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30歳 経理未経験、それでも私は挑戦すると決めた

はじめまして。コーポレート本部、経理法務部で主に経理業務を担当しています、中谷奈緒美です。私は、2018年4月に転職をしてスタメンに入社しましたが、実は、それまでは業界も職種も全く違う仕事をしていました。

今回は、私がスタメンに出会い、転職を決意し、新たな分野に挑戦したお話しをしたいと思います。転職したいけどなかなか一歩が踏み出せない方や、未経験の分野にチャレンジしてみたい方にぜひ読んでいただければ嬉しいです。

■大手旅行会社でキャリアをスタート

まず、これまでの経歴を簡単にご紹介します。

香川県で生まれ育ち、神戸大学へ進学。その後、新卒で旅行会社に就職しました。

社会人1年目は旅行の予約を受注し手配する営業職に配属となり、2年目に異動で本部にて海外旅行のパッケージツアーを造成する企画職に就きました。現場と本部、大きく2種類の業務を経験した形です。

長く携わった企画の仕事では、様々なデータの分析に基づいて商品構成を練り、仕入れ価格を交渉し、旅行代金を値付け、パンフレット校正、販売マニュアルの作成、店舗スタッフへの販売促進活動……といった具合に、一つのパッケージ商品を世に出すまでに多くのプロセスがありました。

その中でも特に、データを分析したり値付けをしたりなど、数字を見る部分に非常に面白さを感じていました。

企画部門は会社の業績を大きく左右する軸となるポジションであり、責任も重大でしたが、そんな部署に社会人2年目という早い時期に抜擢されたことで、たくさんのチャレンジができました。そのチャレンジから失敗も成功も含めて多くのことを学べたことが、私にとって、とても価値のある経験になったと感じています。

■リスクを冒して踏み出した、転職への一歩

そんな中、30歳という節目の年を迎えるのを一つのきっかけに、自身のキャリアや働き方についてもう一度考え直すようになり、次第に転職を意識するようになりました。

環境を変えることへの不安やリスクは当然ありました。しかし、これから先の3年後、5年後、10年後の自分の姿を思い描いたときに、自分がどうなりたいか、そのために何をすべきか、それを考えると、やはり今ここで一歩踏み出すしかない、そう思いました。

とは言え、実際はどうやって転職すればいいのかも、具体的にやりたい事が何なのかも分からず、なかなか前に進めないでいた時期もありました。

そんな時に、ベンチャー企業に興味があったこともあり、「リアルウォンテッドリー」のイベントに思いきって参加してみたところ、そこでたまたまスタメンに出会うこととなります。

■スタメンとの衝撃的な出会い

まず最初にスタメンの『TUNAG』の事業のことを知って、なんて面白い会社なんだと興味が湧きました。事業としての将来性を感じたのはもちろんですが、スタメンのサービスがもっともっと世の中に広まればいいのにな、と純粋にそう思ったのです。

いつの間にかスタメンという会社が気になって気になって仕方なくなっていた私ですが、Wantedlyやコーポレートサイトの記事をひたすら読み、経営陣の想いやスタメンで働く人のことを知っていくうちに感じたことがありました。

それは、全員がスタメンという会社が好きで、全員が自分の成長を求めてチャレンジしている人の集まりで、全員が本気で会社を大きくしていこうと想っていることです。

同時に、「エンゲージメント経営」を提唱する企業だからこそ、共に働く仲間を大切にする会社の風土にも惹かれました。

スタメンの社員はよく『大事なのは何をするかよりも、誰と働くかだ』と口にしますが、まさにその通り。私もこのメンバーとともに、本気でこの会社を大きくしていきたいと思いました。

これまで私は大企業で働いてきましたし、即戦力となる経験も知識もありませんでした。そんな中でのベンチャーへの転職はすごく無謀なことにも思えたのですが、ダメならダメで仕方ないし、ここで何もしないと10年後の私はきっと後悔するだろう、そう感じました。

そして、創業期という貴重なフェーズに携われるチャンスが目の前にあるのだから、そのチャンスを逃したくないと思い至り、スタメンへの挑戦を決意しました。

面談ではスタメンで働きたい理由、スタメンに入って自分がどんなことをしたいか、そしてスタメンで実現したい夢を伝えました。

実は当初、私が興味をもち応募した分野は広報やマーケティングでした。ですが、面談でこれまでの仕事のスキルなども踏まえて会話をしていくなかで、驚くことに、コーポレート部門で経理の仕事をやってみないか、との提案を受けました。

