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こんにちは!経営企画室の杉本です。
突然ですが、みなさんが仕事で英語を使う機会はどのくらいありますか?
グッドパッチは「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンを掲げており、現在は東京、ベルリン、ミュンヘン、台北の4拠点で活動をしています。
普段、各拠点とのコミュニケーションはSlackやビデオ通話ですが、彼らが東京オフィスに来日することも多いため、あまり距離を感じません。
また、東京オフィスだけでも、カナダ、ベルギー、韓国など10ヶ国以上のメンバーがおり、グッドパッチで働いていると、一日に何度も英語を耳にします。
英語レッスンが始まった背景
グローバルな組織文化が特徴なので、社外の皆さんからは「グッドパッチの人って全員英語がペラペラなんですか?」と質問されることがあります。
もちろん、ネイティヴレベルで英語を話せるメンバーもいますが、「もっと勉強したい」と感じているメンバーも多くいます。
きっかけはSlackの英会話チャンネル
ここで、英語ネイティヴのメンバーが主体となって始めたSlackのあるチャンネルについてご紹介します。
#english-practice というチャンネルは、日替わりでトピックを決めて、英語でトークを楽しむというルールで運用されています。英語ネイティヴのメンバーを中心に、様々なレベル感のメンバーが参加しており、日々賑わいを見せています。
例えば先日のトピックは、「食パンにつけるお気に入りのトッピング」について。
全員にとって身近なトピックだったこともあり、様々なメンバー間で自然とコミュニケーションが生まれていました。
多様性のあるグッドパッチの環境下で、どのメンバーもコミュニケーションをとても重視しています。そのためにも、英語を学んでマスターしたいという想いが、全員の共通のゴールとしてありました。
ある日告知されたグループレッスン
そんなある日、メンバーの「英語をもっと学びたい」という想いを汲み取って、CEOアシスタントのメンバーが英語のグループレッスンを企画してくれました。
彼女は、3年半海外で働いた経験を活かし、翻訳と通訳のほか、海外のデザイン会社やスタートアップのリサーチなども行なっています。
レッスンは告知直後から続々と参加表明が集まり、あっという間に定員に達してしまったようです!私も急いで参加表明をしました。
いよいよ初回レッスンがスタート
そして迎えた初回のレッスン。
レッスン当日はハロウィンだったこともあり、参加メンバーから、お菓子のプレゼントという粋な心遣いが!
空気がほぐれ、いいアイスブレイクとなりました。
はじめに:英語を自分の言語にするためのルール
ワークを始める前に彼女が話してくれたのは、Respect Each Other(お互いを尊重しよう)という言葉です。
さらに、4つの方針が示されました。
- Making mistakes doesn't hurt anyone:間違えても、誰も傷つかない
- Everyone has a different goal:一人ひとりに異なるゴールがある
- Helping others makes you a stronger communicator:他の人を助ければ、コミュニケーション力が高まる
- DON'T USE A DICTIONARY!:(授業中は)辞書は使わないこと!
このポジティブな方針を最初に聞くことで、参加者は前向きになり、「間違えたら恥ずかしい」と発言ができなくなってしまったり、「周りについていけなかったらどうしよう」と不安を持つことなく、レッスンを楽しんでいたように感じました。
当日の参加者は、合計で11名。
3〜4名でひとつのグループを作ったり、隣の人とペアになったりと、チームで取り組むワークが多く、違う部署のメンバーとたくさんコミュニケーションをとることができます。メンバーと英語を通じて仲良くなれる点は、参加して良かったなと思える大きなポイントでした。
ワークで使用したユニークな教材
ワークに使った教材は、ダニエル・ピンク(Daniel Pink)氏による The Adventure of Johnny Bunko という書籍です。
なんとこの書籍、台詞は英語でありながら、マンガ形式なんです。しかし、内容は優れたビジネス書であり、CEOアシスタントによると、彼女が通っていたカナダのビジネススクールでは、キャリアの授業で参考図書として選ばれていたそうです。
マンガは登場人物の表情が見えるため、「この単語は、実際どのようなシチュエーションで使われるんだろう?」という、英語でのコミュニケーションへの悩みが解消できる点がとても良かったです。初心者にもオススメの勉強法だと感じました!
ワーク1:4 CORNERS
今回のワークは、アクティブラーニング手法を参考にしてデザインされたそうです。
4人1組でグループをつくり、それぞれにA,B,C,Dと担当を割り当てます。
次に、各自の担当セクションが英語で書かれた紙が貼り出されているので、A担当の人はAセクションのコーナーへ行き、貼り出されている内容を記憶して、席に戻りメモを取ります。
紙を見に行く時は、必ず手ぶらで行かなければなりません。自分の担当セクションの英文を素早く読み取り、理解して、分かりやすくまとめる能力が求められます。
各自で担当セクションの内容をまとめ終えたら、今度はグループのメンバーに、自分が持っている情報をシェアします。全員の情報が揃うことで初めて、物語の一連の流れが理解できるというワークです。
ここでは、「英語でメモをとるだけではなく、イラストを描いてもいいか?」という質問が挙がり、英語とイラストを組み合わせて内容をまとめるデザイナーのメンバーもいました。
実際にワークをやってみると、英文を要約することにも苦労しますが、グループのメンバーに情報をどう伝えるかにもっとも心を砕きました。どう伝えれば相手に理解してもらえるのか考えることは、英語でも日本語でも、同じように大切ですよね。
英語のレッスンを通じて、コミュニケーションについても考えさせられる時間となりました。
ワーク2:Q&A
Q&Aも、4 CORNERSの一環です。
隣に座っている人とペアになり、どちらか一人は前段で学んだ物語について質問をします。聞かれた人は、質問の答えを英文から抜き出して回答します。
質問と回答をペアで繰り返すのですが、相手へのリアクションも英語でトライしてみて!と、使える用語集が書かれたプリントが配られていたので、それを参考にしながら進めました。
ペアの人の回答が正解だったら、「Good job!(よくできました!)」と思い切り褒めたり、「Almost there!(惜しい!)」と励ましたりと、ペアの相手から答えを引き出すコミュニケーションを学ぶことができました。
チームで学ぶ楽しさ
今回のレッスンに集まったメンバーは、英語レベルも、最終的なゴールも様々です。
私も参加前は「周りについていけなかったらどうしよう」と不安でしたが、実際に参加してみると、レベルがそれぞれ異なるからこそ、フォローをし合ったり、褒め合ったりと、グループでのワークが活きてくるんだなと感じました。
レッスンの最後には、「140文字の英語でレッスンの感想を書いてみる」という宿題が。
参加者からは、チームで学ぶ楽しさを感じられたという感想が多く寄せられました。
レッスンを主催してくれたメンバーが、今回のグループレッスンで大切にしたかったことは、英語レベルや最終的なゴールが異なるメンバー同士が、助け合いながらコミュニケーションを取れるようにすることだったそうです。
始めにご紹介したSlackチャンネルも、今回の英語レッスンも、メンバーから自発的に始まったものです。こうした取り組みが社内で行われていると、「英語」という課題に一人で立ち向かわなくてもいいんだな、と安心することができますよね。
また、意欲があればどんなことにもチャレンジできると実感する機会にもなりました。
復習を忘れずに、次回のレッスンも楽しみに待ちたいと思います!