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転職先で挫折したWEBディレクターが子会社の取締役になった話

はじめまして!

株式会社ビズアシ 取締役の上田愛奈と申します。

今のクラウドワークスは2社目で、前職は株式会社エムティーアイで5年半ほど企画職として、エンタメを中心としたモバイルサイトの企画運営を経てから、人材業界へと全く違う業界に来ました。

東証一部上場企業で5年間ぬくぬくと企画職で育ってきた私が、なぜ今ベンチャーで、まったく異なる業界の取締役になったのか。恥ずかしながら、書かせていただこうかと思います。

ですがまず、冒頭から「?」と思われる方が多いかと思いますので、

株式会社ビズアシと、運営サービスについて簡単にお話しさせてください。

株式会社ビズアシとは

設立間もない会社のため、まだご存知ない方が多いかと思います。

株式会社クラウドワークスの子会社で、新規事業「ビズアシスタントオンライン」を運営しています。

なんらかの理由があって外で働くことができない方が蓄積してこられたスキル経験、業務経験を活かせるようなお仕事を届けるマッチングサービスでして、日本全国をはじめ、カナダ・スウェーデンなど世界中にいるママさんを中心に、毎日いろんな方が在宅でお仕事されています。



将来、私自身も使いたいと思っていますし、自分が使いたいと思えるサービスを創るべきと思っています。

自分の力はどこまで通用するのかを知るために転職

株式会社エムティーアイではちょうど日本で、ガラケーからスマートフォンへ移り変わる時代だったため、本当に運良く1年目からいろんなサービスを作らせてもらいました。

初めて複数人のチームでサイトをリリースした時は、知らないことが多すぎていろんな方に迷惑をおかけしましたが、嬉しくて感極まって泣きそうでした。まだ今もチームの方達にお礼を言いに回ったのを鮮明に覚えています。

3年目ごろ転職をぼやっと考えだしていたのですが、隙間なく大きなプロジェクトに関われていましたし、新卒組も多く、会社自体の居心地が良くて特に動きはしませんでした。

結局2年間やめるやめる詐欺を続けていたのですが、その間にも、ちらほらと先輩がやめて、別の企業やフリーランスで活躍しているお話が耳に入ってきたり、ちょうど大きめのプロジェクトが終わり、やりきった感が出たところで

・自分の力は他の企業で果たして通用するのか

・このまま井の中の蛙でいいのか

と思い、ようやく重い腰をあげました。

転活1社目で入社してみたら、エンジニアがすごかった

次の職場を決めるにあたり決めていた軸は

・人の生活になくてはならないもの

・自社サービス運営会社でwebディレクターを極める

・ベンチャーで活気良い会社

この3点でした。

コーポレートサイトを見て、社員の行動指針に共感をもったことと、面談した時に仕事が好きなんですねと言ってもらい、単純にうれしくて1社目のクラウドワークスに決めました。

入社してからはwebディレクター、POとしてサイト改善をメインに担当していました。エンジニアさんとチームを組むのですが、エンジニアさんがすごい。30分の会議でも「ユーザー」という単語がものすごい数飛び交うんですよ。

今まで誰よりもユーザー視点を持つというのは企画者ならではと思っていた自分が恥ずかしいぐらい、真剣にユーザーを考えていて、インタビューや行動分析も一緒に行うので、職種の境界線がなく、ベンチャーを感じることのできた刺激的なチームでした。

私は何が強みなんだろうと悩んだ半年

半年が経ち、なかなか自分が納得できるような仕事ができずにいた私は、自分の強みは何なのかわからなくなっていました。


何を身につければいいかわからない、でもこのままだとダメだ。

なら量をこなして何か一つでも得るものがあればいい。

前に進まないと成長できない。がむしゃらにやる。


そう思い、当時一番仕事を抱えていた上長に「私に負荷を掛けてください」と懇願しました。

webマーケや海外企業とのアライアンス、その他色んな仕事をもらい、

まぁ見事にキャパシティはパツパツ笑

量をこなして少しずつ成果が出始めた際、副社長の成田との1on1で、「何か会社に影響を与えるサービスや企画を考えてみては」とアドバイスをもらい、半年間やってきたことを振り返りながら、現在携わっているビズアシスタントオンラインを企画立案しました。

