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Contents
- “面”で顧客を支える。活用事例やノウハウを結集したコミュニティ「カオナビキャンパス」
- 全国から約120名のユーザーが参加!日頃の感謝を伝える、初の大規模イベント
- タレントマネジメントの価値と可能性をさらに広げたい
2022年1月に立ち上がった「カオナビ」のユーザーコミュニティ「カオナビキャンパス」。その1周年を記念して、オフラインの交流イベント「カオナビキャンパス感謝祭」が2023年2月22日に開催されました。
この企画を担ったのが、カスタマーエンゲージメント本部 戦略推進部 カスタマーマーケティンググループ。当日は120名を超える参加者が集まり、開発ロードマップの公開、トークセッション、懇親会など、さまざまなコンテンツが用意されました。
今回は、イベントの企画運営に関わった、柏崎 直人さん、村上 篤史さん、三枝 この実さんの3名に、実施の背景や参加者の反応などについて伺ってみました。
Interviewee
カスタマーエンゲージメント本部
戦略推進部 部長
兼 カスタマーマーケティンググループ マネージャー
柏崎 直人
人材業界にて採用支援、組織活性化支援等に従事。2018年2月にカオナビに入社し、新規営業、既存営業の後にカスタマーサクセスに携わる。組織がスケールするための各種施策や仕組み構築を実施。
カスタマーエンゲージメント本部
戦略推進部
カスタマーマーケティンググループ
村上 篤史
採用コンサルティング会社にて、50社以上の採用や研修のコンテンツ企画・制作に携わる。2020年6月、カオナビ入社。ユーザー会の企画・運営を中心に、顧客企業向けのコンテンツ提供に従事。
カスタマーエンゲージメント本部
戦略推進部
カスタマーマーケティンググループ
三枝 この実
イベント代理店で様々な業界・業種のイベントを企画、コミュニティプラットフォーム販売にてCSを経験。2022年6月、カオナビ入社。ユーザー会の企画・運営を担当。
“面”で顧客を支える。活用事例やノウハウを結集したコミュニティ「カオナビキャンパス」
──今回の「カオナビキャンパス感謝祭」はカスタマーマーケティンググループが企画したと聞きました。みなさんは普段どのようなお仕事に取り組まれているのでしょうか?
柏崎:
カスタマーマーケティンググループは、活用事例や機能に関するコンテンツ配信、セミナーの開催を通して1対nでサポートするグループです。わたしは、マネージャーとして全体統括を担っています。
村上:
私は主にコンテンツの制作と、ユーザー会での事例共有やセミナーの企画などを担当しています。導入企業数が増えるなかで、企業が抱える課題や活用事例の傾向が少しずつ見えてきました。それをもとに導入初期のプログラムや、より活用が進んだ時期向けに課題別のコンテンツを作ったりと、よりよい学びの環境づくりを行っています。
三枝:
私はユーザー会の企画運営がメインです。オンライン開催だけでなく、昨年度からはオフライン開催にも力を入れていて、全国さまざまな拠点にてユーザーさんの学び合いをサポートしています。
──「カオナビキャンパス*」を立ち上げた経緯をあらためて教えてください。
柏崎:
社内にカスタマーサクセスのセクションができてからコンテンツがどんどん増え、伝えたいことに一貫性がないなど、どんどん全体像が見えづらくなってきた課題がありました。
そこで、カオナビらしい世界観をしっかり伝える場を作ろうと立ち上げたのが「カオナビキャンパス」です。「タレントマネジメントのノウハウがすべて集まる場=大学(キャンパス)」のイメージを発展させ、講義やセミナー、資料が集まる図書館などがありながらユーザー同士がつながれるコミュニティを目指しました。
近年タレントマネジメントサービスが増えるなかで、「カオナビ」の強みはユーザー数とそれに伴うナレッジの蓄積量だと思っています。この部分をしっかりとお客様に還元したい思いもありました。
*参考記事:人事の学び舎の立ち上げ秘話はこちら
──「カオナビキャンパス」の特徴にはどのようなものがありますか?
