リジョブが運営する、美容業界の応援メディア『moreリジョブ Beauty(以下more)』。2013年にスタートし、2019年に大幅リニューアル。ほぼ毎日新しい記事を公開し、月間50万セッションの人気メディアに成長しました。
…前編(more責任者のIさん)に引き続き、後編では編集者としてmoreの魅力あるコンテンツ作りを担うAさん&Tさんに、それぞれ話を聞いていきます。
※more内での役割分担は、下記の通りです。
※参考『仕事百科』より、編集者の仕事について。
Moreリジョブ編集担当 Aさん:広島県出身。WEBメディア、広告代理店の編集部で〇島社、△学館といった出版社の女性誌の美容記事や別冊、連合広告などの制作を通して経験を積む。その後独立し、制作会社を設立。ファッション誌や美容系WEBマガジンの編集ライター、雑誌・WEBメディアの広告、販促物の制作などに携わる。現在はフリーランスで活動しながら、一児の母として奮闘中。
#美容メインで、長く雑誌編集に関わられていたのですね。
はい。もともと広告代理店の編集部に所属し、雑誌企画に携わっていました。扱うメディアは〇島社や△文社など、女性ファッション誌がメインでしたね。美容を中心とした別冊を丸ごと作ったり、誌面の中の連合広告企画に携わったり。20代の頃は企画も原稿も、出しても出してもダメ出しされて。寝る間も惜しんでがむしゃらに働きましたが、それだけ編集者の仕事が刺激的で楽しかったんです。まさに若気の至り、修行時代ですね(笑)。
その甲斐あって、代理店でのラスト2年は編集長として納得のいく仕事を経験。その頃新たなチャレンジをしたくなったことや、人との出会いが重なり、会社を興して独立しました。けれど、そのタイミングで妊娠が発覚し、悪阻も重かったため周囲に迷惑を掛けたくないと、やむなく立ち上げた会社から撤退。それからはフリーランスとして化粧品会社などの企業案件をメインに、雑誌やWEBメディアの編集・ライターとして主に美容にまつわる記事をつくっています。『美容が好き。その魅力を読者に届けたい。』の一心で、仕事を続けてきました。
#そんなAさんと、moreとの出会いを教えてください。
moreを知ったのは、ちょうどフリーランスになった頃でした。産後3~4か月でまだ独身時代のようには働けず、けれど定期的に収入が欲しいな~と思っていて(笑)。そんな時に昔同僚として働いていたmoreの前任に「週3日でいいから編集部の仕事を手伝って!」と誘っていただき、それなら当時の私にもお手伝いできるだろうと思い、4年前に編集部にjoinしました。今も業務委託という形でmoreに関わっています。
当時のmoreはPV数も1000あるか無いかといった、まだまだ一般には知られていないメディアでしたが、「対象をかなりニッチに絞って、地方の美容師のインタビューなどを丁寧に形にしている」所に魅力を感じました。カリスマ美容師を取材する美容メディアは多く溢れていますが、これはmore独自の強みだなと。きちんとコンテンツを作りこんでいけば、爆発するだろうな、と直感が働いたんです。
#なるほど、moreに可能性を感じていただいたんですね。
はい、地方の声や小さな個人店を、地道に取材記事として取り扱っている所がものすごいなと。長年メディア編集に携わってきましたが広告収入やタイアップ企画のないメディアというのを初めて見て。「収益はどこであげているのか?」「このメディアが存在している意味って??」と、少し混乱したことを覚えています(笑)。そんな時に、「リジョブが関わる美容業界全体の活躍支援をするために、多様なキャリアスタイルをmoreを通して発信したい」という話を伺い、なるほどと唸りました。
ですが、「折角コンテンツにこだわっても、読者にほとんど見られていない」所はメディアとして致命的でした。WEBメディアは一度作ったら終わりではなく、運営し続けないと読者が増えません。企画の質を上げるのと同時に、SEO対策や広告施策などを活用してメディア自体を大きく育てることが大切です。今はそのあたりを運営責任者のIさんが担ってくださるので、私とTさんは編集に注力でき、とてもいいチーム感で仕事をしています。
#今のmoreは、目指したい姿の何合目くらいですか?
