本日は、代表山田さんによる2023年のエンジニア採用・組織づくりのトレンドに関するnoteを紹介します。元記事はこちら
ぜひご一読ください!
新年あけましておめでとうございます!
年明けということで2023年のエンジニア採用・組織づくりのトレンド書いてみました。
(どちらかという採用メインのトレンドの点、ご承知おきください!)
「採用力の強化だけでは戦えない。開発生産性の高い組織にエンジニアが集まる時代へ。」
このテーマでメディア向けの発表会を10月末に開催しました。
6年以上エンジニア転職やエンジニア組織づくりに向き合ってきた中で、今大きな流れとして採用力の高い会社は開発生産性も高いという連動が始まっています。
詳細は図の通りですが、エンジニア採用自体の難易度が景気変動関係なく上がっていく中で、採用をするために良い組織づくりにも力を入れていく必要が出てきています。
また、転職するエンジニアにとっても、開発者体験・環境づくりがどうなっているかは非常に気になる基準となってきており、面接時に「Four Keys」を測っているかが問われる機会も増えてきました。
個人的には、2023年はエンジニアサイドだけなく、ビジネスサイドの経営層にもエンジニア組織になぜ投資をするのか、どんな投資が必要なのか、浸透していく1年にしたいと思っています。
DX内製化の本格スタート
2010年代後半からDXという言葉がメディアで盛んに使われるようになりましたが、当初は外注先を変える、あるいはスタートアップとの協業などがメインで、大手企業で内製化に踏み切る企業はそれほど多くない時期が続きました。
Findyでもかなりの数の会社に営業をしてきましたが、情報交換だけで進まない会社が多く、このまま日本の大手企業は本気でDX内製化はしないのでは、と思い始めている時期もありました。
ただ、2021後半から2022にかけて潮目が変わってきました。やはり本気で内製化をしないと生き残れない、サービスに付加価値をつけれない、ということで外部からCTOを招聘する企業の増加も相まり、本格的にエンジニア採用が始まっています。
特に外資系との競争が激しいメディア、小売、C向け金融業界などはいっきに内製化が加速しそうです。
深刻なエンジニアリングマネージャー(EM)不足
エンジニア組織支援SaaS「Findy Team+(チームプラス)」の開発コンセプトの一つにいかにEMの負荷を減らすがあります。
図の通りですが、将来EMになりたい人の数がコロナ渦中以降、徐々に減ってきています。2021年7月の調査では19%の方がEM志望だったに対して、約1年後に13%台まで減少しています。
これはエンジニアに限らずですが、リモートは働き手にとっては良い選択肢である一方で、マネージャーには一定の負担を強いる傾向になっているかもしれません。
また、Findyの採用サービスもEMの支援があってこそ成立するため、EMの負担軽減はFindyにとっても大きな課題にになってきています。
働いてみたい企業の多様化
「最近、人気の企業はどこですか?」「採用に強い企業はどこですか」という問いをよく聞かれます。これまでは、「●●社が圧倒的に強いです」「外資系の●●が人気です」「メガベンチャーが強いです」などなどでしたが、最近は以下の図を見ていただいても多様化しています。
外資系はもちろん入っていますが、メガベンチャーや大規模調達スタートアップ、またクライアントサービス中心の受託企業など多様な企業が入ってきています。図にはまだ出てきていないですが、大手DX系の会社やその戦略子会社なども今後出てくるのではと予想しています。
エンジニアの人数も数年前と比較して増加しており、仕事に求めるものも多様化しているものと思われます。
外国人エンジニアの採用復活と円安加速で採用できる国の変化がありそう
コロナ前からオフショアに加えて日本国内での外国人エンジニア採用が加速していましたが、コロナ渦中は入国制限もあり停滞気味でした。
ただ、日本のエンジニア不足が今後も続いていくため、外国人エンジニアの採用は特にエンジニア組織を数百人規模にしていきたいテック企業にとっては必須の選択肢になっていきそうです。また、円安傾向が続く中では、これまで外国人採用の中心だった東・東南アジア圏から、物価がまだまだ安い南アジア圏に移行していくと考えられます。
Findyでも今年から南アジア圏でのオペレーションに力を入れていく予定です。
以上、2023年のエンジニア採用と関連する組織づくり周りでのトレンドいかがでしたでしょうか?ぜひ気になるトピックなどあればお気軽にご連絡いただければ幸いです!