柏崎:
単に使用方法を解説するのではなく、「なぜ人事施策を実行するのか」や「この企業はどのようにして制度を作り上げたのか」など、人事領域に関するものを充実させています。なぜなら「カオナビ」は人事課題を解決へ導くためのツールであり、その前段の課題認識と目標設定が大切だと考えるからです。
また、導入企業様以外にも、今後導入を検討している企業の方もユーザー会に参加いただくなど、門戸を広く開放しているのも特徴です。
──ユーザー会はどのような方が参加されているのでしょうか?
三枝:
参加者は導入企業の人事担当やツールの管理者が大半です。2022年度はオンライン・オフライン合わせて1年間で108回のユーザー会を開催し、延べ1,200社以上、2,000名以上にご参加いただきました。
全国から約120名のユーザーが参加!日頃の感謝を伝える、初の大規模イベント
──今年2月に開催した「カオナビキャンパス感謝祭」についてもお聞きします。企画の経緯について教えていただけますか?
村上:
「カオナビキャンパス」の1周年と「カオナビ」のサービス開始10周年を迎えるにあたり、「何か大型のイベントができないか?」ということからスタートしました。
タレントマネジメントツールは導入後すぐに結果が出るわけではありません。コミュニティに多くの方が参加し、課題や悩みを共有し、一緒に解決していきました。そこで、これまで「カオナビキャンパス」を育ててくださったユーザー様に日頃の感謝の気持ちを伝えたい、そして新たな交流が生まれる場にしたい、と「感謝祭」というタイトルにしたんです。
──当日は120名を超える参加者が集まったそうですね。ユーザーさんからの期待の高さがうかがえます。
村上:
最初は、「本当に集まるのかな」と正直不安はありましたね。しかし、イベントを告知して2日目には、想定を上回る150〜160名ほどにエントリーいただき、ホッとしたのを覚えています(笑)
──開催にあたって、それぞれどのような役割を担当されたのでしょうか?
柏崎:
企画は村上と三枝が担当し、私は当日はオペレーションのフォローに回っていました。イベントは他部署のメンバーや経営陣も参加していたので、ユーザーさんとお引き合わせしたりもしていましたね。
村上:
コンテンツは第一部、第二部の二本立てで、第一部では代表取締役社長 Co-CEO佐藤からの挨拶と、代表取締役Co-CEOの柳橋から今後の「カオナビ」の開発ロードマップや機能実装予定などの紹介、株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長/元サッカー日本代表監督 岡田 武史氏をお招きしたトークイベントを実施しました。
そして第二部は、新たな関係づくりと情報交換のための懇親会にあてました。そのほか「カオ」にちなんだ催しとして、似顔絵を作ってくれる似顔絵マシーンを用意したり、プロによる人相占いやメイクといったコンテンツも準備したりしました。
▼イベントについてもっと詳しく知りたい方はこちら
──このような大規模なイベントを実施するにあたり、工夫した点やこだわった点はありますか?
村上:
「感謝祭」のタイトルのとおり、今回は私達からユーザーさんに感謝を伝えることがコンセプトでしたので、前半のロードマップの説明はできるだけコンパクトにまとめて、おもてなしの時間をたっぷり取るようにしました。
いちばん苦労した部分は、約120名と大勢の参加者がいるなかで、いかに会話のきっかけを作るかですね。ユーザー会での声を聞いていると、会社規模が近い人同士の悩みが共通するケースが多かったので、座席の組み合わせも会社の規模を考慮したり、話が弾みそうな組み合わせにしたりと工夫しました。
三枝:
各地のユーザー会でも共通してあがる話題があったので、各テーブルにトークテーマの“お品書き”を置いて役立ててもらいました。でも実際は、もともと交流があったユーザーさんも多く、どのテーブルも盛り上がっていましたね。
──参加者からの感想はいかがでしたか?
