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“タレントマネジメントが自分ごと化される” ──新任マネージャーが語る理想のマーケ組織の在り方とは?


Contents

・マネジメントもスペシャリストも、求められるのは“数字”である
・追い風のなかで仮説思考をもったマーケターが活躍できる
・改めて感じるタレントマネジメントの重要性
・チャレンジし進化し続けられる組織へ

2022年8月、カオナビのマーケティング部門では、新たに2人のマネージャーが着任しました。

イベントやセミナーを軸にしたセールスプロモーショングループには、田部 藍子さん。オンライン広告やSEOなどのWebを起点とした施策を行うWebマーケティンググループには塩見 瞳さん。

今回は、マーケティング部門の責任者を務める篠﨑さんと新任マネージャーのお二方から、これからのマーケティング本部としてのチャレンジや求める人材などについて語ってもらいました。

Interviewee

マーケティング本部 本部長
篠﨑 順也

博報堂にて外資系メーカーや国内自動車メーカーの営業を担当。その後、スポーツ事業会社を経て、グリーとGlossomにて広告事業に従事する。2016年に当社に入社し、マーケティング戦略を担当。2020年よりマーケティング部門責任者を務める。

マーケティング本部 Webマーケティンググループ マネージャー
塩見 瞳

大学卒業後、不動産・金融関係のWebサイトを運営する会社に入社。Webマーケティングやディレクション等を経験し、2019年にカオナビに入社。 オンライン広告周りを中心に、メルマガ作成やSEO記事の作成などにも従事。

マーケティング本部 セールスプロモーショングループ マネージャー
田部 藍子

大手通信会社に新卒入社、法人営業担当後、一般社団法人に転職。様々な業界向けのBtoB展示会・カンファレンスの新規立上げ・プロジェクトマネジメントに携わる。2021年3月にカオナビに入社。現在はリード獲得に向けた自社セミナーの企画・運営に従事。

マネジメントもスペシャリストも、求められるのは“数字”である

──まずは新しく着任されたお二人の自己紹介をお願いします。

田部:
セールスプロモーショングループのマネージャーになりました、田部 藍子と申します。このグループは、イベントや、セミナーをフックにリードを獲得する役割を担っています。前職の社団法人では13年以上、主に主催者という立場で人材育成研修や、法人向けの展示会、大型カンファレンスのプロジェクトマネージャーを担当していました。

そこで身につけたイベントやセミナーの企画運営というスキルがどこまで事業会社で通用するのかを試してみたく、カオナビに転職しました。

塩見:
Webマーケティンググループのマネージャーになりました、塩見 瞳です。カオナビは2社目で、1社目では、不動産や金融関係の領域でのWebマーケティングやディレクションを担当していました。約1年の留学を挟んで、カオナビに入社しました。

入社当初からオンライン広告を中心に、SEOやメルマガ、広告企画のディレクションなど、幅広く経験させてもらっています。

篠﨑:
マーケティング本部には、他にもコンテンツ、デザインなどのグループがありますが、実は今も色々と体制を刷新中です。事業の変化に伴い、最適な組織体制を作っていければと思っています。

──篠﨑さんが、組織体制を刷新中のなかで、まず2人をマネージャーに任命したのには、何か意図があったのでしょうか?

篠﨑:
2人はマネージャーになる前からマネージャーのような動きをしてくれていました。そこで、権限や責任を渡して、よりスムーズに業務を行ってもらったり、成長を加速させたりするために、マネージャーというロールになってもらいました。

塩見さんは、もう半年近くWeb領域全体の細かい数字管理を行なっており、田部さんは、産休育休メンバーをケアしながら、チームを安定稼働させて実績を積み上げていました。


ーすでにマネージャー的な動きはされていたんですね。お二人はこの話をもらった時にどう思いましたか?

田部:
私は元々結構スペシャリスト志向だったので、最初は正直ピンときていませんでした(笑)。マネージャーの話をいただいた時に、篠崎さんに「この先、マネージャーとスペシャリスト、それぞれで歩んだ時にどういうものが求められますか?」と聞いたら、「どちらも数字です」って言われたんです。

このままスペシャリストになったとしても、マーケティング分野ではなく、イベントの領域と限定されてしまう。それが本当に自分にとってプラスなのかを考えた時に、マーケティングのマネージャーであれば、幅広い情報を得られて、成長の機会が多く、広い意味でのスペシャリストになれると思ったんです。そこでマネージャーをお受けすることにしました。

塩見:
私は田部さんとは違い、何かを極めることが苦手なので、スペシャリストになれないと思っていました。人と何かをやり遂げることにワクワクを感じることがあったので、キャリアを積んでいくならスペシャリストではなく、マネージャーとしてチームをまとめる方向性かななと漠然と思っていました。

ただ、マネージャーの話をいただいたときは、メンバーをリードするタイプではないので、ちょっと荷が重いなと。今は、自分が引っ張るのではなく、みんなが動きやすいような環境を整えていきたいと思っています。


田部:
私も、自分でグイグイ引っ張るよりかはメンバーの背中を押せるようになりたいですね。割と自立していてやりたいことを自分で表現できる人が多いので、その人がやりたいことを、会社として求められていることにうまく繋げていけるよう心がけています。

篠崎:
こういう2人の考えと、自分のイメージするマネジメント像とは近いですね。リーダーシップを発揮して引っ張るっていうよりは、みんなの意見を聞いたうえで、どう良いものを作っていくかという方が今のマーケティング本部に合っていると思います。

