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シリーズ「はたらくがひろがった瞬間」#社員インタビュー:シェアフルシフト事業部-エンジニア 伊藤 竜之介さん

シェアフルのミッション【誰もの「はたらく」をひろげ、新しい「はたらく」をつくる】は、クライアントやユーザーだけではなく、シェアフルではたらく社員にも向けられたものです。
シェアフルでの経験を通して「”はたらく”が広がった瞬間、新しい”はたらく”をつくった瞬間」をインタビューしていくシリーズ。

今回はシェアフルシフト事業部のプロダクトチームMGR、伊藤 竜之介さんにお話を伺いました。

プロフィール:伊藤 竜之介(いとう りゅうのすけ)

2003年4月に株式会社東芝に新卒入社。入社から一貫してwebサービス開発に携わる。
そのほかに英国ケンブリッジでの共同研究や米国現法の事業支援なども担当。
2017年6月にインテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)に入社、
イノベーションラボの『Sync Up(現:シェアフルシフト)』チームに参加。
2019年4月、パーソルイノベーションに異動。
2023年10月 Sync Upの事業移管を受けてシェアフルへ入社。
現在はシェアフルシフトのプロダクトマネージャーを務めている。

入社のきっかけ、事業への共感

ー『シェアフルシフト』は、パーソルグループのインキュベーションプログラム「Drit」で『Sync Up(シンクアップ)』から事業としてスタートしています。2023年、シェアフルと事業統合を行い、現在は『シェアフルシフト』という名前でサービスを提供しています。(経緯の詳細はこちらの記事で)
伊藤さんは事業立ち上げ当初から、開発としてご参加されているんですね。

伊藤:当時、竹下さん(シェアフルシフト創業者)は「実際にどのようにサービスを実現し検証していこうか」と悩んでいました。お話する中で、具体的なシステムを形づくるプロダクトマネージャーとして力を発揮できるだろうと感じました。

ーそもそも、パーソルに入社したきっかけは何だったのでしょうか?

伊藤:前職で、顧客と共同でMVP(Minimum Viable Product)を創り上げていくスタジオ内のプロダクトマネージャーを担当していたのですが、次第に「自分でサービスを作りたい」という気持ちが強くなってきたんです。
「顧客価値を重視して開発させてくれる会社はないかな」と探していたら、エージェント経由でインテリジェンス インキュベーション事業部の岩田さん(現パーソルキャリア取締役執行役員)と、竹下さんと出会いました。

話を聞くと、当時2人に紹介されたパーソルのイノベーションラボは、自分が思い描く開発をさせてくれそうな場所だと思いました。加えて、事業の方向性と竹下さんの熱い想いに共感をしました。

ー熱い想い・・・シェアフルシフトのミッションで語られていることでしょうか。

伊藤:はい。要は「まじめに働いている人が不利益を被らない」ということです。
パートやアルバイトは雇用が不安定だったり成長の機会が少なかったりすることを、竹下さんは問題視していました。そうではなく同じゴールへ向いて業務に取り組み一緒に成長していく必要不可欠なメンバーであるべきとして、その人たちを支えるような事業を立ち上げていこうとしていた。私はその価値観に共感しました。

シェアフルシフトを支える開発手法「エクストリームプログラミング」とは

ーシェアフルシフトで採用している開発手法はエクストリームプログラミングとのことですが、どんな開発手法なんでしょうか。

伊藤:アジャイル開発の手法の1つで、実際の開発で採用しているチームは少ないかもしれないですね。
エクストリームプログラミングでは、顧客要望に対して柔軟に対応できるようペアプログラミングやテスト駆動開発、持続可能なペースなど採用しなければならないプラクティス(ノウハウ)が定められています。

自社サービス開発というのは、“作ったら終わり”ではなく“ずっと改善を繰り返していく”と思います。しかしその間、市場の変化や顧客のフィードバック、チームメンバーの入れ替わりなどさまざまな要因によって影響を受けるものです。
それに対応しながら開発を続けていくには、維持可能な仕組みを持った手法が必要。そういう意味でエクストリームプログラミングのプラクティスは持続的な開発に適していると考えています。

ーエクストリームプログラミングの持続可能性とはどんなところにありますか?

