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For Employers
すべては失敗から学んだ。社員5名、香川県のIT企業が実践する県外採用の極意
Dreamly Ltd
創業年度 2019年
採用職種 エンジニア
雇用形態 Midcareer
従業員規模 30 people or less
業界 Creative
地域 Chugoku/Shikoku
導入前の課題

採用した人材のミスマッチが生じていた

利用プラン・期間

ライトプラン(6ヶ月)

導入後の実績

県外からフロントエンドエンジニア2名の採用に成功

「香川という立地で1人でも多く優秀なエンジニアを採用したいという思いがあり、
無意識に良いところばかりを伝えていたのだと思います。」

 

 

そう語るのは、香川県でIT事業を展開するDreamly。

海外からエンジニアを採用したものの、
ミスマッチが起きてしまう「失敗」を経験しています。

 

そんな同社、ミスマッチを防ぐために「ある選考方法」を活用し、
Wantedlyで優秀なエンジニアを複数名採用しています。

地方企業・社員5名ながらも採用に成功した理由は何だったのでしょうか。

 

採用を担う松原様と藤田様にお話を伺いました。

Challenge
LinkedInで採用していた状況から、なぜWantedlyを利用したのか
Challenge

 

ー貴社について教えてください。

 

松原様:弊社は2019年に香川で設立したIT会社です。スウェーデン出身であるCEOのLarssonが日本のIT化の遅れに大きなショックを受け、「大好きな日本のためになることがしたい」という想いで創業しました。

事業としてはITコンサルメインで展開し、提案から開発まで請け負っています。

 

 

ー創業当時、海外の人材を中心に採用していたとお聞きしました。

 

松原様:はい。手法としてはLinkedInやヘッドハンター(人材紹介)を利用していました。CEOが英語も日本語も堪能なため、必須条件に日本語は含んでいませんでした。すると「日本で働けるチャンス」と感じた海外人材から多くの募集が集まったんです。結果として海外の人材が中心になっていましたね。

 

 

ーただ、大きな問題があったんですよね?

 

松原様:はい。海外のエンジニアと一緒に働くにつれ、価値観や期待値にズレが生じてきました。

たとえば、入社前に期待していたアウトプットが思うように出てこなかったり、プロジェクトのトラブル対応など臨機応援な対応をしてくれなかったり、出社時間を守らないなど基本的な部分からミスマッチがありましたね。

新型コロナウイルスの影響により国内で働き続けることが難しくなったこともあり、結果的に海外人材は退職してしまいました。

 

 

ーなぜ、ミスマッチが起きてしまったんですか?

 

松原様:入社前にお互いの期待値を合わせられなかったからだと感じています。

弊社も香川という立地で1人でも多く優秀なエンジニアを採用したいという思いがあり、良いところばかりを伝えていたのだと思います。

結果、期待して入ったものの現実と大きなギャップを感じてしまったのだと。

期待値の調整ができていなかった反省を踏まえつつ、より価値観の合う人材を求めて国内のエンジニア人材を採用することにしたんです。

 

 

ーそこで国内の媒体を利用して採用することになったんですね。

 

藤田様:はい。ビザ発給など全てをフォローしていたため、海外採用は投資額が非常に大きいんですよ。弊社の体制ではリスクが大きいと感じたため、日本に在住している外国人か日本人を採用することにしました。

すると、今まで利用していたLinkedInや人材紹介では国内の応募が少なく、国内採用には向かないなと感じたため、国内の採用サービスに切り替えることにしました。

 

 

ーそれがきっかけでWantedlyを利用してくれたんですね。元々Wantedlyを知っていましたか?

 

松原様:いえ、正直知りませんでした。CEOがFacebookでWantedlyを知り、無料のトライアルプランには登録していました。ですがまったく使いこなせておらず。成功体験がなかったこともあり、ほったらかしの状態でした(笑)

 

 

ートライアルプランで成功体験がない中でも導入を決めた理由は何だったんですか?

 

藤田様:会社のカルチャーや情報を発信できる機能が大きな決め手でした。無料プランの際はCEOが片手間で運用しており、正直一生懸命使っていなかったので成功体験が積めないのは当たり前でしたね。

体制に関しては私と松原で担当することにより解決できましたし、何よりWantedlyは募集を作成するだけではなく、会社ページを自由に編集したり、ストーリーでブログを書いたりできます。

地方かつ、創業まもない無名の会社ということもあり、会社の情報発信は採用において何よりも大事だと感じていたため、Wantedlyの機能は魅力的でしたね。

HPはお客様のために事例紹介などに使い、Wantedlyで募集や情報発信をすれば良いのではと考え、導入することにしました。

 

 

ー他の採用サービスの導入は考えなかったのですか?

