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恐怖や不安は「挑戦」の証拠。「シゴト=作業」から「シゴト=趣味」を体現できるようになるまで。

「Wantedlyに転職して「仕事=趣味」「仕事=楽しいこと」を実現することは可能だと思うようになりました」

Wantedlyで働く人を紹介する「Wantedlyの中の人」。

今回紹介するのは、慶応幼稚舎出身の川又くん。松岡修造のごとく毎回企業さまに対して熱く接している姿が印象的です。

いまでこそ熱さ全開の彼ですが、中学生の時、ある出来事がきっかけで、一度は心を閉ざしていたそうです。そこらか立ち直り、自分を肯定し、周りとは違う道を歩むようになったきっかけ。そして、「自分と同じようにシゴトで苦しんでいる人のためになにかしたい」と思うようになるまでを伺いました。


Kenji Kawamata Profile - Wantedly
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苦労知らずの僕の全てが変わった、忘れられない一日

珍しいとは思うのですが、慶應義塾幼稚舎出身で、いわゆる下からの内部生です。結構「初めて会いました!」みたいなことを言われることは多いです。

性格に関しましては、かなり「わがままな性格」だったと思います。本当に今思うと恥ずかしいのですが、特に幼少期は、何不自由なく生活を送らせて頂いてましたので、「苦労」を知らずに育っていました。

しかし、「わがまま少年」の出鼻は、あることをきっかけに思い切りへし折られることになります。少し深刻なお話になってしまって大変恐縮なのですが、父親の経営していた会社が、バブル崩壊とリーマンショックによって、破綻をしてしまったんです。

それによって「今までの生活」が大きく変わりました。これまで存在していた良い意味での「凄い(家柄)」が、逆の意味での「凄い」に変わった瞬間でした。

これが自分の今までの人生の中で、大きな転換期となり、今持っている自分の「価値観」が作られたきっかけになったと思っています。

今でこそ冷静に振り返る余裕がありますが、当時は本当に苦しかったです。中学生の頃なので「当時は何で僕がこんな目に、、、」と毎日苦しんでいました。学校にも行きたくなかったですし、家にも帰りたくなかった。今まで、ごく当たり前のように過ごしていた生活、そして当たり前のように存在していた身の回りにある「大切なもの」が一瞬で無くなったという出来事は、挫折でもあり転機でもあったと思います。

ただ、この事がきっかけで「信頼」に対する考え方が、「もともと存在しているもの」から「自ら築き上げていくもの」へとガラッと変わりました

「信頼」は最初からあるものではなくて、ちゃんと積み上げていって初めて生まれるもの。そして何より積み重ねていったとしても、一瞬で無くなることもある。

社会人としては当たり前な考えかもしれませんが、あの経験がなければ僕は驕り続けていたかもしれないと思うと、ある意味でとても貴重な体験をさせて頂いたと思っています。

自分をさらけ出すのが怖かった僕の「人生を変えた一言」

人生に対して後ろ向きだった僕が変わることができたきっかけは、「就職活動中の母の一言」でした。

正直、大学2年生頃までは、なかなか自分自身のことを発することはできなかったです。これはしなかったといったほうが正解だと思います。ある意味発言することによって、新しい出会いも「うまく行かなくなってしまう」、「相手からの印象が悪くなってしまう」みたいな恐怖心があったからなんですよね。

なので、「自分自身の話」は極力してなかったですし、あまり周囲とも溶け込むような感じではなかったかと思います。周りの人との間に見えない壁を作っていたんでしょうね。久々に会う高校の親友からは、「お前本当にあの頃、性格硬かったよな」とよく言われます。

ちゃんと現実を受け入れられるようになったのは、大学の3〜4 年生あたり、就職活動の時期でした。


(大学時代の一コマ。テニススクールで教えていました)

あまり自分では意識していなかったのですが、ある時「フッ」と自分自身のことを話すことが、本当の自分のことを知って貰う「きっかけ」にもなるし、「話すこと=自分の強さ」にもなるって考えられるようになっていたんです。

そのきっかけを与えてくれたのが母の言葉でした。

エントリーシートにある「挫折した経験は何ですか?」という項目。最初は一切身内に起こったことは書かないようにしてました。書けば落とされるとどこかで思っていたんですよね。いわゆる「恐怖心からくる躊躇」でした。

