが、社会にどう貢献したいか?を追求」するもの。そして、「社会課題の解決」を掲げる新中計は、「社会が、私たちにどう貢献してもらいたいのか?を追求」するもの。新経営方針で、成すべきことの「主語」が変わる、という分析を行いました。経営方針がどのように変わったのか、従業員に分かりやすく説明するための手立てを得たのです。

しかし、この事実を示しただけでは、X社にとっては「なるほど」と感じるだけで、何の成果も得られません。サッカーでも、選手が戦略を理解していても、その戦略通りに動かなければ意味がありませんよね。企業活動も同様です。従業員には、新経営方針を知っているレベルではなく、新経営方針に基づいて行動できるレベルまで達してもらわなければ、企業の成長にはつながらないのです。そこでJBAは、実行すべき具体策を提案。社内報や講演などを通して受け身で学ぶ機会だけでなく、実践を通して「社会課題の解決」とは何かを自分事として能動的に学べる施策を提案しました。
具体的な施策としては、ミーティングの際にルールを設けることを提案しました。どんな議題でも、必ず「社会課題の解決」に関連した質問を入れる、というルールを入れることにより、中計に触れる機会を物理的に増やし、浸透を図ります。また、中計浸透のための冊子や動画作成も進めています。冊子に関しては、「中計のドラマ化」をコンセプトに、過去から現在、未来に至るストーリーで分かりやすく中計を理解できるような形式を考えています。また、配布の際にはバインダーのポケットに冊子を入れ、いつでも持ち運べるように工夫する予定です。

中計をストーリー化し分かりやすく言語化したこと、新経営方針の浸透の実践案を提示したことが評価され、見事、複数社のコンペで受注を獲得!お客様からは、具体的な浸透策まで事細かに提案したことを評価されました。現在、X社との新経営方針浸透プロジェクトが進んでいます。

得られる情報はどこまでもインプット



今回受注を獲得できたのは、徹底的にお客様と向き合い、情報収集を行った上で提案したからだと考えています。私は過去にお客様から、「本当に私たちのこと分かってる?」と叱責を受けた経験があります。当時は、課題の解決のみに目がいってしまい、その会社がたどってきた歴史や現在抱えている課題などの深い部分まで、理解できていなかったのです。その頃の記憶は、苦い経験として今も心に残っています。その後は、お客様のことを深く理解するための努力は惜しまず、得られる情報はすべて吸収し、お客様の理解に努めました。今回も、これまでの中計、統合報告書、IR情報や採用ページなど得られる情報を全て読みこみ、従業員へヒアリングする、さらには化学メーカー業界全体のトレンドを掴むなど、集められるだけの情報を集め、提案を行いました。お客様への深く理解し、役員と対等に語れるレベルになれたことが、今回の受注につながったのだと思います。

ここまで長々と語ってきましたが、実は、これは私だけの成果ではありません。JBAは多くの化学メーカーとお付き合いさせているのですが、今回も私を含めた化学メーカーチームで企画立案を行いました。メンバーは私を含めて4人。それぞれが強みを持ち、役割分担をしながら進めています。たとえば、一人は企画が得意。ある人は化学の知識が豊富で、私は経営戦略に特化しています。業界のことを知り尽くし、それぞれ得意分野を持つメンバーだからこそ、議論がはずみ、高いモチベーションで進めることができました。ともに駆け抜けてくれた仲間に、感謝しています。

誰もやっていない。だからこそ目指す。


僕が目指すのは、「大手企業のメッセージの代弁者」となること。経営戦略を深く理解して分かりやすく定義することで、お客様が言語化できていない部分までサポートし、なくてはならない存在となりたいと考えています。JBAでも経営戦略を再定義し、分かりやすい解釈を伝えて企業への理解をさらに深めるコンサルティングをしているのは、おそらく僕だけ。日本中探してもほとんどいないではないでしょうか。でも、だからこそ面白い。
サッカーでも、特徴のない人は選ばれません。どこか秀でている部分があるから、選ばれるんです。仕事でも同じ。何か特徴的な部分があることで、組織の中での自分の立ち位置をつくることができます。今後も、お客様への理解を惜しまず努力し続けることで、お客様から選ばれる突出した存在を目指していきます。

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