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“人を元気にする” スポーツの価値が、Wantedly と引き合わせた。新リーダーとして目指すチームとは。【Upgrade Sales Squad, Unit Leader 中村岳】
『究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす』というミッションを実現すべく、最短距離で最大社会的インパクトを出そうと日々奮闘しているウォンテッドリーのメンバーたち。年齢も趣味も経歴も異なるメンバーが様々な業務に向き合いながら、何を想い、何を目指すのか。今だからこそ伝えたいメッセージをシリーズでお届けします。
今回は、セールスチームのユニットリーダーとして活躍されている中村さんにインタビュー。2023年5月に入社して約半年。持ち前の柔らかいオーラとリーダーシップで、メンバーから絶大な信頼を寄せられている中村さん。今回は中村さんのこれまで歩んできたキャリアや、目指したいチーム像についてお伺いしました!
登場人物
ウォンテッドリー株式会社 / Upgrade Sales Squad, Unit Leader 中村岳
2015年、新卒でリクルートに入社し、その後メガベンチャーのグループ会社を経て、前職の Magic Moment では、BPO 事業のマネジメントを経験。ウォンテッドリーには2023年5月に入社。Upgrade Sales Squad(フィールドセールス)に配属され、主に Wantedly Visit の新規営業を担当。23年9月からは同 Squad の Unit Leader を務める。
「人を元気にする」スポーツ業界への憧れ
ー中村さんは、どういう軸でファーストキャリアを選択したのでしょうか?
“成長できる環境があるか” という軸です。
元を辿ると、たくさんの人を元気にできるスポーツの価値に釘付けで、将来はプロスポーツチームの運営において活躍できる、ビジネスパーソンになるのが夢でした。
華やかなイメージのあるスポーツ業界ですが、何億円も貰える選手はほんの一握りです。ほとんどのプロスポーツ選手は、少ない収入で、個々の熱意を頼りに日々競技に励んでいます。たくさんの人に感動と元気を与えるスポーツを、もっともっと盛り上げるためには、プロスポーツチームとしての売上をしっかりつくって、ビジネスとして成立させることが何より重要だと思ったんです。
自分が運営をやるなら、それだけの力がある状態でチャレンジしたい。そう思って、ファーストキャリアは “ビジネスパーソンとして成長できる環境があるか” という軸で企業選びをしていました。「リクルートって成長できるらしい」という噂が学生の自分の耳にも入っていたので、面接でも特に違和感なく、ここだ!と思ってリクルートを1社目に選びました。
ーなるほど。私もスポーツで生まれる一体感みたいなのがすごく好きです...!中村さん自身がスポーツ選手になろうとは思わなかったんですか?
もちろん思いました!元々ずっとバスケをしていて、高校に上がる時には結構いろんな高校から特待生として声をかけてもらいました。そして、その時静岡で1番強かった高校に行ったんです。でもやっぱりプロになるにはちょっと道のりが険しくて...選手の道は諦めました。ちなみに高校の時は今から20-30 kg 痩せていたんですよ(笑)
(高校のバスケ部時代の中村さん)
ー(笑)私は今の雰囲気の方が好きですよ。ところでスポーツがとてもお好きなようですが、ハマったきっかけはやっぱりバスケですか?
元々、”頑張っている人” が好きなんです。どうしてかと言われると難しいですが、例えば小さい時から、甲子園やオリンピックを見ることや、他にもヌーやライオンの群れが一生懸命生きるために草原を走っている映像とか見るのが好きで(笑)
何かを一生懸命やる人にはつい目がいきますし、一生懸命やる人の周りには同じように頑張る人が集まる。そして応援する人もつく。そこから生み出される感動で、「自分も頑張ろう」って元気をもらえる。これが一番わかりやすく表れるのがスポーツだと思いました。
仲間と同じ方向にむかって走る “楽しさ”。マネジメント経験で培った価値観とは。
ー憧れのスポーツ業界に挑戦するために、リクルートでのキャリアをスタートさせてからは、どんなお仕事をされていましたか?
