ISUCON公式Blog
お題となるWebサービスを決められたレギュレーションの中で限界まで高速化を図るチューニングバトル、それがISUCONです。
https://isucon.net/
こんにちは!ウォンテッドリー株式会社の竹内みずき(@amanda__mt)です。
来週の土曜日に、仕事より忙しい8時間がやってきますね。
いつもの “ちょっとしたお願い” を聞くために多くのエンジニア有志が集まり、いい感じに高速化をしていく ISUCON13 が11月24日に開催されます。
ウォンテッドリーでは昨年に続き ISUCON13 に協賛させていただく運びとなりました。
公式サイトより引用
お題となるWebサービスを決められたレギュレーションの中で限界まで高速化を図るチューニングバトル、それが ISUCON です。
ウォンテッドリーでは Go Conference, RubyKaigi, JS Conf, Rust.Tokyo, iOSDC, DroidKaigi, 人工知能学会全国大会など、幅広い技術領域のカンファレンスや学会協賛を行ってまいりました。
このような各種テックカンファレンスへの協賛参加可否はエンジニアと話し合い、私達が力を入れている/これから入れたいと思っている技術スタックや取り組みに近いコミュニティに支援を行っています。
ISUCON 協賛は毎年数分で協賛枠が売り切れてしまうほどの人気です。今年もぜひとも協賛したいというエンジニアの強い想いを受け取り、この度協賛する運びとなりました。
ウォンテッドリーでは新人研修の一貫として2015年より継続して社内 ISUCON を開催してきました。
※ 以前は新卒研修と呼んでいましたが、最近では誰でも参加できるよう新人研修という呼び方に変更
新人研修に求めるものとして、プロダクトに価値を与える技術(= 高速化技術)を学ぶ機会、そして技術的に広い領域に触れる経験があります。
ISUCON ではスコアを競うため高いモチベーションを保つことができ、高速化のプロセスを実践することが可能です。また、高速化の知見やブログが資産として残っていることも非常に良い機会だと考えてきました。
合わせて WEB サービスの高速化には幅広い技術が必要ですが、全てを知っている完璧な新人はなかなかいません。そこで社内 ISUCON が自分に足りない部分を補う良い機会になります。
例えば WEB アプリケーション開発の経験豊富なエンジニアが社内 ISUCON を通じて OS, ミドルウェア, モニタリングツールなどのインフラ知識を習得したり、逆にコンピューターサイエンスに強いが WEB 開発経験のないエンジニアが WEB アプリケーションに必要な技術スタックを習得することが出来ます。
上記のように社内 ISUCON が技術的に広い領域に触れる機会となるよう取り組んできました。
Amazon のレスポンスが 100ms 早くなると1%の売上が上がり、Google の検索スピードが 500ms 早くなると20%検索量が上がると言われています。
ウォンテッドリーもレスポンスが30%向上すると10%応募数が増えるとされており、高速化技術はプロダクトへダイレクトに価値を与えます。また、Wantedly Visit の募集一覧やスカウトでの検索周りはユーザー体験にダイレクトに影響するので、速度をかなり意識してアーキテクチャの変更や改善を行っています。
ここでは ISUCON の知識が特に効いてきます。
もしこの取り組みについてもっと話を聞いてみたい方は、ぜひ話を聞きに行きたいボタンを押してみてください。
出典
Marissa Mayer at Web 2.0
Why Brands Are Fighting Over Milliseconds
今回は弊社のエンジニアを1人以上含むチームが5組参加予定です。
出場チーム全員、本選出場に向けて頑張っていきます
みなさんで一緒にこの高いハードルを乗り越え、いい感じにスピードアップしましょう!
By 市古
自分はウォンテッドリー入社前からISUCONに出場していたこともあり、毎年 ISUCON の季節がやってくる度にとてもワクワクしています。イベント当日は、普段の業務とは一味違うこのワクワクを思う存分コードにぶつけ、全力で優勝を勝ち取りにいく所存です!