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30歳目前でリジョブへ中途入社し、営業職を経て2019年よりコーポレート推進UNIT配属となった東出 美枝(ひがしで みえ)さん。所属部署の垣根を超え「頑張っている人、困っている人の力になりたい」想いを体現し続ける東出さんは、リジョブ初の「事業部人事」として、リジョブCSチーム・グループ会社リザービアに関わり、現在は大阪支社の事業のための組織づくりに情熱を燃やしています。
※事業部人事とは?:営業や生産などの事業部門を「元気」にすることを目的として、人事制度・人材開発・組織開発などの諸サービスを事業部門に提供する、「ひとと組織のプロフェッショナル人材」を指す。経営者や事業責任者のパートナーとして、ひとと組織の面から事業成長の実現、課題解決を求められる。日々課題が生まれる現場に入り込み、その課題解決を支援することをめざしている。
いつ何時も、「事業部人事」の範囲にとどまらずに「誰かのために」を有言実行。大阪支社では自らもお客様対応にあたり、営業商談数の伸長など月間チーム達成につなげる働きを通して、新たな支社長とともに大阪チーム再興に尽力しました。採用ミッションにおいても年間目標人数を達成し、2023年度社員表彰にて『役員特別賞』を受賞されました。
そんな東出さんに、事業部人事にいたるまでの背景と、これからリジョブで実現したいことについて、話を聞いてみました。
東出 美枝(ヒガシデ ミエ):石川県出身。流通業界を経て、2018年にリジョブ中途入社。リテール営業Div.にて営業職にコミットした後コーポレート推進UNIT配属となり、組織活性や人材採用ミッションに加え、リジョブ初の「事業部人事」としてリジョブCSチーム、グループ会社リザービア、大阪支社のチームづくりと事業づくりに全力コミット中。2023年度社員表彰「役員特別賞」受賞。好きな言葉は『理想と現実の悔しい差分は伸びしろ!』
#自営業を営む家族のもとで、多くの人に可愛がられ大切に育てられたと伺いました。どんな価値観が育まれましたか?
はじめまして、2018年中途入社の東出 美枝(ひがしで みえ)です。実家は石川県で、祖父母・父母・4人兄妹の大家族で、父の仕事仲間や祖母の茶道教室の生徒さん、家族の友達、近所の方など毎日のように人が出入りする家に生まれ、末っ子の私はたくさんの方の愛情をもらって育ちました。
また、両親が「一度うちの敷居を跨いだらファミリー!」というオープンマインドの持ち主で、どんな人でも迎え入れて温かくもてなす『ホスピタリティの鏡』のような人なんです。誰かが喜んでいたら皆で喜び、誰かが困っていたら皆が手を差し伸べて助け合う。私の「人が好き」「人を大切にしたい」という価値観は、間違いなく両親・家族・そしてうちに来てくれたファミリーに育まれたと思っています。
☆(左)顔がそっくりな二人の姉と。 (右)行事になると自宅が人で溢れるのが当たり前でした(笑)
#家業が倒産し、大学を中退。20代では「お金を稼ぐ」ことと「価値を生み出す」ことを、分けて考えていたそうですね?
大学2年の時に家業が倒産し、大学を中退。すぐに社会人デビューしたものの、当初はあまりの環境の変化に心が荒み、自暴自棄になったことも(笑)
そんな、やさぐれていた私を救ってくれたのが、大学時代に音楽活動を共にしてきたバンド仲間たちでした。「自分が苦しいときに助けてくれた大好きな場所(ライブハウス)で、大好きな仲間が創る音楽をお客さんに届けて、アーティストもお客さんもフラットに楽しい時間を創って分かち合いたい」という一心で、「バンドスタッフ&ライブイベント企画」を生活の中心に置くようになり、平日は配達スタッフ、土日はライブ企画やスタッフをしていたバンドのサポートにのめり込む生活を送りました。
仲間の力となって活動を応援し、ライブをお客様が楽しんでくれる姿を見ることが嬉しく、土日のライブの為に平日の仕事がある、という感覚で過ごしていました。当時は「お金を稼ぐこと」と「価値を生み出すこと」がイコールで紐づいておらず、それぞれが分断していたように思います。そんな自分がまさか「自分のやりたいこと」が仕事で実現できるなんて思ってもいませんでした。(笑)
☆これまで、いつどんな時も「人との結び目」に恵まれ、救われてきました!
