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令和の始まりに、「平成元年」を想う。
平成元年(1989年)。ワールド・ワイド・ウェブが産声をあげたこの年、日本では歴代元号の中でも最も長く続いた「昭和」が終わり、新たな時代が幕を開けました。
同年4月1日に竹下内閣のもと消費税が導入され、12月29日には日経平均株価が算出以来の最高値を記録するも、その後バブル経済は崩壊へと向かう……ありとあらゆる意味で“時代の転換点”となったこの年に生まれた世代も、今年で30歳の節目を迎えます。
世の中の大きな変化とともに育ってきた自覚があるからか、ウォンテッドリー社内の「平成元年生まれ」は横のつながり意識が強く、同世代だけが集まり雑談するSlackチャネルが存在するほど。
その顔ぶれを眺めてみると、ただ仲が良いでなく、仕事でも着実に成果を上げているメンバーばかり。偶然か、はたまたこれも時代の必然か。その真偽はともかくとして、平成から令和の節目を迎えたこのタイミングで、これからますます活躍していくであろう彼ら7人を対象に、世代観やシゴト観についてのプチアンケートを行いました。
Q1:平成元年生まれ世代を表すキーワードは?
平成元年生まれの彼らを名指す言葉は様々です。例えば、中学高校時代をゆとり教育ののびのびとした雰囲気の中過ごした「ゆとり世代」。あるいは、リーマンショックや東日本大震災などを経た厳しい経済状況のもと就職活動を行った「就職氷河期世代」。さらに彼らは、物心ついた頃からデジタル機器やインターネット環境に自然に慣れ親しんだ「デジタルネイティブ世代」として位置づけられることも。
そこで、同世代の7人に自分の世代を表す言葉として最もしっくりくる呼び名を探ってみたところ......
「就活の状況が悪く、周囲に就活浪人が何人もいた」と20代前半の日々を振り返るメンバーもいる一方で、「どれも当てはまらない、というか当てはまりたくない」「ゆとりというほど楽でもなく、氷河期というほど酷くもなかった」という声も上がりました。
では、自分たちの世代を表すキーワードを自分自身でつけるなら?と尋ねてみたところ......
といった、ユニークな回答が寄せられました。その回答理由の中からいくつか気になったものをピックアップすると......
「チャレンジ世代」...... 就職氷河期の厳しい競争を戦いぬいた先に待ち構えていたのは、安定したビジネスモデルの存在しない、不確実性に満ちた時代。そんな中、個人としては「チャレンジするためのフィールド選び」がますます重要になっていると感じています。
「自尊心を保って成長できた良い年代」...... ゆとり世代として上の年代からナメられることもあったと思うが、個性を尊重するゆとり教育の雰囲気の中で、自ずと自尊心を育み、自分らしさを発揮する方法を身につけることができたのでは。
「目標からの逆算型キャリア」...... 私と私の周りに多いだけなのかもしれないですが、自分のゴールに対して不足している部分を補うための転職キャリアを歩む人が多いイメージです。
昭和末期生まれの筆者(いわゆる「はざま世代」)からすると、「高い自己肯定力を持ちながら、クールかつシビアに世の中を見渡している」という印象を受けました。
Q2:自分たち世代のウォンテッドリー社内での立ち位置は? 期待されている役割は?
次は、「若手 ⇆ ベテラン」など複数の指標を元に、平成生まれ世代がウォンテッドリー社内でどのポジションに当てはまるのかを5段階に分けて自己評価してもらいました。7人の回答を元に出した平均値はそれぞれ以下の通り。
ウォンテッドリーで働くアラサー世代は、入社時期に関わらず「多かれ少なかれ自分たちはベテランである」という意識を共有している様子。中にはチームでリーダーポジションを任されているメンバーもいますが、全体としては現場プレイヤー志向の割合がわずかに高めでした。
また、「勢い ⇆ 落ち着き」についてはバランスの取れた回答傾向が読み取れた一方で、「突破力 ⇆ 再現性」については「突破力」に軍配が上がりました。「自分たちの手で、仮説を1つでも多く形にしていく」というベンチャーマインドが回答結果に現れた形でしょうか。
Q3:30歳の節目を前に、シゴトへの意識は変わった?
この質問に対しては、「変わらない=4人」:「変わった=3人」で結果が拮抗。それぞれの回答理由を探ってみると......
変わった派:
自分の前と後ろを意識して焦るようになりました。
変わった。「何年後どうなっていたいから、今これを頑張る」みたいな意識は年々減ってきていて、「今この瞬間に、自分がいる時代背景にマッチした価値をどれだけ生み出せるか」を意識するようになった。
変わりましたね。30歳になるけど、まだこれしか出来ないのかと。同時に、「これもやりたい」「これにも挑戦したい」の数が増えたとも思ってます。その「やりたい・したい」を実現したいですよね。
変わらない派:
変わらない、勝つ。
特に変化はなし。年齢に関係なくチャレンジする。年齢を言い訳にしない。
......という、いずれも前のめりで頼もしいコメントが。普段はとっても人当たりの良い彼らの、内に燃え盛る闘志と挑戦意欲を伺うことができました。
Q4:令和のウォンテッドリーをどんな会社にしていきたい?
最後に、「新しい時代を迎えたウォンテッドリー」について平成元年生まれの意気込みを聞いてみたところ、 会社・チーム・業務に対する思い入れたっぷりの回答が!
平成の30年間で培った経験を資産に、令和の幕開けとともにますますの働き盛りを迎える平成元年生まれ世代たち。ウォンテッドリー社内で彼らが輝けば輝くほど、令和の世の中には「シゴトでココロオドル人」が増えていくかもしれない......そんな期待を感じさせてくれる回答結果となりました。
同時に、対象者たった7名という小さなアンケートながら、「ウォンテッドリーで働く30歳」のキャラクターを皆様にもお伝えできたのではないかと思います。
彼らの一人一人とゆっくり話をしてみたいという方は、是非オフィスに遊びに来てくださいね!