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「誰かに任せていてはダメだと腑に落ちた」クライアントの良き伴走者を追求して掴んだ受賞 #PR TIMESなひとたち

PR TIMES社員の挑戦や、努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な一面に迫る、#PR TIMESなひとたちのコーナー。社員に取材をして、原稿にして、編集をしてつくっていく社員インタビューですが、「なるべくきれいで整ったことではなく、ありのままの思想や考え方」を届けられることを第一に、連載しております。

今回は、PRパートナー事業部に所属する根本智帆(ねもとちほ)さんをインタビュー。根本さんは、「2020年度通期社員総会」でBig Growth賞を受賞しました。

この1年、PRパートナー事業部を良くするために、強い思いをもって自分ができることを突き詰め、行動してきた根本さんに、受賞時の率直な気持ち、自身が感じた成長実感などについて、お話を伺いました。

きつかった約1年半。葛藤を乗り越えて変化し、成長できた嬉しさ

ーー根本さんはPRプランナーとして今どのような役割ですか?

根本:クライアント様の抱える課題に対してPRプランをご提案し、PR活動を実際に伴走する役割です。具体的には、年間のPRプランを考えたり、プレスリリースや動画を作成して情報を発信したり、記者発表会やイベントを開催したり、メディアキャラバンを行ったりします。

ーーありがとうございます。そしてBig Growth賞の受賞おめでとうございます。振り返ってみて、受賞を知ってから最も心揺さぶられた瞬間はいつでしたか?

根本:最も心揺さぶられたのは、総会当日の檀上でした。

受賞の言葉を山口さんに読み上げていただきながら、この1年半くらいのことが走馬灯のようによみがえる感覚でした。葛藤や嬉しかったことをその当時のシーンとともに思い出して、涙が出そうでした。

ーー最初に思い出したシーンはなんでしたか?

根本:最初に思い出したのは、サテライトオフィスでの夜の時間、パソコンの前に座りながら闘っているときですね。その時オフィスに残っていたのは、メディア事業部の鳥居さんと2人で。

他には、山口さんとの1on1の場面も浮かびました。1on1では前向きになれる時もあれば、めちゃくちゃへこむ時もありましたね。

そしてお客様のことも思い出しました。今回の社員総会の会場がホテルニューオータニさんだったので、ニュー・オータニさんと一緒に大きな発表会を開催した時の場面も思い浮かびました。

ーー受賞時の感情を言葉で表すと、どういう気持ちでしたか?

根本:この1年は、自分なりに少し変われたかもしれないと思う1年でした。結構しんどかったし、色々な決意があって。今もまだまだ課題があることも根底にありつつ、この1年の変化を見ていてくれた人がいて、Big Growth賞を受賞する機会をいただけたことが素直に嬉しかったです。頑張ってきて良かったという気持ちが強かったですね。

そしてこの受賞がチームの力になったら嬉しいと感じました。

PRパートナー事業部を進化させたい。強い想いでチームの牽引役に

ーーこの1年半、根本さんはPRパートナー事業部チームを牽引されてきました。チームの課題はどんなところにあったんですか?

根本:昨年4月頃のPRパートナー事業部は、大きな方向性はありながらも、短期・中期で向かうべき具体的な場所がどこなのか見えていない状況でした。

課題は山ほどあるはずなのに、明確な打ち手が決まっていない。さらに言えばチームの問題意識も小さかった。これという正解もないなかで、自分たちの進んでいる道が合っているかもわからない。当時は課題を見つける能力も、解決する能力も十分ではなかったんだと思います。

ーーそのような時期に根本さんがチームの牽引役になったのは、どんな経緯だったんでしょうか?

根本:チームを率いる役割をはじめから指名されたわけではありません。

事業部を立て直す過程で、例えば戦略をアップデートするために事業部のメンバーが集まり「誰か仕切り役をやってください」という場面では「やります」と手を挙げていました。

誰の責任範囲なのか明確ではない仕事を、自分が責任をもってやっていく必要があると感じて、少しぐらい怖くても全力で考えて決めるしかないと思ったんです。

事業部を良くしたい気持ちが強かったですし、このチームは誰かが決めれば走れるはずだと信じていました。自分が決めなければ変わらない状況は、大変だと感じることもありましたが。

ーー事業部を良くしたい気持ちが強かったのはなぜですか?

根本:お客様が成長しているからこそ、私たちも伴走し続けられるように成長し続ける必要があると思っていたからです。

それまでのPRパートナー事業部での活動を振り返って考えた時に、これまで一緒に伴走してきたお客様や、携わらせていただいたお仕事一つひとつが、私たちの中でとても大切なものだと思えていたんです。今後さらにより良いパートナーとして伴走しながら、もっとその輪を広げたいという思いが強かったからだと思います。

ーー根本さんにとって、大変だったことは何ですか?

根本:自分が持っている時間に対して、やった方がいいことや、やりたいことが溢れてしまうことが何度もありました。お客様の案件が重なってしまうとチームに対して割ける時間がなくなったりもして。

ーー前向きに行動し続けられたのはなぜですか?

根本:そうですね。いま振り返ってみると、「April Dream2020 4月1日は、夢の日。」プロジェクトが一個の大きな転機だったのかもしれません。

もちろん事業部を良くしたい気持ちはずっと持っていました。ただ、気持ちはあるけど動けずにもどかしかった時期がしばらくあったんです。

April Dreamのプロジェクトでは、自分が普段お仕事するお客様だけではなくて、PR TIMES全体のことを考える時間も多かったですし、それまでの私からすると、山口さんや三島さんと意見を交わす機会もすごく多かった。

そうした時間を積み重ねていくなかで、誰かに任せていてはダメだなと腑に落ちたことがあって。自分の範囲で責任を持って決めて、最終的に判断をする責任者に確認して、プロジェクトが進んでいく。April Dreamのプロジェクト経験は、視座が大きく変わる機会になっていたと感じてます。

目指すはクライアントにとっての力強い伴走者になること

ーー根本さんにとって様々な経験があった1年だったんですね。

根本:自分の足りない部分を課題として実感する場面も多くありました。山口さんと話す機会もそうですし、他の社員の話を聞いて自分を振り返ると、本当にまだまだだなって。社内ではミッションの実現に向けてそれぞれの持ち場で頑張っている人がたくさんいるので、話を聞くと自分の力にもなることが多いんです。

これから実現したいこともたくさんあるし、そのためには成長は不可欠。前向きな危機感も感じてます。

ーー最後に、これからの根本さんが掲げる野心的な目標を教えてください。

根本:クライアントと力強く伴走できるパートナーとして、行動者の情報がよりよく循環する輪を広げていきたいです。

PRパートナー事業部の強みを分かりやすい状態にして、気軽に相談しやすい環境を目指して、新しいサービスの立ち上げや既存サービスの強化を進めていきます。

今回のインタビューを終えて…

「お客様が成長しているからこそ、私たちも伴走し続ける」という根本さんの言葉は、仕事を通じて成長し続ける人が持っている思想がとても現れているような気がしました。

勇気をもって一歩踏み込んだことが、根本さん自身にとっても、事業部にとっても、大きな転換点になったこと、そしてそれがPR TIMESらしい「Big Growth」だなと改めて感じるインタビューでした。根本さん、ありがとうございました!


執筆:佐藤 杏樹 撮影:近澤 幸司

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