クラウドソーシングの主流は単発、案件ごとのお支払い、ライティング業務がメインになっていたのですが、探せば実は資料作成や面接日程調整など社員の方をサポートする、

魅力的なバックオフィス系の仕事も存在します。

それにオフィスに出社している私たちも時間単価で生産性を図っていますし、在宅で時間単価制のお仕事をもっと世に知ってもらいたい。もっと企業とクラウドワーカーが近い存在になってほしいと思って副社長に打診しました。

提案した後、どんなサービスにするか悩んでいた時に副社長が心配してくださって、「別に無理してやらなくても大丈夫ですよ」と声をかけていただのですが、「いや、やるべきですよ!」、心の中では「え?何言ってるの?」と、後に続くぐらい熱い気持ちで伝えました。

今思うと、もしかしたら人生で初めて熱くなり、私にとってやりたいと思える企画だったかもしれません。

なんとしても新規事業を存続したい!

クラウドワークスでは、新規事業は社内基準の成果を半年で満たさなかった場合、撤退と判断します。

最初の壁はこの撤退との戦いです。

開始前に予め想像を膨らまし、マッチングまでのフローを作っていましたが、実際に始まってみると想定外のことしか起こりませんでした。

求人者に対してどんな情報を聞き出せば本質的な答えをもらえるのか企業によって業務の定義が異なり、どこまでの業務範囲を期待しているのかなど、毎日新しい課題が見つかり、振り返りミーティングでは課題を書いた付箋が山のように…

さらに私たちが何のためにいるのか、これからどこに向かうのかもいまいちしっくりきていない中始めたこともあり、意見のぶつかり合いも発生。

少しずつチームでもやもやした空気になっていき、成果も伸び悩んでいましたが、チーム会議では毎回、「撤退は絶対いや」という声が上がっていました。

撤退基準が壁であることは全員が一致していた目標だったんです。

じゃあどうするということで、全員が1つの目標・方針にむかって動けるようようになるのか。何度も話し合いながら詳細ターゲット、ミッションやKPIゴールなどを設定し、目線を合わせていきました。

また、「1日1改善」と掲げて2か月様々な方面から改善を行った結果、フローも定まって1ヶ月で高速PDCAを回せるようになり、1年で16倍の成長を遂げ、社内で「いいチーム賞」を取ることができました。

あの時、チーム全員がこの事業を存続させたいと思っていなかったら、今はなかったと思います。


常に変化を求め変化し、過去にこだわらない

ビズアシスタントオンラインの開始後、色んな方に、今までと全く違う職種だけど大丈夫?とお声がけいただくこともありましたが、新規事業は今までの蓄積された引き出し・経験を、全力でぶつけるしかない環境です。私は力を全力で出せる方が、力を抑えるより楽でして、常に新しいことを求め、全力でぶつかることのできるその環境が楽しいと思っています。

今までプレイヤーとしてどうするかしか考えていませんでしたが、チームメンバーが増えるにつれ、徐々にマネジメントについて考えるようになり、マネジメントの難しさや面白さを知ることもできました。

上司から分社化しようと思うと話していただいた際も、分社化なんてなかなか経験できることではありませんし、きっと苦しいことの方が多いかもしれませんが、新しいことにチャレンジしたいという気持ちの方が大きく、即レスでやりましょうとお答えし、創業メンバーとして取締役に就任しました。


今もなお、環境もサービスも、何もかもが新しいことだらけです。

過去を振り返るといろんな選択をしてきましたが、常に新しいモノ、コトを選択してきました。変化が楽しくて仕方がありません。今までの経験はどんな仕事でも生かせますし、今まで作り上げたものも、より良いサービスを作るためなら0ベースでやり直していい、毎日やり方が変わってもいいと思っています。

今までの職種や経験にとらわれず、新しいことや変化を楽しみたい

チームメンバー同士で認め合い尊重し合える環境で働きたい

まだ出来上がっていない環境で働いてみたい

という方はぜひ、一度オフィスに遊びに来てお話ししてみませんか?

長々となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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