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未経験からエンジニアになった新卒メンバー3名が語る、エンジニアの魅力と在り方

freeeでは未経験のエンジニアの採用やインターンも行っています。今回は23卒のメンバー3名が、それぞれ未経験からエンジニアになると決意し、どのような経験と成長を通して、現在freeeでエンジニアとして活躍しているのか、ストーリーにまとめました。最後には、未経験でエンジニアを目指す人へのメッセージも。

百地「エンジニアという職種の楽しさを知ることができたサマーインターン」

大学では経済学部に進学し、文系の就職活動を行っていた百地。freeeのエンジニアサマーインターンに応募した理由は次のようなものでした。

百地:会計はもともと好きだったので、会計ソフトの開発をするインターンって面白そうだなと思って申し込みました。エンジニアはどんな仕事をするのか、コードを書くくらいしか知らず、インターンの内容の詳細も知らず、本当にただ面白そうだと思って申し込んだんです。

コードは大学のゼミで少しだけ書いたことがある程度で、技術的なことも何もわからない状態でした。

サマーインターンに向けた準備として、勧められていたRailsのチュートリアルにも挑戦しましたが、途中でやめてしまいました。

サマーインターンの思い出と、エンジニアを志すようになった理由を語ります。

百地:実際のプロダクトのコードに、ちょっとだけ手を加えて改良するのがサマーインターンのゴールでした。しかし「『freee工数管理』からAPIで取得できる情報を〜」みたいなことを言われて、そもそもAPIってなんだ?って状態で……。まずは周辺知識を教わりました。

次に簡単なコードベースで基礎知識を教えてもらったあと、実際のプロダクトのコードを見せてもらったのですが、複雑で、何が何だかわからず、答えを教えてもらいながら学んでいきました。

10日間のサマーインターンを通して、どうやってアプリ開発の勉強をしていけば良いかの感覚が少しだけわかったような気がします。

また技術的なことより、エンジニアという職種の楽しさを知ることができたことが大きかったです。自分が考えたものをプログラミングを通して形にし、プロダクトを作り、サービスとして世の中に届けることで、すごい数の企業の課題を解決するって素敵だなと。freeeで働くことができれば、自分の仕事が大きな価値を生み出し、世の中にインパクトを与えられるんじゃないかと、可能性を感じましたね。

サマーインターンが終わり、freeeの選考を受けることを決意した百地。面接までの間、自分でWebアプリを作る挑戦をしました。

百地:インターンでfreeeの社員さんに「何かおすすめの勉強はありますか」と聞いたときに、Rubyを勧められたのもあって、技術書を読んでとにかく何か作ってみようと動き始めました。

大学時代に個別指導塾でアルバイトをしていたのですが、勉強の進捗や教材の管理を紙でやっていたので、Webですることができるようなアプリケーションを作りました。実際に使ってもらったわけではないのですが、freeeの面接では概要や難しかったポイントについて説明したのを覚えています。

見事に内定を勝ち取った百地は内定者インターンに参加し、入社します。開発研修ではWebフレームワークの開発と、OKR管理ツールの開発にチームで挑戦しました。

百地:内定者インターンで使ったのと同じ言語での開発だったので、そこまで困ることはありませんでしたが、技術的な素養の差などでメンバーに迷惑をかけた部分はあったかもしれません。わからないことは自分で調べたり、聞いたりしてなんとか乗り切りました。

開発研修はWebアプリケーションを作るフローを一通り体験してみる内容だったので、配属前に開発の流れを理解しておくっていう意味では、未経験者にも寄り添ってくれていたなと思います。

豊田「最終面接でとにかく熱意を伝えた」

豊田がプログラミングに出会ったのは、大学時代のゼミでした。コードを書く楽しさを知り、エンジニアになることを決意します。

豊田:情報系ではなかったのですが、気候変動のシミュレーション系の研究室に所属していて、コードを書く機会があったんです。元々ものづくりが好きだったこともあり、コードを書いて自分の考えたものを形にすることの楽しさを知りました。

研究室ではけっこうクセがあるモデリング言語を使っていましたが、勉強は苦じゃなかったし、性格的にもエンジニアに向いてそうだなと思ったんです。

それから色々と自分で調べて、作って終わりじゃなくて、継続的に改善していくことがそのまま事業の成長に繋がるSaaS型のプロダクト開発に魅力を感じたんです。就職活動が始まる前には、SaaS企業でプロダクト開発をしたいという気持ちが固まっていましたね。