三枝:
コンテンツに満足いただけたのはもちろん「普段関われない人と交流ができた」といった声をいただけてよかったなと思います。
当日はカオナビのメンバーも大勢参加していたのですが、「社員さんたちがイキイキと働いている様子をみて、エネルギッシュさが伝わりました」「一緒に盛り上げていこうという思いが伝わりました」といった感想もありました。私たちのことを“パートナー”としてみていてくれる思いが伝わってきて嬉しかったですね!
村上:
営業やカスタマーサクセスなどいろんな部署のメンバーに協力してもらいましたが、普段、顧客とフランクな場で語り合う機会はなかなかないので、とても貴重な場になったと思います。
村上:
例えば、営業担当は受注を完了した後、別の担当にバトンタッチするのでその後顧客とお会いする機会はほとんどないんです。でも、「担当した顧客先から『おかげでカオナビを活用できています』という声を聞けてよかった」「自分たちがセールスしたプロダクトが貢献できている手応えを感じた」といった感想もありました。
──社内のメンバーにとってもさまざまな気づきがあったイベントだったのですね。
柏崎:
コミュニティの価値ってなかなか数値やROI(投資利益率)で示しにくい部分もあるのですが、ユーザーのみなさんと直接対話することで、コミュニティの必要性を実感してもらえたのではないでしょうか。
「カオナビ」って導入して終わりではなくて、使ってもらって初めて意味のあるものなんですよね。それを、ユーザーさんの生の声を聞くことで、改めて気付かされましたね。
タレントマネジメントの価値と可能性をさらに広げたい
──今回のイベントを通して得た学びと、それを今後どのように活かしていきたいかを教えてください。
柏崎:
年に1回でも、このような大きなイベントを通してタレントマネジメントの価値を感じてもらえたらと思います。ユーザーさん、導入検討中の方、セールスパートナーさんなど、あらゆるステークホルダーの皆さんと一緒にタレントマネジメントを考えるようなイベントを行いたいですね。
村上:
学びとしては、社内のたくさんの人たちを巻き込むにあたって趣旨や目的を全体で共有すること、イベントのゴールを明確にすることの大切さを実感しました。感謝祭を通して、「カオナビ」に関わる人たちが集まって交流することの価値を改めて感じたので、普段の施策でも、有意義と思ってもらえる場づくりを心がけたいなと思いました。
三枝:
ユーザーさん同士がイベント終盤まで楽しくお話をされている姿を見て、これからもタレントマネジメントが実現できる場を一緒に作り、カオナビをもっと好きになってもらいたいと思いました。今後のイベントもより満足してもらえるものに磨き上げていきたいです。
──今後、カオナビキャンパスに関して予定している取り組みはありますか?
柏崎:
すでにスタートした取り組みとしては「カオナビキャンパスLab(ラボ)」があります。プロの専門家(パートナー)による実践的なノウハウ提供や、パートナーが監修した「カオナビ」のテンプレートも掲載したサイトで、カオナビの世界観をさらに広げるためにも今後コンテンツを充実させていく予定です。
──最後に、カスタマーマーケティンググループでの今後の構想についても教えてください。
柏崎:
ユーザーさんはもちろん、見込み顧客やパートナーさんなど、コミュニティをどんどん広げていきたいと思っています。タレントマネジメントについて考えたり実行したりするうえで、何かヒントを得られる、そんな“コミュニティ”に価値を感じてくださる方を増やしていきたいです。
村上:
学び合いの要素は今後も強化していきたいですね。「カオナビ」の利活用や人事としての知見を広げられることがコミュニティの価値だと思うので、そこにつながるイベントやセミナーを企画して、ユーザーが目に見える形で成果を出せるようなPDCAを生み出していきたいと思います。
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kaonavi vivivi(カオナビの「人」と「組織」が見えるメディア)