ただ、そんな風に悩んでいる自分を見た母が「あなたは、あなただからね」と一言言ってくれたんです。とっても重みのある、自分の今まで固く閉ざしていた「扉」を一気に開いてくれたような言葉でした。今まで、嫌なことがあると「誰かのせい」にして、そこから逃げていた自分に気づいたんです。

なので、思い切って「自分自身のこと」を親友に話したりとかしてみました。話しているうちに、色々と感想をもらえて、そこで初めて、自分は「普通、経験できることがない経験をさせてもらった。むしろ、こういう経験を早いうちからすることができてラッキーだった」と思えるようになったんです。

辛いことがあったとしても、「いや、あれに比べたら大したことない」と思えるようになったり、「落ちるところまで落ちたってことは、もう上がるしかないな」という風に思えてきたんです。

「今起こっている現象は、今の自分に何かを伝えようとしている」という好きな言葉があるのですが、まさにその通りだなと思ったきっかけにもなりましたね。今までの人生において「大きく変われた時期」だったと今振り返ってみると思えます。

周りの流れに逆らい、内定受諾直前で大手企業からベンチャーへ

どん底から立ち直った大学生活を経て、前職、私は不動産投資のベンチャー企業で「営業」として働いていました。

家族、親族共に「不動産・建設」に関係していたので、幼い頃から、建物に対しての親近感が強かったんです。その中でも、「投資」の領域に踏み込んだのは、日本と比べ海外では「投資」というものが、ごく当たり前で単純に興味を持ったということ。入社の決め手は、不動産かつ、「今までにないやり方で、新たな価値を広めていく」という社長の考え方に共感したからでした。

「なぜベンチャーを選択したのか?」という質問は友人からもよく聞かれました。

というのも、慶應義塾幼稚舎出身の同期は、いわゆる大手に就職する傾向が多くありました。正直、最初は自分もそうなるだろうと思っていました。ただ、最後の最後になって「いやいや、それでいいのかよ」って思うようになったんですよね。家族の力におんぶにだっこで生きてきた現実が大きく変わった経験が、「同じ世代の誰よりも早く成長して行きたい」という気持ちに火をつけたのだと思います。

「成長」をするためにも、周りとは違った行動を取ることによって、新たな道を切り開いて行くべきなのではないかと、この頃強く信じてました。それ故、ギリギリのところで大手の内定を辞退し、ベンチャーに進むことを決めました。

「シゴトでココロオドル」という理想を追いかけて

しかし、ベンチャーで働き始めて半年くらい経ち、自分のしていることが「仕事」ではなく、「作業」になってきていると感じました。会社の規模が大きくなるにつれて、「毎日80〜100件電話をかける」といった業務が続くようになったんです。

入社した時から、辞めるまで、私は会社のことはとても好きでした。しかし、毎日言われたことだけを淡々とこなすことがゴールになり、徐々に「営業=売るためにやること」「仕事=生活していくためにやること」と、あくまでも自分の中で、仕事への考え方が変わっていきました。

自分が好きだった企業のことが、働き方のせいでだんだんと嫌いになっていっていくことは辛かったです。一方で、学生の頃から「仕事=趣味」にしたいという「憧れ」を強く持っていました。そのためには働き方を変えるしか無い。そう思い、次の転職先が決まっていない状態で、会社を辞めることを決意しました。

「会社とのマッチングができずに、苦しくなってしまった」という経験から、今まで考えもしなかったHR業界に目を向けて、転職活動をスタートしました。

そんな中で、「会社のブランドや給与ではなく、会社の事業内容やビジョンのみを打ち出す媒体がある」という話を聞き、衝撃を受けたのを今でも覚えています。会社とユーザーの価値観でマッチングを生み出し、双方がハッピーな状態で一緒に働くことができる。代表の仲さんの本も読ませて頂き、書かれているビジョンが、まさに自分のやりたいことでびっくりしました。「自分のやりたいことが、ここにある」そう思い、「話を聞きに行きたい」ボタンを迷わずに押しました。

それから人事部長の大谷さんを始め、セールスリーダーの川口さんと藤本さん、仲社長といったメンバーとお話しをさせて頂き、最終的には、自分のような「1社目で苦しい思いをする人たちを、世の中から減らしていきたい」という想いから、Wantedlyに入社させて頂くことになりました。