豊田は就職活動前に、プログラミングの自己学習を始めました。

豊田:何を勉強していいかよくわからないまま、progateやpaizaといったコーディング学習サイトで基本的なことを学んでいました。何かを作ったってわけではなく「こう書いたら、こう動く」みたいなのを勉強しましたね。当時はPythonを触っていましたが、新しい知識をどんどん吸収できるのが楽しくて、未経験でエンジニアを目指すことへの不安は感じていなかったです。

freeeの面接で印象に残ったことを語ります。

豊田:それこそ最終面接では、よその企業だったら役員クラスの偉い人が出てお堅い感じになるのかもしれませんが、freeeはめちゃくちゃフレンドリーで、過去の話や今勉強しているコーディングのことを興味を持って聞いてくれましたね。

そこで感じたのは、技術的な部分よりも、思考や人柄を見てくれているなということでした。コーディングテストでは制限時間をギリギリいっぱい使って最後まで解いてたので、 そんな姿勢も見てもらえていた気がします。とにかく熱意とチャレンジ精神、好奇心、プロダクト開発を通じてユーザー課題を解決したいという想いなどを語りました。

内定を勝ち取ったあと、豊田はメンターからアドバイスをもらい、RailsチュートリアルやReact×TypeScriptの技術書でfreeeで使っている技術の習得を始めます。

そのほかにもHTTP通信の基礎(REST APIなど)、SQL、gitなど、Web開発の基礎的な技術についての学習も行いました。 

2022年7月から内定者インターンとして働き、2023年4月にfreeeに入社しました。

豊田:自己学習では技術書を読んでもわからない部分を聞ける相手がいないことに困っていたこともあるのですが、内定者インターンを始めてからは困ることはなかったです。

というのも、freeeの開発文化に「世話を焼いていくスタイル」というものがあり、本当に言葉の通り、1聞いたら10返ってくるぐらい色々と教えてもらいました。自分の技術力の足りなさは痛感しましたが、この環境であれば、なんとかエンジニアとしてやっていけそうだと自信を持つことができました。

とはいえ、開発研修は難しかったです。フレームワーク開発の研修は中途採用でfreeeに入社した人でも難しく感じるくらいレベルが高い内容なんです。Web開発の基礎の部分を深く理解するのを目的に、いわば車輪の再発明のようなことをやるのですが、コンピュータサイエンスの知識のなさを感じながらも、優秀な同期たちが嫌な顔ひとつせずに助けてくれたおかげで乗り切れました。

相澤「選考課題の勤怠管理アプリの開発にのめり込んだことが自信に」

大学は商学部に進学した相澤。プログラミングに熱中していった日々を振り返ります。

相澤:始めたきっかけは忘れてたのですが、ドットインストールなどのWebサイトで軽い気持ちで勉強していたら、どんどん面白くなってきたんです。それから本を買って勉強するようになりました。

就職活動はビジネス職で考えていましたが、プログラミングは楽しいし、エンジニア職も受けてみることにしたんです。

freeeに内定した理由と、最終的にfreeeを選んだ理由をこう振り返ります。

相澤:私はサマーインターンも参加してないし、大学も情報系でもなく、選考の直前でプログラミングを始めたので、ぶっちゃけ誰よりも出遅れていたと思います。

それでもfreeeの選考課題の勤怠管理アプリの開発を、自力で、0からデプロイまで4週間かけてやり切って提出することができたんです。初めて自力で1からアプリを作っていくうちに熱中し、エンジニアになりたい気持ちが強くなっていきました。

頂いたオファーレターにも、「作り切ったガッツが素晴らしい」的なことが書かれていました。これは自分の中で成功体験にもなっているし、朝から晩までのめり込んで、分からないところはネットで調べてなんとかやりきりました。

実はエンジニアとして他社さんでも内定をいただいていたのですが、freeeを選んだのは事業内容が面白そうだと感じたことに加え、ビジネス職からエンジニアに転向したみたいな事例もあり、未経験でもサポート体制が整ってそうと思ったからでした。

内定してから、不安が強くなっていったと言います。それを解消するために、2022年5月から内定者インターンを始めました。

相澤:できるだけ早く始めたい気持ちがありました。『freee会社設立』というプロダクトを担当することになり、メンターに毎日1on1してもらいながら、わからないことを一つずつ潰していきました。最初は本当に実際のプロダクトのコードも全く読めないレベルでしたね。