#30代目前で訪れた、親しい先輩の死。「東京に出る」ことを決断し、リジョブ入社。
それなりに充実した毎日を送っていましたが、30代目前となり、ふと「この先一生こういった生活を続けられるのか?」を考えるように。当時仲の良かった先輩が若くして亡くなったことで、いつ人生が終わるか分からないと感じ、「新たな挑戦(上京と転職)」を決断しました。「自分の力を活かして、より多くの人を幸せにしたい」という、漠然とした憧れもありましたね。
私がはじめ、リジョブに惹かれたのは、CHOであるKさんの「リジョブでは、雇われる人ではなく、一緒に会社を創っていく仲間にジョインしてほしい」という言葉でした。地元で流通業に従事していた時は大きな組織ということもあり、お客様のためにサービスをより良くしたいと思っても叶わないことが多くもどかしさを抱えていました。役員面接・代表面接を経て、全社一丸となって美容業界の課題に真摯に向き合うリジョブの文化や、本気で世の中をより良くしたいという熱量とビジョンに惹かれ入社を決意しました。
#きっかけは、営業時代の「インサイドセールスチーム立ち上げ」。組織創りの可能性に魅せられ、コーポレート推進UNITへ異動。
「人が好きで、人に関わる職種に就きたい」という想いがあり、ここまでの接客経験が活きる営業チームに配属。配属後はカルチャーショックの連続で、日々「なんて熱量の高い会社なんだろう!」と、みんなの仕事に対する当事者意識に圧倒されていました。
5歳以上年上の自分に対して、本質を伝え続けてくださったマネージャーAさん、言いづらいこともはっきりと伝えてくれた2017年度中途入社のIさん。理解が遅くとも真摯に向き合い続けてくれた2017年新卒のNさん。営業チームの仲間に、厳しくも私の「誰かのためになりたい」という想いを大事にしていただいた経験が、「この人たちとともに会社の未来を創っていきたい」という志に昇華していきました。
「皆が有言実行する(やるかやる)」リジョブのチーム力に触れ、主体性や行動力を尊敬し頑張り抜けたことは、その後の自分に大きな影響を与えました。誰かと比べて卑屈になるヒマもなく(笑)、それまでの人生をリセットした感覚で、業務へのコミットと、「この1年で、東出の名前を社内で知らない人がいないようにする」ことを目標に他部署の方にも積極的に声を掛け、人の環を広げ色んなことをたくさんの仲間に教えてもらいました。
その後、営業経験者として事務メンバーとともに「インサイドセールスポジションの立ち上げ」経験を通して、成果を上げること、営業と事務をつなぐこと、チームの士気を上げることにひとつひとつ向き合いました。チーム創りの面白さ、やりがいに目覚めた原点はこの経験です。後ろ向きだったメンバーの意識が「このチームでもっと頑張りたい」「お客様のお役に立ちたい」と前向きに変化する姿や、意識が変わると成果向上にもつながっていく現象を目の当たりにし、「チーム・組織を創る」ことへの関心が改めて深まったのです。
私の視点が広がったタイミングで、CHOのKさんに「一緒に組織創りをしよう」と声を掛けていただき、営業チームとして月間目標を達成し、事業も大事にするという有言実行を果たしたタイミングで、コーポレートメンバーの一員となりました。
☆ともに組織創りをするコーポレートメンバーと
#人柄だけでは足らないことを痛感。コーポでは、人生で一番避けてきた「覚悟と責任」に向き合う。
コーポレート配属となり、いざ人事や組織づくり、組織活性に関わるとなったときに、はじめにぶち当たった大きな壁があります。これまでの自分は「コミュニケーション力と即行動のバイタリティ」を武器にミッションを乗り切ってきたのですが、コーポに来て、それだけでは足らないと実感したことです。「これまではマネージャーなど、上に立つ誰かが覚悟を決めて責任を担ってくれて、自分はその中で120%やってきただけなんだ」という事実に直面し、「組織の未来の為に、覚悟と責任を持つ」ことが、のしかかってきたのです。これまで自分が意識的にも、無意識的にも、最も避けてきたことでした。
その間にも、コーポレートチームとして全社イベント推進や採用業務に携わる一方で、新たな動きとして社内で唯一の事業部人事としてリジョブのCSチームおよびグループ会社リザービアの組織づくりと事業づくりに向き合ってきました。CSでの顧客対応や、リザービアのチームづくりを通して「未知でも、やってみることで経験値が増えて自分への自信になる」ことも体感しましたし、ひとつのチームに向き合った経験を次のチームの事業部人事に活かすことで、徐々にグループ内の垣根がなくなっていき、まとまっていく実感はありましたが、それでも「自ら覚悟を持つ」ことについてはずっと確信が持てず、「とにかくやります!」という気合論に留まっていました。