HOTPEPPER グルメの営業で、飲食店に対して売上 UP や業務効率化のための提案をしていました。ミッションは “担当エリアのカスタマーが、いつでもどこでもネット予約できる世界にすること”。当時、ガラケーのオーナーに対して「なぜネット予約が必要なのか?」を伝え続けて、一歩一歩、ネット予約ができる世界をつくっていきました。
と一口に言っても、けっこう苦労しました...。いろんなエピソードがあります。
飛び込み営業で粘りすぎて、怒った店主から玉ねぎを投げられたり(次の日謝りにいきアポ獲得。受注。断られてからが営業)、強面のオーナーに連れられて、色んな施設へお弁当を届ける道中で、助手席から運転席のオーナーに商談したり...。
ここには書ききれないほど様々な経験をしましたが、それでも地元を盛り上げたいと思っている飲食店のオーナーに、売上で貢献できた時にとても喜んでもらえて...。ここでの経験は今でも良い思い出です。
リクルートには約7年在籍していましたが、後半は営業チームリーダーを勤めました。リーダー1年目は、ただ上司から命じられた目標を追いかけるだけだったのですが、リーダー2年目で「これからだ!」と思った矢先にコロナ禍に突入。外食市場が相当厳しくなった時で、苦しんでいるマーケット(クライアント)と、メンバーの為に何ができるか?をとにかく考えました。そして自分なりの考えや目指すべきゴールを、チームメンバーにプレゼンしたんです。
その目標に向かって、メンバーが一丸となって頑張ってくれたのは本当に嬉しかったですし、毎週発表されるエリアランキングを見ながら、みんなでトップを目指し続けた過程は、心の底から楽しかったです。
初めての経験で苦労は多かったですが、戦略とチーム状況に合わせた戦術を考え、それをやり抜くための PDCA を回したり、メンバーと密なコミュニケーションをとったりなど、マネジメントの型を自分のものにできたので、1社目にリクルートという環境を選んでよかったと思っています。
そして何より、仕事に熱い信頼できる仲間と同じ方向を向いて、外食市場でネット予約が当たり前の世界を作れたことがすごく誇らしかったですし、その過程が自分にとっての “楽しい” 時間でした。プライベートでも飲みに行ったり遊んだりするくらい仲の良いメンバーたちと、自分たちの成長やクライアントのために本気で仕事に向き合えたことは、20代の自分にとって最高の環境だったと思います。
ーとても濃い経験をされたんですね。それから次のキャリアに進んでいったのは、どのような思いからでしょうか?
20代のうちに、別の価値観や、企画力などのスキルを身につけたいと思って、リクルートを離れることにしました。
次に入った会社では、仕事は楽しかった一方で職場の雰囲気が合わないな、と感じました。リクルートで、仕事における仲間の大切さを学んだのもあり、”誰と働くか” という要素も大事だと思ったため、自分とより価値観が合うメンバーがいる場所を求めました。
前職の Magic Moment は、セールスオペレーションクラウドを提供している当時”シリーズA”のスタートアップで、カルチャーがとても強く、Mission に対して明確な Value があり判断軸が徹底されていました。
ここでもマネジメントを経験し、クライアントに価値提供するために「ヒト×テクノロジー×オペレーション」をどう活用すれば1番インパクトが出るのか?を考え抜いて、チームで一丸となり取り組みました。
特に学びになったのは、営業のオペレーションです。ザ・モデル型の営業がこれから広がるであろうというタイミングで、今後のキャリアに大きく活きるかけがえの無い経験をできたと思います。
「人を元気にするサービス」Wantedly との出会い。自身の課題意識にダイレクトヒット。
ーWantedly との出会いと入社の決め手を教えてください!
私は2023年5月入社ですが、実は2019年には Wantedly に出会っていました(リクルートに在籍中)。当時リクルートは Wantedly を活用して営業メンバーの採用をしようとしていたんです。
せっかくなので Wantedly プロフィールを作ってみたら、ウォンテッドリーからスカウトをもらってカジュアル面談をしました。当時の記憶としては好印象で、「スポーツと同じかそれ以上に人を元気にすることができるサービスだな」と思い、いつかこんな素敵な会社で働きたいと思ったのを覚えています。
私がウォンテッドリーを良いなと思ったのは、自身の課題意識と重なったことも大きいです。
自分自身、スポーツを好きな気持ちが薄れたことはありませんが、社会に出てみて「自分が思っていたよりスポーツの力って限定的かもしれない」と思い始めていたんです。スポーツは、瞬間風速的に大きな感動と元気を与えてくれますが、ベースの生活が楽しくなければ効果が薄いな、と感じていました。例えば、土日にスポーツ観戦をして盛り上がっても、月曜日の朝を迎えるとテンション下がる...みたいな。これって勿体無いですよね。
楽しい感情を毎日持続するには、やっぱり一番多くの時間を費やす “仕事” がそもそも楽しくないと、いくらスポーツで楽しい時間を過ごしてもジリ貧な毎日だよな...と思っていたところだったので、ウォンテッドリーとの出会いは感動の瞬間でした。
ただ自分の転職のタイミングと合わず、HR 業界の経験も無い自分としては、遠い存在でした。1回選考落ちていますし(笑)
しかし、リクルートから転職するときに親身に相談に乗ってくださった、当時の人材紹介会社の担当、池田さん(現ウォンテッドリー採用担当)がウォンテッドリーで働いていることを知って、時々連絡をとりつつ入社のチャンスを伺っていました。そして、機会があって選考に進むことができ、入社した運びです。
改めてウォンテッドリー入社の決め手は、自分が学生の頃からやりたかった、”人を元気にする” ということを、ここなら最短距離でできると思ったこと、そして選考の中で色々な人と話し、自分自身が楽しく成長できそうだと思ったことです。
ー数年前からのご縁があったのですね!実際ウォンテッドリーに入ってみて思う良さはありますか?
