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「働くこと」への固定観念を一変させた、Wantedlyでの就職活動

社会に出る前の学生にとって、初めての就職活動は分からないことだらけ。これまでのイメージや常識に囚われ視野が狭くなっていたことに、後から気づくこともあります。

Wantedlyを中心に就職活動を行い、IT企業に内定した池田瑛里香さん。コロナ禍での就活をどんな考えのもと進め、その中で自分が持っていたイメージや常識がどのように変わっていったかを教えて下さいました。

池田瑛里香さんプロフィール
都立高校卒業後、塾講師のアルバイトや国際交流ボランティア活動を1年ほど経験し、アメリカの大学に入学。経営学専攻。一時帰国中に東京の福祉系企業でのインターンをする。卒業後は日本のIT企業に就職予定。身体障害を持ち、車椅子を使用中。一人旅が好き。

高いハードルを求めてアメリカ留学を決意

--現在大学でどのようなことをされているかを教えて頂けますか?

今アメリカのノースカロライナ州にあるセントアンドリュース大学というところで、経営学を学んでいます。あと1年ほどで卒業する予定です。

もともと日本の大学に進学する予定で色々と調べていたんですが、私が身体障害を持っていまして車椅子に乗っていることもあり、入学して生活する上でのハードルがかなりあることが分かってきました。

一方でアメリカの場合どこの大学でも寮へ簡単に車いすで入れたり、奨学金の制度がすごく整っていて環境面が充実している。ですので奨学金をもし獲得できれば、経済的にも日本の私立大学に進学するより助かるなと思ったのがアメリカの大学に進学しようと思った一つ目の理由です。

もう一つの理由は、高校まで自分が「障害を持っているのに人並みに頑張っているね」みたいな目で見られることがあってそれがすごく嫌だったんですね。もし今この瞬間に歩けるようになっても、ちゃんと社会から必要とされる人間になりたいと思っていたので、留学のような世間一般的にもハードルが高いことをすれば、自分の能力をもっと見てもらえるのかなっていう考えがありました。

--実際に留学をされていかがですか?

母国語ではない言語で学ぶというのが最初とても難しかったんですが、教授がすごく助けてくれました。私がいる大学はリベラルアーツ大学っていう部類に入るんですけど、教授たちが自分の研究をあまりせずに、生徒のために尽くしてくれるっていうのが特徴なんですね。なのでいつでもオフィスに行けば手伝ってくれたり、何でも教えてくれるので、助けを求める勇気さえあればなんとかなると今は思っています。

授業は日本の大学とは違い、ディスカッションが多くて常に会話している感じです。私はビジネスアドミニストレーションという学部で、ビジネス全般を幅広く学んでいます。例えば会計とかマーケティングとか、ファイナンスとかですね。この学部にいる人は将来MBAを取りたい人が多いので、その準備みたいな位置づけにしている人も沢山います。私はその中でも特にマネジメントに興味があって専門的に勉強する予定です。

会社選びで大切なのは「ストーリー」の手触りをつかむこと

アメリカの大学に留学中からWantedlyを通して、就職活動の情報を収集していたという池田さん。どんな活用方法で自分にマッチした企業かを判断していたのでしょうか?

--就職活動はどんな風に進められたんですか?

一般的に日本からアメリカに留学した学生はボストンキャリアフォーラムというイベントで就職先を探すことが多いと思います。ただ私はわざわざそのためにボストンに行きたくないなと思っていました。

夏休みのタイミングで日本に帰ってきてで就活を進めたいなと思っていまして、アメリカで下調べをしていました。ただ新型コロナウィルスの影響もあり、私自身予定より早く4月に日本に一時帰国して、そこから少し早めに就職活動を始めましたね。

情報は主にWantedlyを使って集めていました。尊敬する先輩から、就活するならWantedly がいいよという風に留学する前に教えてもらっていてメモに残しておいたことが存在を知ったきっかけです。

会社にカジュアルに話を聞きに行こうというコンセプトが斬新で他にないサービスだなと思いました。例えば大学でもLinkedInを使うように勧められるんですけど、かしこまった印象がありました。自分自身は会社を探すに辺り、まずは企業の方と話してみたいなという思いが強かったので自分の志向ともあっていましたね。

--具体的にWantedlyをどのように活用されたんですか?