追い風のなかで仮説思考をもったマーケターが活躍できる

──皆さんが思う「カオナビでマーケターをやる面白さ」ってなんでしょうか。また、どんな人が組織にフィットするか教えてください。

篠崎:
事業が伸びている環境でマーケティングをできることが、今の“カオナビでマーケターをやる”面白さだと思います。何をやっても伸びないし売れないという環境では、なかなかチャレンジもできないので、成長も難しいのではないでしょうか。今の環境はいわば、“追い風”です。予算、裁量、リソース、それぞれがネックとなり、やりたいことができない!ということがあまりないので、とても成長できる場だと思いますよ。

ただ、入社したら簡単にすべてをポンッと与えられるわけではないです。「自走できるか」が大事ですね。カオナビのバリュー(価値観)の一つに「仮説思考 - 相手の言葉を鵜呑みにしない。常になぜ?を考える。」があります。事業の成長のために仮説思考をもって、責任を伴った行動ができる方なら、うちでは活躍できると思いますし、一緒に働きたいです!

田部:
追い風という部分だと、お客様に喜んでもらえる機会に常に触れることができるので、自分たちでも「カオナビ」というプロダクトは、求められているんだなと実感しますね。

今まで展示会で「タレントマネジメント」といってもピンと来ていなかった地域に、1年後に再度出展するとそれが浸透しているんです。たった一年で確実に変わっていることや、自分もそこに貢献できてることを実感できて、嬉しい気持ちになりますね。

世の中に「カオナビ」が必要とされて、ますます普及していく市場の変化を体感できるフェーズにあると思っています。


塩見:
その変化は私もすごく感じますね。そして「自走できるか」は私もとても大切だと思います。自分自身、マネジメント経験が豊富なわけではないので、自走できて一緒に考えられる方だと、とても助かります。それに加えて、Webに強い方のほうが、カオナビにはマッチすると思います。自分の領域はもちろん、田部さんのセミナーも集客はWebが軸なのでWebマーケティングの知識が一定あるほうが働きやすいと思いますね。

改めて感じるタレントマネジメントの重要性

──マネージャーになられてからご自身に変化はありましたか。

田部:
いろいろと情報のキャッチアップをしやすくなり、会社全体の解像度が上がったと思います。数値的なものはもちろん、他チームの動きなどがマネージャー陣での定例ミーティングで詳しく共有されるので、理解が深まっています。

塩見:
私はマネージャーになって、カオナビならではだと思うんですけど「タレントマネジメントという言葉が自分ごと化されてきた」と感じます。

カオナビのサービスサイトでも、「個性を活かす」ことを謳っていますが、メンバー一人ひとりに、1on1の場などで「今までどんなことをやってきたのか」「どんなことができるのか」「どんなことをやりたいのか」をじっくり聞いていくなかで、「こんなことをお願いしてもいいんじゃないか」「こういう経験があるから任せてみよう」など、それぞれの解像度がすごくあがっていくことを実感しています。

あとは、上のレイヤーの人に何か報告する時に、「ここが気になるだろうから、重点的に説明しよう」など、その人の立場になって具体的に考えることが増えたように思います。

──タレントマネジメントという考えが、ロールが変わったことでより一層重要だと感じられているんですね。篠崎さんは、カオナビのなかでもマネジメント経験が長いですが、ご自身でもタレントマネジメントの重要性は感じられていますか?

篠崎:
どういう考え方なのか、どういう持ち味の人なのかを知っていくことで、もっといい働きかけができるんだろうなと感じていますね。

各メンバーに何をチャレンジしてもらうかは「できる-できない、やりたくない-やりたい」の4象限で整理して考えています。いきなり得意じゃない領域を任せるのはお互い大変なので、できる領域を増やしていってもらい、やりたい領域をやってもらえたらと。そのうえで、タレントマネジメントという考え方はとても大切ですね。だからこそ、より多くの人に「カオナビ」を知ってほしいと思います。

チャレンジし進化し続けられる組織へ

──マネージャーになった今だからこそ思う理想の組織・チーム像について教えてください。

田部:
組織としては、タイプがばらければばらけるほどいいなと思っていて(笑)やっぱり全員何かしら不得意な領域ってあると思うので、「私はそれは苦手だけれど、これは得意なんだ」っていう人が、うまくパズルみたいにはまるようなチームだといいのかなとは思います。

そうなるとチームとしてはより強固になると思うんですよね。気づきや学びの機会が生まれたり余白ができたりしてどんどん相乗効果が生まれて。

塩見:
私は、シンプルにチームで何かやるっていうのが好きなので、そのためにみんなが動きやすい場を提供できるようになりたいなと思っています。

和気あいあいと働くということではなく、その先を見据えて常に進化し続けられるような、そんな組織を目指したいです。

──それに向けて、これからお二人が取り組んでいきたいことは何ですか?

田部:
今は安定して業務を回せるようになってきてるので、今後はみんなで新しいこともやってみたいですね。「実はこういうことをやれてないよね」ということがまだまだたくさんあるので、そういった“前例がなくともやるべきこと”に挑戦している組織を作っていきたいです。

塩見:
私も、よりメンバーがチャレンジできる機会や場を作っていきたいですね。自分で決断できることが増えたからこそ、業務をスリム化したりスピードアップさせたりできると思うので。

世の中に必要とされるタレントマネジメントの市場を一緒に切り開いていってくださる気概のある方と是非一緒に働きたいです。お待ちしています!


▼その他インタビューをご覧になりたい方はこちら
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