入社前からわかっていた事でもありますが、プロダクトはやっぱり凄いです。今までの採用市場にはないポジショニングをしているプロダクトなので、普段お客様と商談をしていて、驚きや課題解決の可能性を感じていただけることが多いです。
カスタマーサクセスチームから Wantedly の採用成功事例を聞くときは、「 Wantedly じゃなかったら採用できていないだろうな」と思うことが多いので、改めて価値のあるプロダクトだと思います。
また、働いている人も全員素敵な人たちばかりです。会社の Mission が “究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす” というものですが、ここの Mission に共感して入っている人が全員だと思うので、「仕事に没頭して成長し、楽しみたい!」という共通の価値観を持って働けることはとても幸せです。
いつも楽しく成果をあげ、成長できるチームにしたい。
ー現在 Upgrade Sales Squad の Unit Leader を務めていらっしゃいますが、簡単に普段のお仕事について教えてください!
Upgrade Sales Squad は、Wantedly というプロダクトをお客様にプレゼンするチームで、今期から複数の Unit に分かれて業務にあたっています。私はプレイングマネージャーとして、自身も商談をしながら Unit のメンバーのサポートをしたり、より新規獲得できる組織になるよう施策の推進を行ったりしています。
ープレイングマネージャーということで、まずプレーヤーとしてのお仕事のやりがいや苦労など、お伺いして良いですか?
自分の好きな商品をクライアントにプレゼンできるのは、とても楽しいです!”共感採用” という、今までの日本の採用市場には全くない概念を知っていただき、価値が伝わる時にやりがいを感じます。ご縁がなかったとしても、お礼メールへの返信で「いつか必ず使いたいサービスです!」とご連絡が来ることもあります。売上に繋がらなかったとしても共感採用を伝えることに価値があるな、と日々思います。
苦労しているのは、人材業界の深さと広さです(笑)。スタートアップの企業様から創業100年の企業様まですべての企業様が提案先になり、様々な業界の”当たり前”が存在します。また、終身雇用・一括採用が当たり前だった歴史を理解した上で、代表や人事担当者と採用課題についてディスカッションし、プレゼンすることは、慣れるまで大変でした...。(まだまだ慣れてません笑)今も日々気づきがあります。
ー私も日々お客様と接する中で、学ぶことばかりです...! 次にリーダーの立場として、目指しているチーム像や、ご自身が目指したいリーダー像について教えてください!
いつも楽しく成果をあげ、成長できる Unit(チーム)にしていきたいです。
私が考える “楽しい” 状態とは、前述しましたが “仲間と同じ目標に向かって走っている” 状態です。一方で、ただ目標達成を求めるだけでなく、メンバー1人1人が自己成長のために自分で目標を決め、そこに向けて自分で PDCA を回せることが理想です。そして自分含めたメンバーそれぞれが、足し算ではなく掛け算的に相互に影響し成果を出し、Squad にも自然と影響を与えられる Unit(チーム)にしていきたいです。
目指しているリーダー像も同じで、楽しく成果をあげ、成長できているリーダーです。成果を出すためにできることを考え続け、自分にもメンバーにも要望し続けることを大事にしていきたいです。
私はリーダーという役割が好きだなと思います。初めてリクルートでリーダーを任せてもらい、メンバーの変化・成長を見るのがとても嬉しかったですし、個人の成長は周囲に伝播していくので、そのような相乗効果が生まれるのも、とても面白いと思っています。
ーありがとうございます!最後に、中村さん個人にフォーカスして、今後やってみたいこと、キャリア像などがあれば教えて下さい!
やっぱりスポーツは好きなので、関わり方はどうあれ、いつかチャレンジしたいですね。
オリンピックやワールドカップ等に限らず、学校の部活や公園での鬼ごっこでも、その空間はいつも真剣。それを見守る素敵な空間もあり。スポーツを取り巻く空間はいつ見てもいいなあと思います。スポーツは自分の原点でもあるので、夢として追いかけたいです!