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今回は人事/採用領域のコンサルタントとして働く池端にインタビューしました。
入社前と後でどのように価値観が変わったのか、就活や企業選びのヒントにも繋がったら嬉しいです。
是非ご一読ください。
簡単に自己紹介をお願いします。
大学卒業後、月刊経済誌『ZAITEN』の記者として大阪で勤務。2年2か月勤めた後、エン・ジャパンに入社。主に新卒採用支援領域で求人広告のコピーライターや各種採用クリエイティブの制作ディレクター、セールスとして約10年勤務。
その後、ベンチャー企業2社で約8年間人事部長を務め2022年9月よりリード・イノベーションに入社し、人事コンサルタントとして様々なクライアントの人事・組織課題と向き合っています。
LIに入る前に礒谷と出会っていたというのは本当ですか?
そうですね。今から15年くらい前、エン・ジャパンで営業をしていた時に出会いました。確か外食企業と人材会社の交流会のような場だったと思いますが、そこで当時外食企業の人事責任者をしていた礒谷に声をかけたところ「明日見積りと提案書持って来れる?」と。そのスピード感に面くらいましたが、これはチャンスだと思って徹夜で提案書を仕上げて翌日訪問したら即決で契約いただいて。意思決定の速さや有無を言わさぬ押しの強さは当時から変わらないし、昔からパワーとエネルギーの塊みたいな人でした。
LIに入社した理由を教えてください。
4社目を退職することが決まっていて、次はどうしようかなと検討していた時にたまたま10年ぶりくらいに礒谷と話す機会があったんです。その時既に2社からオファーをいただいており、どちらもベンチャーの人事部長ポジション。内心「どっちを選んでも似たようなもんだなあ」と思っていました。その気持ちを見透すように礒谷から言われました。「池端さん、そろそろどっかの会社の人事部長とか飽きません?」って。そこで「あー、なるほど。自分は飽きてたんだ!」と思って。そこからは礒谷の思うつぼで(笑)、LIであればこれまでと違った立ち位置で人事・組織課題と向き合えるという話やクライアントも選べるという話、自分に足りないところは他の優秀なメンバーとチームを組んで補っていけば良いといった話を聞くうちにどんどん興味を深めていきました。そして最終的に副社長溝口をはじめ、素敵なメンバーとの面談を経て「お世話になります!」と決めた感じです。
LIではどのような仕事をしていますか?
現在は複数クライアントの採用支援をメインで行なっています。いずれもLIよりずっと大きな、売上100〜500億円規模の企業で採用人数も多く、その上採用ターゲットや難易度も異なるため容易ではありません。ただ、容易でないからこそ我々のようなパートナーを頼ってくださるということなので、まずは「採用成功」というクライアントの期待に応えられるよう日々仕事に励んでいます。僕らのスタイル・スタンスとして、ただ口を出すだけじゃなく、がっつりクライアントに入り込んで勝たせるという方針なので、週の大半はクライアント先に滞在して仕事をしています。その他にも、隙間時間ではキャリアアドバイザーとして転職希望者の方のキャリア相談に乗ったりもしています。
LIに入る前と入った後で変わったことはありますか?
ちょっとだけ痩せて、睡眠時間が短くなり、ガルバに(頻繁には)行かなくなり、といったところでしょうか。それ以外の大きな変化は「仕事に対する考え方」ですね。あー、自分は今まで仕事を舐めていたんだなと40歳を過ぎて気づきました。“LI前”の自分は、いつの間にか自分に出来ることを・出来る範囲で・出来るペースでやるおっさんになっていたんです。でもLIではそれが通用しなかった。「何が何でもクライアントを勝たせよう」と思った時に、たかが自分1人の力では出来ることがあまりに少ないということを思い知らされました。言い換えるとしたら「当たり前の基準」が上がったということ。頑張っていなかったわけではないけど「本気で」「死ぬ気で」成果にこだわってきたのか?と言われたらそうでもなかった。そういう自分に気づかせてくれたのがLIという環境でした。自分の弱さや至らなさと正面から向き合わせてくれたからこそ、“まだまだやれる”という自分の可能性や伸びしろに気づくことができました。今でも礒谷と比較するとまだまだ基準が低いと思うことばかりですが、これを上げていくことが仕事の精度や成果をより上げていくことに繋がるはずです。
そうした仕事に対する考え方の変化は、自分の生き方にも変化を生んだように思います。LIはどちらかと言えば宗教色の濃い会社でもあるので、仕事についてはもちろん、ビジネスパーソンとして、人として、どうあるべきかということを日々問われ考える中で「生き方」「在り方」も“LI前”と比べると幾分マシになってきたんじゃないかと実感しています。
長年「新卒採用」「就職活動」に携わってきた中で感じることは?
これは出会った学生によく言うことですが「就活の軸なんて必要なくて、本当に考えるべきは“人生の軸”だ」と思っています。“就活の軸”ってコトバが良くない気もしますが、どうしても「どこに入社するか」ばかりにフォーカスしてしまいがちだと思うんです。でも、どこに入るかなんて本当は些細な問題で。考えるべきは「どこにたどり着きたいのか」「どんな人になりたいのか」「何を実現させたいのか」「何を手に入れたいのか」ということです。そこさえ見失わなければ、最初の1社なんて極論どこだって良い。それなのに“就活の軸”というコトバが学生の視野を狭くし、目先のことばかりを考えさせてしまっている気がします。
就活生や求職者の方にお伝えしたいことはありますか?
例えば就活生の場合、就活を進める中でちょっとでも違和感や気持ち悪さを覚えることがあれば、その感覚を大事にした方が良い。客観的に見て変じゃないですか。みんな同じような格好して、同じようなこと言って、しかも嘘までついて。「変だな」を通り越して、こんなことさせられて可哀想だなとも思います。一方で「これが正しいんだ」「こうすべきだ」ということを一見すると学生に寄り添っている顔をして刷り込んで企業に送り込むことを商売にしている企業が多く存在する以上、これからも就活を取り巻く環境が劇的に変わることはないように思います。だからこそ自分のコトバを・感覚を・感受性を、何よりも大事にして欲しい。わけの分かんない大人に調教されるな、飼い慣らされるなと伝えたいですね。
LIでも就活サポートはしていると思いますが、他社とどこが違うんですか?
LIの場合はコンサル・コーチング・研修などで収益の大半を稼げており、新卒人材紹介がメインでないという点が大きいと思います。そこで必死に稼ぐ必要がないと言いますか。だから目先のお金にならなかったとしても、ちゃんと時間をかけて真剣に学生と向き合って面談するんです。但しボランティアでやっているわけでもないので、目先のお金を取りにいかないというだけで、今面談している人たちが例えば3年後、5年後、転職するとなった時にLIをエージェントとして頼ってくれたらという下心はあります。また、LIではtoCのビジネススクールも行なっているので、就職してからユーザーになってくれるかもしれない。そうした長期的な繋がりを大切にしているところが他社とは圧倒的に違うところだと思います。
最後にメッセージをお願いします。
何だかんだ好き勝手に喋っちゃいましたが、LIは「自分を変えたい」「人生変えたい」と思っている人にとっては最高の環境だと思います。僕も気づけば47歳になっちゃいましたが、まだまだ変われる・まだまだ伸びると確信しています。それもこれも礒谷をはじめとするLIの仲間や環境・文化があるからこそです。
かなり独特で変なところも多いかもですが、そうしたところもひっくるめて「普通じゃない会社で人生楽しみたい」と思ったらまずはお話してみましょう。
「Up to you!」