最初はミートアップにたくさん応募しました。その中から興味が沸いた企業にそのままエントリーしたりして。そこからカジュアル面談の回数も増やしていきましたね。後はスカウトをいただいた企業の方と話をさせていただいたりもしました。

興味を持って話を聞かせていただいたのはIT企業が多かったですね。自分は将来的に障害を持っている人やマイノリティの方が、自己実現の為に長く働ける場を見つけることができる社会を作っていきたいなと思っています。それに向けて今存在している色々な人事制度の課題を解決する為に働きたいなと考えていました。そういう観点で働きたいと思えるのは、IT企業が多かったですね。

興味を持った企業の会社ページやストーリーはかなり読み込みました。他のサービスと一番違うと思ったのは、その人の人生により焦点が当たっていて、バックグラウンドが深堀りされている記事が多かったところですね。後はその会社を立ち上げた経緯や、経営者の方がどんな思いがあって会社を作っていらっしゃるのか、そういったことが分かったのはとても良かったです。

会社選ぶことって自分が想像してよりもずっと悩むものなんだと今回思いましたし、他の方がどういう経緯でその会社を選ばれたかを知るのは、自分の就職先を決める上でとても参考になりました。

--入社を決められた会社もWantedly 経由でお知りになられたんですか?

以前にインターンを探しているときに色んな企業をWantedly経由で見ていて、そこで名前を知ったのが最初ですね。就活のタイミングでもその企業の会社ページやストーリーをみて情報収集をしていました。

この会社が本当に自分にあっているかを見極めるためにも、どんな方が働いていて、どんな背景を持っているかを知るのにすごく活用させていただきましたね。実務的な話でいうと、初任をマーケティング職なのかカスタマーサクセス職なのかで悩んでまして、社員の方がどうやって働いているかも判断基準にしたいと思いチェックしています。コーポレートサイトでは書かれてないようなことまで本音ベースで書いてあることがWantedly のいい所だなと思いますね。

自分の持っていた常識が変わっていった様々な企業との出会い

カジュアル面談やスカウトでの出会いを通して、自分の持っていた常識や価値観が変化していったという池田さん。その要因を語ってくださいました。

--Wantedlyを使った就職活動で、一番良かったポイントはどういった点になりますか?

私が障害を持っていることもあり、就職する上でも障害者の方がたくさん働いてたり、そういった状況に会社が慣れている環境で働くのが普通だと思っていました。けれどWantedlyを使ってそのイメージが劇的に変わったんです。

例えば本当に小さいベンチャー企業の方から、環境面は何とかしますから一度お話しませんか?というスカウトをいただいたこともありました。プロフィールをみてフラットに自分のことをみてくれる会社が多いんだなということに気づけましたし、今の状況に甘んじず頑張り続けたいなとすごく思えました。

自分の今までの視野がすごく狭かったなと感じ、Wantedlyを使うことによって今まで興味がなかった業界も自分に合っているかも知れないし、しっかり熱意を伝えれば自分の持つ障害に制限されず出会いを大事にして仕事を選べるんだなといことが分かりました。そこが一番良かったことですね。

--Wantedlyを使ったことで様々な出会いがあったとのことですが、その要因をどう考えられていますか?

まず一つはプロフィールの内容が堅いレジュメではなく、自由に書けること。一度スカウトいただいた企業さんにどうして私に送ってくださったのかを聞いた所、普通の履歴書に書かれていないような部分に興味をもったと教えてもらいました。あとはやっぱりカジュアル面談で普通の面接ではなかなか聞けないようなことを聞けることが大きいですね。例えば年次が近い社員の方とリラックスして話せるので、色んなことを引き出してもらってるなっていう感じがとても良かったです。

--ありがとうございます。最後に今後の池田さんの目標を教えてもらえますか?

長期的な目標としては、障害を持つ方がもっと自由に仕事選びであったり、仕事をする上での課題解決を企業的な目線からしていきたいなと思っています。ただ、まだまだ本当に未熟なので、今できることとしては私の就活の体験を発信したり、大学生で車いすに乗っている方の質問に答えたり。後は留学に関してのコラムを障害を持つ方向けの雑誌に書いているので、それを引き続き行い、留学が障害者にとっても普通の進路選択になればいいなって思っていますし、そこを通して就活の情報も届けたいなと思っています。

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