なぜ、「仕事=趣味」を体現できているのか

Wantedlyに入社してから、毎日「仕事=趣味」が体現できていると感じています。

例えば、部活動とか学生時代に本気で打ち込む何かってあると思うんですけど、当然その中にも「苦しい時期」っていうのがあると思うんです。僕の場合は「テニス」がそれに当たりました。全然勝てなくて、とにかく苦しい、うまくいかない、でも、好きだから続けられる。いわゆる没頭している状態。その状態が、いま「仕事」でも起こっている。



(Wantedlyセールスチーム)

前職では苦しくて、嫌いになりかけていた「仕事」が、正直ここまで変わるとは思ってもいなかったですね。

なぜ「仕事=趣味」にすることができたのか。それは「価値観のマッチング」ができているからだと思います。自分がやりたいこと・やっていることと会社の方向性やビジョンが同じ方向を向いている。だからこそ仕事が楽しくなっているんだと感じています。

自分と同じように、会社との相性にズレが生じてきて、苦しい思いをしている人を一人でも無くしたい。そして「仕事」に対する価値観を変えていきたい。僕にとって、その「想い」を叶えるために一番適している場所がWantedlyだと思ったんです。

もし、やりたいことが無くて苦しんでいる人がいたら、「自分の抱えている悩みを解決するところはどこだろう」と考えてみると、自分の価値観と合う企業に出会えるかもしれません。

直近の目標としては、この会社と一緒にWantedlyを「世の中の当たり前」にしたいなと思ってます。まずは、少しでも多くの企業様にこの媒体の良さを知って頂き、今まで出会うことができなかった方々との「出会い」を体験して頂きたいです。

恐怖や不安は挑戦しているからこそ感じるもの。だからこそ勇気を持って飛び込んでみて欲しい。

Wantedlyに転職して「仕事=趣味」「仕事=楽しいこと」を実現することは可能だと思うようになりました。

ただ、それを実現するためには、「苦しみ」や「恐怖」といったものと戦うことになります。

「今いる環境を変えたいんだけど、恐怖心や周りの反対もあって辞められない」というような、新たなステージへの一歩が、なかなか踏み出せない方々が今の日本には多いと感じてます。

自分も最初はそうでした。ただ、「恐怖・不安」というものは、「挑戦しているからこそ感じられるもの」なんだと思っています。





その「挑戦」は、うまくいかなかったとしても「経験」という形で自分の「価値」へと変わります。新たな道へ一歩踏み出したからこそ、得られる経験や結果もあります。

時間が経つにつれて、どうしても行動することが難しくなってきます。

「思ったらすぐに行動」してみてください。きっとその行動は、自分への価値として戻ってきます。

まずは、「話を聞きに行く」ボタンから、是非お気軽に遊びに来て下さい。


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”究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす” ウォンテッドリーは、究極の適材適所を通じて、あらゆる人がシゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できるような「はたらくすべての人のインフラ」を構築しています。 私たちは「シゴトでココロオドル」瞬間とは「シゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できる状態」瞬間と定義しています。 その没頭状態に入るには、内なるモチベーションを産み出す3要素が重要と考えています。 ・自律:バリュー(行動指針)を理解していて、自分で意思決定しながらゴールへ向かっている状態 ・共感:ミッションを有意義なものであり、その達成が自分の使命と感じられる状態 ・挑戦:簡単/困難すぎないハードルを持ち、成長を実感しながらフロー状態で取り組んでいる状態 この要素に基づき、下記のプロダクトを開発しています。 ・「共感」を軸にした運命の出会いを創出する会社訪問アプリ「Wantedly Visit」 ・働き手同士のつながりを深めるつながり管理アプリ「Wantedly People」 2020年より従業員の定着・活躍を支援すべく提供開始したEngagement Suite ・新しい福利厚生「Perk」 ・モチベーション・マネジメント「Pulse」 ・社内報「Story」 目下の目標は全世界1000万人のユーザーにWantedlyを使っていただくこと。 そのため海外展開にも積極的に取り組んでおり、シンガポールに拠点を構えています。
Wantedly, Inc.


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