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ニュースでココロオドル人を増やすチーム作り

こんにちは!PR TIMESで代表を担当しています山口です。

今年3月に東証マザーズに上場してから半年が経ちました。「上場して変わりましたか?」と聞かれるのが、最も大きな変化です。私も当社も一瞬で変身するわけもなく、この機会を追求しつくさないと成長できないなと感じています。それは採用も同じです。

上場すると応募者の質量ともに何倍も向上するなんて言われていますが、そんなに簡単じゃありません。そもそも良いチームをつくるために、断トツで重要なのが採用なわけですから、上場で劇的に変化したらホント魔法です。

良いチームになる法則やましてコツなんて簡単なものはなく、研究しつくしてもチームの特徴や価値観によって千差万別。ハッキリした万能なチームはないと考えます。一方、チームをダメにする原則や法則は確かにありますが、ここでは当社がこんなチームへ成長したい論を書きとめます。

# ニュースで心がすさんでいませんか?

当社は、プレスリリースを配信するPR TIMESを運営しています。企業がお客さん、一般の生活者に馴染みの薄いBtoBサービス。さらに、「クライアント・ファースト」を行動指針に掲げる企業が多い広告やPRが事業領域なので、生活者にとって不信感すら覚える業界かもしれません(注)。

私たちが普段、サービスをより良くするために考えていることをWantedly的に言えば「ニュースでココロオドル人を増やす」こと。

世の中、本当に便利にも豊かにもなったと、年甲斐もなく感じます。平均寿命もさらに延びるだけでなく、より健康的に長く生活できるようにもなりました。でも、日々目にするニュースは、こうした実感とはかけ離れています。事件や事故、行政の失態、そして有名人のスキャンダル。こういったニュースがセンセーショナルに報じられ、ネット空間を駆け巡り、時を超えて傷跡として残るわけです。

たとえ、他人の不幸は蜜の味だとしても、心がすさむようなニュースがウケるとしても。とても残念です。

私たちはニュースの主役を変えたい。懸命に打ち込んだ仕事の成果がニュースになって、家族にも友人にも多くの人に伝わる、そしてもっと熱くもっと充実して働くひとを1人増やしたいと、考えています。

正直、難題です。一筋縄ではいきません。このように難易度が高いけど、実現したら社会のインパクトが大きい・・・だからこそ心躍り続けられるひとを迎え入れることが良いチームへの第一歩かなと。

# フラットでオープンな組織

今、この文章を書いているきっかけは、江口さん杉山さんの「フラット・オープン組織」エントリーです。

じゃあ、なぜフラットでオープンな組織にこだわるのか?それは当社が営業会社でなく、マーケティング志向な組織だから。(マーケティングの4~7Pの)なかでもプロダクトを重視していて。サービス開始してもプロダクト開発に注力しすぎて、初めてセールスを採用するまで1年かかったほどです。

私が新卒で入社した山一證券も、当社の親会社ベクトルもバリバリの営業会社でした。こうゆう会社は売上(粗利)という結果責任を支店や部そして課さらに営業マン個人へブレイクダウンし、予実を適宜且つ徹底的に進捗確認することで成果を挙げます。マッチョなデキる隊長が率いる軍隊イメージですね。

私たちは、顕在的な顧客層が当社サービスを利用するに至るプロセスを、徹底的に試行錯誤したい会社です。

事業環境は移ろいやすく、私も正解はわかりません。ひとりひとりが自律的に学んで、今までのやり方を変えたり、新しいことを創ったりすることが求められます。

いわゆる上の顔色を窺うヒラメでも、従順な鵜飼いの鵜でもダメ。役職も部門も役割であって、上下でも優劣でも何でもないんだから。クライアントやユーザーのために、良いも悪いもずけずけと本音で踏み込めないとマーケティングで大きな成果を挙げられないと考えています。といっても、まだまだです。当社は現在、そうゆう文化が醸成されているわけじゃないので、人為的に戦略として取り組んでいます。

# 良いチームには価値観も大切ですよね

週刊少年ジャンプのヒット作は、友情、努力、勝利がテーマであることが多いと知られています。コミック累計発行部数でギネス世界記録を更新中のONE PIECEは、まさにこれ。麦わらの一味が繰り広げる冒険に熱くなっているってことは、「友情、努力、勝利なんて前時代的な古い価値観」ってわけじゃなさそうです。

そして漫画の世界だけでなく、良いチームにはそれぞれ独特の価値観があります。価値観とは、体育会系とかサークルのノリとかザックリした社風でもなく、社是や社訓のように会社が社員へ約束させるものでもありません。社員同士がお互いの言動を、「それ、すげーカッコいい!」とか「そうゆうのダサいじゃん」とか言い合えるモノサシかな…、お互いに言い合えるレベルに達すると最高ですね。

じゃあ、当社ではどんな価値観を醸成しようとしているのか?それは、次の機会にしますね。もう2000文字を超えて、ここまで読んでくださった方でも長いと感じている頃では?

次回エントリーまで待てない方は、ぜひ直接お話ししましょう。

こちら「 PR TIMESで社長とフラットに仕事する方をWANTED! 」からご応募いただけると嬉しいです。


(注)私たちはクライアントの長期的な利益や成長のためにも、PR TIMESはパブリック・ファーストをコンセプトにしています。クライアントが伝わって欲しい情報や文脈を発信しても、生活者が楽しんだり必要としたりするニュースに達していないことがあるわけです。そんなときクライアントの意に沿って無理やり伝えるのでなく、大変でも頑張ってもらって、生活者がより価値を感じるニュースを発信するよう努めるのが私たちの考えです。

その結果、商品の撮影で有名な写真家を起用する企業まで現れています。例えば、この刀剣タイツの写真はAKB48のグラビアも撮影している青山裕企氏が撮影しています。


労力も予算もかかりますが、NHKとの商談に発展するほど大きな成果を生んでいます。

あ、注釈なのに、また長くなりそうなので、詳しくはこちら「1万円の「刀剣傘鞄」が即完売! “絵づくり”にこだわり、20万円超の撮影費も惜しまない戦国のプレスリリース戦略」をご覧ください。

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