ずばり「5合目」ですね(笑)。私の前任の方々が「ゆくゆく成長出来るようにと、SEO対策をしっかり考えた記事を貯めてくれていたこと」や、Iさんが「メディアグロースに注力してくれること」などが実を結んできて、2019年には前年比でセッション数400%超を達成しました。とはいえ、まだまだ50万セッション。「美容師 なり方」といった検索からたどり着くなど、moreを辞書がわりに使われる方も多いようです。
徐々に編集プロダクションや協力会社との関係性も深まってきて、アシスタントのTさんも加わり、最近は私自身が編集により力を注げるようになりました。これからの目標はずばり「moreのファンを増やすこと」です。
コロナで大変な時期だからこそ、美容業界で働く方々の「役に立つ」「学びとなる」情報を配信していくことが必要ですし、毎朝moreをみてパワーをチャージしてから仕事に行く!という方々をもっと増やしたい。若年層から年配層まで、様々な読者層に響くようなSNS発信にも力をいれたいなど、やりたい事は沢山あります。Tさんが入社してくれて、そういった”かゆい所に手が届く”施策が進められるようになり、とても嬉しいです。
※リジョブが制作協力した映画「癒しのこころみ」出演者ヘの、moreインタビュー企画より。
これから独立したい方だったり、もっと業界を良くしていきたい方にも、愛されるメディアに育てていきたいです。今はコロナ禍で全国の美容室が苦労しているので、今後は「そこをどう乗り切ったのか?」など、聞いていきたいですね。
moreのコンテンツ企画にはすべて、ターゲットがしっかり設定されていて、第一人者へのインタビュー「私の履歴書」から、業界に入りたての若手が技を学べる「技術紹介記事」、美容学生が参考にできる「採用担当のホンネ」まで、決して読んで損はさせません(笑)。だからこそ、インタビュー記事を一人でも多くの方に読んでいただけるような施策に注力したいですし、その記事が少しでもその方のヒントになれば、こんなに嬉しいことはありませんね。
続く2人目は、Aさんの元でアシスタント業務を務める2019年入社のTさんに話を伺いました。
Moreリジョブ編集アシスタント Tさん:埼玉県出身。元ウエディングプランナー。美容・ヘルスケア分野に関心が深く、ヨガ業界を経てmore編集部にjoin。SNS発信や画像加工、記事アップ業務などマルチタスクをこなす、アシスタントの鑑。
#もともと編集の仕事に興味があったのですか?
はい、学生時代に編集関係のゼミに関わっていたりと、文章を読んだり書いたりということは以前から好きでした。そして「美容やヘルスケアの業界が好き」という想いが強く、ウェディング業界やヨガ業界を経てリジョブと出会いました。面接でmore編集部の仕事内容を聞いて、「チャンスをもらえるなら、是非やってみたい!!」と思ったことを覚えています。
#moreでは実際にどんな業務を担っていますか?
校正後の記事の体裁を整えて本サイトにアップしたり、記事アップのタイミングでストーリーを投稿したり、インスタ発信用の画像をデザイン加工したり、moreの数値管理表を更新してメンバーに共有したり…といったアシスタント業務もろもろを行っています。
moreは「鮮度の高い情報発信」がウリのひとつでもあり、1ヶ月に36~46の記事を上げています。ライターさん(編集プロダクション)から納品⇒私が体裁を整える⇒Aさんが最終チェック⇒アップ本番という流れで、平日の10時と19時の(多い時は15時にも!)2回新着記事をアップしていますね。
#Tさんから見たIさん・Aさんはどのような存在ですか?
Iさんは「moreのファンを増やす責任者」という立場で、moreがより読まれるために、キーワードだったり、業者の選定だったり…といった運営を担ってくれている、話しやすく頼れる上司です。現在私はIさんが行っている、求人サイトリジョブの有料集客プロジェクトにもアシスタントとして参加しており、いつも勉強させていただいています。
Aさんは美容業界や編集経験が長く、なによりmoreに対する愛情がとてもあふれている方で、いつも尊敬しています。業務もひとつひとつ、丁寧に教えていただきました。これまで間近でAさんの編集の仕事を見てきたこともあり、アシスタントとしてもっとサポートできるようになりたいと思っています。
私自身、美容業界が大好きですし、moreのいちファンでもあります。リモートワークや拠点勤務だったりと、編集部のメンバーはいつも全員で顔を合わせるわけではないけれど、IさんともAさんとも繋がっている実感があります。これからもみんなでmoreをより多くの読者に伝えていきたいですね。
「moreイチ押しの企画は?」の質問に、「全ての企画に思い入れがあります。決して読んで損はさせません(笑)。」と即答してくれた、AさんとTさん。「いつもみんなで顔を合わせる関係じゃないけれど、moreに対する想いで繋がっています」という言葉が印象的でした。
…リジョブでは創業以来、美容・ヘルスケア・介護といった”おもてなし業界”において、「育成支援」「雇用支援」「活躍支援」を一気通貫でサポートする事業展開を通し、さまざまな人と人との結び目を紡ぎ出すお手伝いをしてきました。
中でも、moreが担っているのは「活躍支援」。今後もmore編集部は新しい働き方を実現する人・サロン・施設にフォーカスし、その様々なキャリアスタイルや背景にある考え方などを、業界に携わるすべての方々に向けて積極的に発信していきます。