ここで学んだRailsやReactの知識は今でも実務で生きているし、プロダクトを作る時の考え方やエンジニアとしての在り方など全てを学んでいきました。

豊田と同じく、開発研修ではフレームワーク開発が難しかったと言います。

相澤:私はフレームワークに関する解像度が低かったし、慣れていないGo言語で書く必要もあり、最初はどうすれば良いのかわからなかったのを覚えています。難しくてついていけない部分もありました。

研修後半のアプリケーション開発に関しては、すでにRailsやReactの知識も開発経験もあったので、楽しく、それなりにチームに貢献できたと思います。

未経験でも遠慮はいらない——できなかったことができるようになると、楽しい

2024年6月現在、3人が担当している業務と、これまでの経験を語ります。

百地:freee会計の「freeeカードで経理」に関する新規機能の開発をメインに担当しています。そのほか既存機能の細かい修正・改善やバグ対応も行っています。

「freeeカードで経理」とは、freeeカード Unlimitedという、freeeが提供する法人カード専用の明細処理画面のことで、利用明細がリアルタイムに同期され、カード明細と回収した証憑を同時に確認しながら取引登録を行うことができる機能です。

意識して頑張っているのは、自分のやったことを反省することです。freeeでは、3ヶ月に1度セルフレビューをする機会があるのですが、自発的にもっと細かいスパンで自分の業務や考え方を見直しています。
豊田:私は法人向けクレジットカード開発チームに配属され、freeeカードUnlimitedが採用している技術(Go言語やマイクロサービスアーキテクチャ)についてのキャッチアップを行ったあと、新規機能開発や機能改善などを担当しています。

直近では、freee支出管理という支出領域の統合プロダクト立ち上げのためにfreeeカードのUIの全面刷新を行いました。チーム横断プロジェクトだったので、臨機応変に考えて自律的に動く必要があり、PdM(プロダクトマネージャー)、PD(プロダクトデザイナー)、QAと密にコミュニケーションを取りながら、なんとか予定通りリリースすることができました。

日々勉強で大変だけど、やりがいがあるので基本的に楽しく仕事をしています。
相澤:私は『freee人事労務』の勤怠領域の打刻ドメインで、新機能の開発を行っています。具体的には、打刻のまるめ機能、休憩の改善、残業申請の改善、複数回出退勤の対応などですね。

技術的なことに加えて、勤怠領域はドメインの知識も複雑なのでキャッチアップがとにかく大変でした。勤怠はほんの少し変更を加えるだけでも色々な影響が出てきてしまうので影響調査も時間がかかります。またリリースしてから時間が経っているプロダクトなので、処理が複雑かつ経緯がわからない部分があるなど、コードリーディングにも苦戦しました。

苦労することは多いけれど『freee人事労務』の担当者には、レベルの高いエンジニアもかなりたくさんいるので、壁にぶつかる度に教えてもらって乗り越えてきましたね。

最後に、未経験でエンジニアに挑戦する人、freeeのサマーインターンに申し込みを考えている人へメッセージを送ります。

百地:ちょっとでも興味があり、プログラミングをしてみて面白いなと思ったら、とりあえずインターンに応募してみれば良いと思います。これまで独学でやっていた方も、みんなで開発することの楽しさを知ることができます。

そもそも未経験の人のために用意されてるインターンなので、遠慮することはありません。 興味を持った人たちが集まってくれたらfreeeとしても嬉しいです。
豊田:私も未経験だからってそこを負い目に感じる必要はないと思います。 未経験スタートだからこそ、本当に何も知らない分、一つひとつのことができるようになることの成長実感は割とすぐに得られて楽しいと思います。

また技術が好きな人って、技術だけにフォーカスしがちなんですけど、未経験だからこそできることもあるのかなって最近思っていて。純粋にユーザーへの価値にフォーカスしてプロダクトを作るみたいなことって、技術ばっかり見ていると忘れてしまいがちでもあるんです。なので、そんな考え方も身につけて欲しいです。
相澤:配属されたばっかりで自信がなかった時「同期と比べて、自分はエンジニアとしての適性はないかもしれない」と、1on1で弱音を吐いたことがあります。その時に「知ってるか、知らないかっていう差だけだから」と言われて、納得した記憶があります。

未経験も、ただ知らないだけ、だと思うので、何も気にせず興味が湧いたら応募して欲しいです。できなかったことができるようになると、楽しいですよ。


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