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『シゴトでココロオドルひとをふやす』というミッションを実現すべく、最短距離で最大社会的インパクトを出そうと日々奮闘しているウォンテッドリーのメンバーたち。年齢も趣味も経歴も異なるメンバーが様々な業務に向き合いながら、何を想い・何を目指すのか。今だからこそ伝えたいメッセージをシリーズでお届けします。
今回は、セールスチームの佐々木さんにインタビュー。北海道から上京後、日本を代表する大手企業・伊藤忠商事株式会社にてキャリアをスタートさせた経歴の持ち主です。彼がなぜ総合商社からベンチャー企業に飛び込んだのか。運命を感じた転機に迫ります。
◆登場人物:
ウォンテッドリー株式会社 / Sales Squad 佐々木啓真
北海道大学卒業後、伊藤忠商事株式会社に2018年に新卒入社。不動産部門で不動産開発をメインに予決算管理や事業会社管理といった業務を行う。2021年3月にウォンテッドリー株式会社に転職し、セールス担当に。2021年度4Qはビジネスチーム内の準MVPを獲得した。
ー数ある企業の中から、ファーストキャリアに商社を選んだ理由を教えて下さい。
商社なら、自分が最も成長できそうな環境だと感じたからです。当時の僕は、社会に出てビジネスパーソンとして成長していきたいと漠然と考えていたものの、まだ世の中のことを何も知らない状態だという自覚はありました。そのため、まずは周囲に優秀な人がたくさんいるであろう環境に身を置き、揉まれることでビジネスパーソンとして成長したいと考えたのです。
最終的に伊藤忠商事を選んだのは、選考でご縁があったからなのですが、実は伊藤忠商事のオフィスの隣に、部活で目標としていた“神宮球場”があったのも決め手でした(笑)
ーベンチャーか大手か、という選択肢の悩みはありましたか?
就活時は日系大手企業しか見ませんでした。伊藤忠商事もその1つで、いくつか選考に進んだ中から、ご縁があったところにしようということだけ決めていました。
僕は大学時代に野球に打ち込んでおり、体育会系野球部でキャプテンを務めていました。部活が就活のせいで疎かになるのは避けたく、部活動を優先して就活をスタートさせていました。そのため就活に時間を割く余裕がなかったのが本音です。北海道から東京に頻繁に行くことも難しいですし。就活も部活も全力でやりたいとはいえ、手を広げると大変だったので、最初に「日系大手企業だけ」と目標を絞っていました。
ースタートアップやベンチャー企業へどのような印象を持っていましたか?
今でも仲が良い高校の同級生がスタートアップへ就職を決めていましたが、僕にとってはピンと来ていませんでした。当時はまだ「そういう人生もあるんだろうな」くらいの認識です。何が良い・悪いの判断ができるほどベンチャー企業への知識や情報もなく、まずは色々な経験を積めそうな大手企業のみを見ていました。
ー伊藤忠商事に入社後、具体的にどのような業務を担当していましたか?
僕が配属されたのは不動産を扱う建設不動産部門という部署で、その中でも賃貸マンションの用地取得、開発、運用、売却の流れを一通り経験しました。用地取得はある土地に賃貸マンションを建てたら、どのくらい収益が出そうかを検証し、その検証した数字を元に土地を購入します。開発は土地を買った後にゼネコンに発注をして、土地購入時の計画に合わせて開発を進めるという業務です。建設現場の事務所に行き進捗確認をしたこともあれば、現場担当が判断できるレベルでの意思決定をさせてもらうこともありました。
運用は自社が保有しているマンションの稼働率に合わせて、賃料設定などの賃貸条件を考えることがメインです。売却の時は契約書の作成と確認作業があるのですが、契約書のボリュームが大きいためとにかく大変でした。上記のようにいわゆるデベロッパーのような業務がメインでしたね。
ー規模の大きな案件も多そうです。やりがいもあったのでは?
予想以上に裁量権のある仕事が多く、非常にやりがいを感じていました。成約後は億単位のプロジェクトになるので、僕たち新卒1〜2年目は稟議に至るまでを任せてもらえていました。契約に至るまでの部分は先輩社員と僕だけで進められるケースも多く、裁量権もあれば自由度も高いのが伊藤忠商事の良いところでした。
また、入社1〜2年目の時は自部署の予決算管理や事業会社管理という業務にも携わりました。総じて財務諸表を一通り見る経験だったり、契約書を作成する経験ができたのはとても貴重でした。
ー伊藤忠商事で得た経験はどのようなモノでしたか?