伊藤:大きく2つあると思っています。1つはテスト駆動開発(TDD)で、まずテストコードであるべき結果を先に書いてから本体コードを書きます。テストコードと本体コードが対で作られていくため、これまで積み重ねてきた機能が意図通りに機能しているか、テストコードを動かすことで自動で確認できます。

これを機能を増やすたびに行っているため、既存の機能を壊してしまってもどこで壊れたかCI(Continuous Integration)ですぐに分かります。一気に作ってテストする進め方に比べ、TDDだと軌道修正が早く、スピードが落ちません。

もう1つはペアプログラミング。2人単位で開発を進めていくため、個人のスキルがチームに伝播するのが特徴です。
開発メンバーはネイティブアプリやサーバーサイド、フロントエンドなどそれぞれ強みを持っています。しかし毎日ペアを変えて開発に取り組むことで、それぞれが得意な分野以外のコードも書けるようになり、メンバーのスキルも向上していきます。

また個人的に、ペアプログラミングは1人でコードを書くより効率がいいと感じています。1人で進めていると思い悩んだり調べたりと時間がかかるところを、ペアプログラミングならパートナーに聞いてすぐ解決できるためです。

シェアフルシフトのエンジニアは全員フルリモートで開発を行っていますが、だからといってコミュニケーションに問題を感じたことはなく、これもペアプログラミングが良い効果をもたらしていると感じています。

ーペアプログラミングのペアを毎日変えているんですね。どのような理由があるんですか?

伊藤:後から引き継ぎする必要がなく常にコードレビューを行っているようなものだからです。例えばしばらく時間が経ってから何を変更したかを言語化して伝えるのは結構大変だったり、たった1週間でも自分の知らないことが増えたりしてしまいます。
1日単位なら、今のコードがどうなっているかはすぐキャッチアップできますし、誰も触れないコードがない状態で作り続けることができます。

ーなるほど。日々、伊藤さんは開発のマネージャーとしてどんな流れで進めているんですか?

伊藤:顧客やチームから上がってきた「こういう機能がほしい・作りたい」に対して、1個1個の機能をストーリーという小さな単位に分解し、実装する優先順位をつけ、そのストーリーを開発メンバーに説明して実装してもらいます。その後、実装されたストーリーを確認しOKか否かのジャッジしていく形です。
この流れをひたすらくり返して開発を進めています。

サービスは世に出てからも形を変え続ける。変化のスピードを落とさないことが大切。

伊藤:『Sync Up(現:シェアフルシフト)』は2017年10月にベータ版を公開し、デリバリーをメインに展開する飲食店に試験的に利用していただきました。その後、改善をくり返し2018年1月に正式リリースしています。

当初、実は今のようなシフト管理のサービスではなく、ヘルプの応募・管理に特化したサービスでした。
つまりスタート地点は「利用者が働きたいと思った時に、空いている他店舗のシフトを見てその場で応募できる」サービスだったのです。

しかし半年ほど運用していくうちに、自店以外のお店に行くのは勇気が必要で、なかなか人が動かないことが分かってきました。
理由を深掘ると、そもそものシフト管理に課題が多いことが見えてきました。そのため、シフト管理機能を追加搭載したんです。そうやって徐々に拡充していくうちに、現在のようなシフト管理がメインのサービスになっていきました。

サービスって世に出して、利用者に使ってもらって初めて分かることがたくさんあるんですよね。仮説を検証しながら”開発スピードを落とさずに”本当に必要な機能を追加していくことが、結果的に顧客の支持に繋がっていくのだと考えています。
そしてこの”スピードを落とさない”を実現できている大きな要因こそが、私たちが取り組んでいるエクストリームプログラミングかなと思っています。

はたらくがひろがった瞬間

ー伊藤さんの「はたらくがひろがった瞬間」があれば教えてください。

伊藤:初めてプロダクトを使っていただいたお客様からヘルプ機能に感謝いただいた時や、メンバーが増えてLEAN XPを実践できるようになった時など多くの「ひろがった」と思う場面がありました。その中でも特にひろがったと思ったのは、仮説検証を繰り返していった結果、ヘルプ管理からシフト管理へプロダクトが成長していったことです。

たくさんのご要望をもとにプロダクトの改善を進めた結果、サービス開始当初からのミッションを大切にしつつプロダクトを多くのお客様に使っていただけるようになることは開発している者としてとても嬉しいです。

ー「シフト」という軸から、人事、店舗運営に対してアプローチできるシェアフルシフトは、まさしくアルバイトスタッフにとっても経営層にとっても「はたらく」をひろげていますね。
最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願い致します!

伊藤:一番重要視しているのは事業への共感です。ものを作りたいからコードを書くのではなく、顧客の要望を実現したいからコードを書く人であってほしいと考えています。
顧客に使ってもらって初めてサービスとして成り立つので「顧客はなぜこの機能がほしいのだろうか」まで考えて実装する人と一緒にサービスを発展させたいですね。

シェアフルシフトでは一緒にサービスを創り上げていく仲間を募集しています!この記事を読んで気になった方は是非カジュアル面談・メッセージをお待ちしております。

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