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コンフリクトを恐れない。組織のためを意識した開発チームができるまで

バリューとして、「誠実さを大切にする」「ユーザー視点で考える」「仕組み化にこだわる」「オーナーシップを持つ」「コンフリクトを恐れない」を掲げるカオナビ。それによって「ジブンらしく、オトナらしく」というカルチャーがつくられています。
今回話を聞くのは、業界未経験からエンジニアの世界に入り、10年間受託開発で経験を積んだのちカオナビに入社して今では部門横断チームの開発リーダーを務める島袋さん。彼の話を聞いていくうちにカオナビが大切にしていることが見えてきました。

プロダクト本部サービス開発部 DataFrontierグループ
バックエンドエンジニア 島袋隆広
高校卒業後、5〜6年非IT業界の仕事に従事。その後SIer会社に転職し、Webエンジニア(メインの開発言語はPHP)としての経験を積む。カオナビ入社後はGoを使ったAPIの開発に務めている。2児の父親。沖縄生まれ千葉育ち。

エンジニアとしてスタートし下積みを重ね開発リーダーに!

──業界未経験からエンジニアになろうと思った理由は何ですか?

自分の手が入ったモノを誰かに届ける仕事がしたいと考えたからです。高校卒業後、革靴を販売する仕事をしていましたが、キャリアに閉塞感を感じていました。
当時は、未経験でも挑戦できるエンジニアの求人がいくつかありました。そこで思い切って応募してみたところ採用となり、エンジニアのキャリアをスタートさせました。最初は右も左もわからず、本を読んで勉強しながら、ほとんどコピペのような形でコードを書いていました。ただ辞めることは考えず、なんとか受託開発で10年間くらいしがみついてました。
それから、自社サービスを提供している企業に挑戦したいと思い、ご縁があってカオナビに入社することになりました。カオナビのサービスも非常に魅力的に思えましたし、面接でお話しをしていてすごくいい雰囲気の企業だと感じましたね。


──今はシステム連携をミッションとするチームへ異動しリーダーを務めていますが、そのあたりの背景について教えてください。

自分のキャリアを振り返ると、戦略的にキャリアを築いていったというよりは、目の前にあることにがむしゃらに取り組んでいったら、今のポジションにたどり着いたという感じです。正直なところ、革靴販売をしていたころには、現在の開発業務をする姿など想像もできませんでした。
今のチームのミッションは、人事や労務における業務で連携をする部分の改善や強化に取り組むことです。外部システムとの連携に対してはAPI(Application Programming Interface) )を通じた処理が行えるような仕様になっています。自分がいるチームはまさにこのAPIを主に開発しています。

──やはりチームに入った当初は慣れるまで苦労がありましたか?

そうですね、すべての機能の仕様把握にも時間がかかり、画面の処理ではなくAPIの開発をするのも初めてでした。さらに開発言語もPHPからGoに変わり、最初のうちはひたすら教えてもらうしかありませんでした。上手く業務をこなせるようになるのか不安を感じたのを覚えています。
心がけたことは、少しずつ自分でやれることを増やしていくことです。わからないときは、1対1でペアプログラミングをしてもらったり、あえて自分から手を挙げて新しいことに挑戦もしました。
やがて、他のチームとの窓口の役割を開発チームのリーダーとして、担うことに。初めはどんなに難しいと思ったことも、持ち前の粘り強さでしがみつくことでだんだんできるようになり、仕事にやりがいを感じるようになりました。

メンバーではなくリーダーだからこそ求められるマインド

──リーダーとして業務を遂行する上で工夫した点はありますか?

メンバーに言いにくいことでも伝えていくことです。「なぜこれをやろうとしているのか」「そのためはこういった機能が必要である」「だからこの機能を開発するのを手伝って欲しい」と、真摯に伝えていくことで、順調にプロジェクトが進むようになりました。
ここに至るまでに、さまざまな方から厳しいご意見をいただくこともありました。そういったなかで、丁寧にコミュニケーションをしながら、自分たちで考えることは放棄せず、他の部署・チームともきちんと話し合うことが大切だと気づいたんです。
カオナビのバリューにある「コンフリクトを恐れない」とまでは言い切れるかわかりませんが、そういった視点を業務のなかで獲得していきました。そこから、自分のチームではなくカオナビの一員として開発をするということが重要だと、後になって気づきました。

──リモート主体でのコミュニケーションで難しかった点はありますか?

最初はすごくやりづらかったですね。Slackとかのテキストコミュニケーションだけだとなかなかコミュニケーションが円滑に進みませんでした。そこで工夫したのは短い時間でもZoomやMeetを使ってお互いに顔を見せ合いながら会話をすること。毎回じゃなくても新しいことを始めるときはまず一回、顔を見せて話すことが大切ですね。幸いなことに、自分が顔を見せて話していると、顔出しをしてくれる人が多く、助けられましたね。
カオナビには本当にいい人が多くて、自分が設計を考えて初めて見せるときも、ちゃんと話を聞いた上でアドバイスをくれますし、インフラチームの力を借りるときも自分が使いたいサービスの説明をすると、ロール周りとか権限などの細かい設定を丁寧に考えて割り振ってくれて非常に助かります。新しいことをやりたいときに、きちんと協力してくれる人が多いのは本当に素晴らしいところだと思います。

──チームで取り組んだことを仕組み化する動きもあるんでしょうか?

そうですね。自分のチームが他のチームとどのように連携してプロジェクトを進めていったかは、定期的に勉強会などの機会で共有しています。たとえば、こういう資料を用意したらインフラ担当の方と話しやすくなるとかですね。カオナビでは、きちんとナレッジを残してみんなで共有していく文化が強く根付いているように思います。これからも会社に貢献できるように、少しずつですが精進していきたいですね。

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