伊藤忠商事で基礎的なビジネススキル・マナーを習得できたのはもちろん、財務・法務・経理系の知識やスキルを得ることができ、今も顧客との契約時に役立っています。難易度の高い業務や顧客との関係調整などを任せてもらえたことも良い経験でした。ただ与えられた作業をこなす日々ではなく、シゴトを通じて常に「自分はどうしたいか」を考える環境にいられたのは非常に良かったと思います。
そして何より優秀な同期・先輩・上司たちと出会えたことが、かけがえのない財産になりました。シゴトに責任を持ち、自分で考えて行動できる自律した大人にたくさん出会えました。
ー前職でやりがいを感じていたにも関わらず、転職を意識した理由を教えて下さい。
何か決定的なキッカケや出来事があったわけではないのですが、就活時の目標だった個人の成長がある程度実感できてきたタイミングで考えはじめました。まだ未熟な部分もありましたが、自律して仕事を進められる感覚をハッキリと持つことができていたのが大きかったと思います。そして成長の実感を得たのと同時に、「シゴトを通じて、自分は何がしたいのか」ということを考えるようになったタイミングでした。
元々、神宮球場が近いという理由などで就職先を決めているくらいなので、「何をするか」という観点はそれまでこれっぽっちも考えていなかったのです。だからこそ次のステップアップのために、他社の人とも話をして、自分は何がしたいのかを整理したいと思えたのがキッカケです。
ー「何がしたいのか」を探す過程で、どんな人に出会いましたか?
まず、業界や規模感の違う企業の人に話を聞いてみようと思い、転職サイトに登録しました。スカウトが来たところに話を聞きに行ったり、外資系・ベンチャー・スタートアップの知人にもたくさん会いました。特に印象に残ったのは、とあるベンチャー企業の営業責任者の方です。体育会系の部活動をやっていた方で、総合商社を社会人5年目で転職していたため、バックグラウンドに近いものを感じました。
お会いした時「やりたいことも分からないまま、なんとなくで転職先を決めたところで、やりたいことなんてずっと見つからないよ」とハッキリ言われたのが印象的でした。妥協した考えのまま、なんとなくキャリアを考えていた僕の心の内を鋭く突かれた一言でした。
ーIT業界・外資系を見ていたのはどのような理由があったのでしょうか?
そもそも商社にこのままずっといても、劇的な異動はないと悟っていました。何がやりたいか不明な状態のまま不動産業界に携わり続けたいのか、正直モヤモヤしていたのです。そのため、「幅広い事ができそうなIT業界かつ有名な外資系企業なら、自分のキャリアの幅も広がるだろう。」くらいの甘い考えしかありませんでした。
伊藤忠商事にこのまま数年いたらもう動けなくなるだろうから、今動かないとという焦りもあり、「知り合いの繋がりで入れそうな企業にとりあえず転職し、じっくり今後のキャリアを考えればいいや」と投げやりに決めていただけでした。
ー転職活動中、モヤモヤした気持ちが晴れていったのは何がキッカケでしたか?
結局、数多くの会社説明を聞いてもピンと来ないまま時間だけが過ぎ、「このまま続けても意味がないのかな。結局自分のやりたいことって何だろう?」と模索する日々が続いていました。そんなある日、あるベンチャー企業に興味を持ち、転職エージェントの方に「この会社に興味がある」と切り出したことがあったんです。
その会社に興味を持ったキッカケは、掲げているミッションが印象的だったのと、カルチャーも良さそうだったからです。しかし、自分はまだ社会人3年目のジュニア人材ですし、採用枠があるかわかりませんでした。そこでエージェントの方に相談したのです。
すると彼は「求人票は掲載されていないけれど、『Wantedly Visit』からなら、直接話を聞けるかもしれないよ」と言ったのです。Wantedly Visitは学生時代に登録したまま特に使っていなかったのですが「何かオモシロい会社が見つかるかも」と思えたタイミングが転機でした。
ー転職の軸を変えた時期と重なっていたのですね!
