「保育の課題は、子どもと保育士だけのものではない」
「保育」は、地域の未来をつくる仕事
昨年度末、私たちキャリアフィールド株式会社は奈良県田原本町と「保育士確保に関する連携協定」を締結しました。連携協定とは、自治体と民間企業が課題解決に向け協力していく取組みです。
少子化が進む現在、保育や子育て支援は単なる福祉政策ではなく、人口減少時代に自治体が生き残るための重要な戦略のひとつとなっています。保育士が不足すれば、子育て世代が安心して働ける環境が整わず、結果として若い世代の流出を招きます。これは、地域の活力を奪い、最終的には地域の存続そのものが脅かされることを意味します。
保育士不足は、お金やIctでは解決できない!
保育士不足が社会問題化する中、給与加算やICT導入による業務負担の軽減といった対策が進められています。しかし、それだけでは根本的な解決にはなりません。
もちろん、給与は高いに越したことはなく、ICTやAIの導入が進むことで業務効率化も図られるでしょう。でも、それは、根本解決にはつながらないのです。
地域ごとの課題を解決するためのアプローチ
奈良県には保育士を育成する大学・短大・専門学校があるものの、定員割れや進学率の低迷により、保育士の供給が減少しています。さらに、給与加算のある近隣都市に人材が流出し、町の保育環境を支える人材が不足しているのが現状です。
そこで私たちは、単なる人材確保策にとどまらない「まちぐるみで保育を支える仕組み」づくりに挑戦しています。これは、自治体・企業・地域住民が一体となり、地域ごとに異なる課題を解決するための新たなモデルです。
「地域に貢献したい」人とともに
今回は、奈良県の1つの自治体の例を出しましたが、全国の多くの自治体では、保育士不足に悩まされているにもかかわらず、適切な解決策似たとりついていません。私たちは、これまでも保育業界の人材確保に向き合ってきましたが、今回の協定は自治体と企業が手を取り合う、新しい形の取り組みです。
「保育士の確保」は、保育士や保護者だけの問題ではなく、地域の未来に関わる重要なテーマ。自治体や保育施設だけでなく、さまざまな業種の人が関わることで、より持続可能な解決策が生まれると考えています。
「新しい形で地域に貢献したい」「社会の仕組みを変える仕事がしたい」——そんな思いを持つ方に、ぜひキャリアフィールドの取り組みに共感してもらえたら嬉しいです。