事業部人事として大阪支社に配属となり、がむしゃらにやっていた中で私が真の「覚悟をもつ」きっかけとなったのが、2023年に起きた大阪支社での体制変化でした。
#「絶対逃げない」と対峙した、大阪支社の体制変化。仲間の勇気が、私の覚悟を目覚めさせてくれた。
大阪支社はメンバー十数名の拠点で、主に西日本の営業や顧客対応などを担っています。2023年前半まで支社長を担っていたマネージャーが諸事情により急遽退職することとなり、以降の大阪の体制をどうしていくか、一枚岩となり成果のあがる大阪チームをどう構築していくか、経営陣やCHOとともに、事業部人事である私も大きな課題と対峙することとなりました。
これまでの課題をチーム全員で振り返りつつ、答えがない中で「前を向いてこれからの大阪支社を創る」覚悟をまず決めてくれたのは、2019年新卒入社のYさんでした。新卒研修の際に営業を教えた後輩でもあったYさんが支社を担う覚悟を決める姿を目の当たりにした時に、「誰かが覚悟を決めてくれたことに甘え続ける自分でいいのか。自信が無いなんて言ってられない。絶対に逃げずに大阪支社を再構築し、Yさんと成果の出るチームを創る。」と、覚悟が芽生えたんです。
そこからは現場に入り、日々Yさんとチームと向き合い、お客様に寄り添い、心と頭と手足をフル稼働し続けました。ただの仲良しこよしではなく、皆で成長し、結果を出せるチームになりたい。その一心で全力コミットをし続けた結果、2023年10月には営業チーム達成率がついに100%超に。リジョブ入社後、私が最も「自分の持つコミュニケーション力という小手先ではなく、みんなと向き合って事業と組織を創れた」と心から実感できた瞬間でした。
☆再構築をともに走った大阪支社長Yさん。議論が白熱することもしばしば(笑)。でも本気でぶつかれるのは信頼しているからこそ。いつもありがとうございます!
#大阪、リジョブ、グループ全体。「みんなの挑戦とやりがい」を生み出す事業部人事として、これからも葛藤しながら全力コミットしていきます!
私は事業部人事として、大きな体制変化のあった大阪支社に向き合ったことで、「チームづくり」「事業づくり」の背景には、多くの人の想いや皆がひとつとなるための試行錯誤、責任者としての覚悟があることを体感しました。リジョブの事業部人事は経営陣と現場の想い、双方を理解した上で、時には現場に入り手を動かし、時には1on1でメンバーに向き合い、時には経営陣と組織について話し、時には業務効率向上のためのオペレーションの仕組みを整えていく、いわば組織を良くするために何でもやれる人です。
目の前の大阪メンバーのことも、全国のRグループメンバーのことも、お客様のことも、これからリジョブの仲間になる求職者のことも、同時並行で全てを大事にして、考えて決断して、実行していく。もともと「誰かのために」という想いを実行するメンバーばかりのリジョブの事業部人事なので、組織をより進化させるために、やりたいこと・やるべきことは正直、無限大です。
「大阪支社で覚悟を決めて、逃げずに問題と向き合い、みんなで成果やチームを創った経験」を通して、これからは、「ひとりひとりが創りたい世界・社会・チーム・自分のために、どれも諦めずに大切にするための挑戦をし続ける組織」にしていきたいという新たな夢ができました!
その夢に挑戦していく中でもきっと葛藤して、泣いて、それでも諦められなくて、泥臭く進んで、やっと出た成果にみんなで笑う。そうやって一生青春をしていくんだろうなと思います(笑)
☆とにかく仲間が大好き!両親の「敷居またげばファミリー」精神が、受け継がれています(笑)
自分の業務がどんなにパツパツでも、困っている人がいたら、いつも真っ先に手を差し伸べる東出さん。その人柄と利他の心に『覚悟』が備わったことで、気づいたら「大阪支社、リジョブ、Rグループ全体」にとって欠かせない、LOVEとPOWERの体現者となっていました。
「リジョブで6年半、がむしゃらに走ってきたことで、気づいたら『誰かのために』という当事者意識の範囲が、チームから部署全体、大阪支社、全社、そしてその先へと広がってきた実感があります。これからも自分ごとと思える範囲をより広げていきたいです」と話す東出さん。
リジョブには「誰かのために挑戦し続ける人を全力で応援する」カルチャーがあります。覚悟をもって、考え抜いて、やってみる。もちろん予想通りにいかないことがあっても、それを糧にして次に活かし挑戦し続ける。そんな東出さんのこれからの挑戦と組織の未来を、楽しみにしています!!