長らく答えが見つからないまま色々な企業の話を聞く日々だけ過ぎて行き、転職のモチベーションが中だるみしてた中、「掲げているミッションに共感できる会社だったら、自分が何のために働くのかも明確に言えるようになるだろう」という考えが出はじめたタイミングでした。
転職軸を思い切って変えてみようと奮い立ったのと同時に、Wantedly Visitを使いはじめた途端、運営元のウォンテッドリー株式会社からスカウトが来たのは驚きました。これは何かの縁に違いないと感じ、カジュアル面談をすることにしたのです。
ー伊藤忠商事とあまりにも違う企業へ飛び込むことに違和感や不安はありましたか?
実はウォンテッドリーへの転職は、スカウトを受け取った瞬間決めたんです。自分が共感できる会社に行くべきだよなと腑に落ちたタイミングでの縁でしたので、これは運命だろうとさえ思っていました。
カジュアル面談から選考の過程で懸念もなく、サクサク進んでいったと思います。ベンチャー企業や、ウォンテッドリーに関する自分の考え・発想を面談で答え合わせさせてもらった感覚でした。伊藤忠商事からの転職や、商社を退職することに関する不安・迷いは無かったですね。
ー入社して早半年。入社して良いと思えたギャップ、出来事はありますか?
ウォンテッドリーに入社して、オフィスの居心地の良さに驚いています。ずっと居られるし、仕事に集中できる環境だと感じています。固定席とフリーアドレスな部分を自由に選んで働けるのは良いですね。周囲も集中して働いているメンバーが多く、無駄な作業やダラダラとした雑談が発生しない、メリハリのある環境が気に入っています。
ぶっちゃけ、収入面は大きく下がりました。おそらくどの企業に行こうが多少は下がると思っていたのでショックはそこまで大きくはないです。代わりに、収入以上に価値がある“経験を買った”と感じています。将来的に自分自身の力になるだろうモノ・知識・情報が一気に増えました。ITのリテラシー、顧客や社員との様々な人との関係性・コミュニティも増え、ウォンテッドリーに飛び込めて良かったと感じています。
ー仕事面ではいかがでしょうか?
僕は現在セールスチームに在籍しており、顧客対応や商談などが主な業務です。それに加え、プロダクト全体に関わるプロジェクトも兼務しています。そちらでは、開発業務を担うエンジニアメンバーとも協業をしながら施策をスピーディーに回しています。ウォンテッドリーでは、プロダクトの課題に応じて必要な時に必要な人がフレキシブルに集められチームが構成されることがあり、部署やチームを超えた連携ができるのも良いと感じます。
ウォンテッドリーはいい意味でまだ整ってない環境かつ若い人が多いからこそ、年齢・役職関係なくやれること・考えていることを自ら突き進んでいける環境なのも良いと感じます。大手企業だと、プロジェクトリーダーは40代の方々が多かったので、若さも良いギャップです。入社後間もない若手の自分でも、考えたことを自由に発信し、オーナーシップを持って課題に取り組むことができ、インパクトを与えやすい環境なのが良いですね。
ー最後に、今後の目標としているものがあれば教えて下さい。
僕たちが運営しているWantedly Visitは非常に良いプロダクトだと思います。今後もむやみにユーザーの数を増加させるような取りくみではなく、特徴や魅力を正しく伝えることができれば、プロダクトの世界観に共感し、納得して使ってくださる方がさらに増えていくと信じています。
Wantedly Visitは、使ってくださるユーザーがいてこそ成り立つプロダクトだと思っているので、今後は僕自身もユーザーに対して何かしら良い影響・良いアプローチをしていきたいと考えています。最近、セールスの業務に加え、部署横断型での新規プロジェクトで開発メンバーと絡む機会が増えてきており、非常に良い影響を受けています。
今やっているセールスチームのミッションを120〜130%の力でコミットしながら、業務の幅をより広げていきたいです。そしてより良い顧客体験や良いコンテンツを増やしていくことに挑戦したいです。
今回は大手企業から思い切って大きく環境を変え、転職したメンバーのインタビューをお送りしました。彼の転職経験や入社後の働き方・考え方に興味を持っていただけたら、ぜひカジュアル面談してみませんか?
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