自分にとっては全く縁のない職種と思っていたため、「え、私がですか??」と思わず聞き返してしまったほど驚いたのですが、その時に言われた言葉が今でも忘れられません。

最初は誰だって未経験。大事なのはスタート地点の位置じゃなくて、そこからどれだけの角度で伸びていけるか。自分がどれだけ本気で伸ばそうと思えるか。経験未経験はともかく、スタメンはそういう気持ちを持ったチャレンジャーの集まりだし、そこがベンチャーの良いところだよね。

この言葉を聞いて、「不安」が「やる気」に変わり、未知のコーポレート部門での入社を決めたのでした。

■0からの挑戦

入社してから、まず最初に取り組んだのは経理関係のクラウドツールの導入です。

2017年末で14名だった社員数が、私が入社した4月には24名となり、会社の規模が短期間でどんどん拡大していることが背景でした。

それまでは会計ソフトをひとつ導入していたのみで、給与計算や経費精算、請求書業務、勤怠管理などの作業はすべてエクセルで管理していましたが、今後さらなる拡大成長をしていくためにはきちんとした管理体制が必要となります。

会計・経費・請求書・給与計算といった各種ツールを導入し、拡大する組織規模に耐えられる経理の体制を作っていくことが私の最初の大きなミッションでした。

新たに導入したものの中で、例えば経費清算や勤怠管理のツールは、従業員が各々利用するものです。ただ実際に運用していくにあたっては、社内ルールを取り決めたり、ワークフローを設定したりなど、会社としての仕組みづくりの部分にも携わりながら意思決定をしていく必要がありました。

便利なツールを利用することで大幅な業務の効率化を図ることができますが、そもそもの前提として、会計の基本知識(加えて、労務や法務なども)がなければ、当然ながら使いこなすことはできません。

簿記のボの字も知らない私が、一企業の経理を担当するわけなので、それはもう必死に勉強をしました(というか現在進行形で勉強中です)。

4月から新たな会計体制を作って運用し、5月に初めての月次決算を終えたときにはものすごい達成感を得ることができました。と同時に、ほぼ上司のフォローのおかげだったこともあり、自分の力不足も痛感しました。

正直、30歳になってから、こんなに新しいことを必死で勉強をするとは思ってもいなかったですが、スタメンに入らなければ一生かかわらなかったであろう新しい分野を学び、分かることが一つずつ増えていくのが、とても新鮮で楽しく感じています。

スタメンでは4ヶ月のピリオドごとに上長と面談を行い、目標設定するのですが、今の私の場合は、一刻も早く毎月の業務フローを固め、月初稼働3日で月次決算を安定して終えられるようにすることが目指すところです。

「深根固柢」という言葉を今期の自分のテーマにして日々の仕事に取り組んでいます。

■経理の先にあるもの

私個人として今後目指すところは、ずばり言うと、会社の経営に携わることができる人材になることです。

転職して経理をやっていると知人に話したところ、「へぇー事務なんだ」と言われたのですが、その言葉に大きな違和感を抱き、少し悔しい思いがしました。

確かに今行っている経理の業務はルーティーンな事務作業の部分もあります。しかし自分としては、会社の第一線に立ち、営業や開発のみんなと同じ目線で一緒に業績を伸ばしていきたいという思いを持って働いています。

偉そうなことを言うように聞こえるかもしれませんが、自分が経営者になったつもりで、例えば、会社の方向性や、経営陣の考え、TUNAGの強み、営業の数字、ユーザーの意見、競合他社の情報、プロモーションの方法、システム開発の課題、採用の動き、メンバーのモチベーション管理、新卒の悩み……などなど、挙げるとキリがありませんが、様々なところにアンテナを張りめぐらせて会社全体を見ていきたいですし、スタメンの今と将来を自分の言葉で語れるような人になりたいです。

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年齢も経験も関係ありません。会社と一緒に成長していく意欲のある方と働きたいと思っています。

少しでも興味を持っていただけたら、まずはお話しを聞きに来ていただけると嬉しいです。

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