 

松原様:検討しましたが、他の採用サービスよりもコストパフォーマンスが高いと感じ、導入を決めました。

Wantedlyの一番安いプランは6ヶ月利用、月4.5万円です。採用予算を多くかけられない弊社としては少々高く感じたのですが、調べてみると他の求人媒体は遥かに高額だとわかり。 さきほどもお伝えしたように、Wantedlyは単に求人を掲載するだけでなく、採用HPの代わりとして使えたり、情報発信ツールとしても利用できたりします。

加えて、Wantedlyのコンセプトである求職者とカジュアルに対話できる仕様が弊社にフィットすると感じ、利用を決めました。

 

 

ーとくにカジュアルに会えるスタイルがフィットしていたとお聞きしました。

 

松原様:はい。Wantedlyのカジュアルに話をするスタイルが弊社に合っていると感じていました。面談をおこなって実感しましたが、とりあえず話を聞いてみる、面談してみるというスタイルはお互いのハードルを下げられるため、人事専門職ではない私たちからすると非常にやりやすかったです。

 

藤田様:一般的な固い求人媒体だったら弊社は採用できていないです。かなりハードルを下げてくれていたというのはありましたね。

 

 

Solution
「過去の失敗」から学んだことは、ありのままを伝える選考スタイル
Solution

 

ー貴社ならではのカジュアル面談方法があるとお聞きしました。

 

松原様:あえてすべてをお話しする、このスタイルは徹底しましたね。もちろん良いところもたくさん話しますが、今まで会社で失敗したこと、まだ2年目の会社で制度が整っていないこと、地方の不便さなどすべて正直にお伝えしています。交通の便が悪いなども(笑) すべて知ってくれた上で一緒に会社を作っていけたらいいなと思って話していました。

 

 

ー応募が多くない中で、ありのままを伝えるのは勇気がいりますよね。

 

松原様:はい。ただ、やはり過去の失敗経験から、「整っていないことをわかった上で入社してもらうこと」が重要だと気づいたからこそ徹底できましたね。

昔、期待して入社したものの、社内環境にギャップを感じた人たちも多くて。スタートアップではじまったばかりで仕方ない部分もありつつ、弊社も背伸びをしていたんですよね。だからこそ、現状をわかってもらった上で入社してもらう必要があると考えていました。

 

 

ーそうした工夫の中で、貴社の採用フローには変わった取り組みがあるとお聞きしました。

 

藤田様:はい。県外から採用の場合、入社して3か月リモート勤務をした後、香川に引っ越してもらうことを条件にオファーを出しています。

リモート期間を取り入れることにより慣れた土地で弊社の仕事に慣れてもらえるため、移住のハードルを下げられていると思います。

もし初めから引っ越しを強制した場合、候補者は香川にも慣れる必要がありますし、職場にも慣れなきゃいけない。非常にストレスだと思うんです。

ワンクッションおいた採用方法をとることで候補者も勤務地に対しての不安が軽減されますし、オススメだと感じています。

 

 

ー県外から採用するためにかなり良い取り組みをされていますね。応募を集めるために工夫されていることもあるのですか?

 

松原様:募集作成では田舎=つまらないと思われないよう、おしゃれでモダンな写真を使ったり、現代のトレンドと合わせて都会から地方移住を考える記事を書いたりしました。とにかく欲しい人材が地方に注目してくれるよう情報を発信しましたね。

Uターンでもない限り、リモートOKでもわざわざ香川の企業の話を聞きたいって思わないじゃないですか。そうした人たちにも弊社を知ってもらえるように香川の魅力はもちろん、若者に関心のあるテーマを取り上げて記事を作成しました。

 

 

ー実際に効果はありましたか?

 

藤田様:ありましたね。ストーリーを見てくれる数がかなり変わりました。「地方の魅力」をテーマにした記事はシェアやいいねの数が増え、Wantedlyの急上昇ランキングで2回ほど1位になりました。こうしたランキングは記事を書くモチベーションになりますね。本当に今まで知っていた採用サービスとは良い意味でギャップを感じています。

 

 

ー具体的にどういった点にギャップを感じられましたか?

 

松原様:今まで知っていた採用サービスはみんな同じ決まり文句、どこをみても違いがわからないイメージでした。対してWantedlyはその会社のページに行くとその会社の雰囲気が伝わって良いですね。絵文字を使っている会社もあれば、あえて敬語を使わずに話口調で書いている会社もある。写真も自由。見ている側としても面白いと感じていたので、そこは最初から真似して弊社らしさを出すようにこだわりました。

 

 

Result
単なる偶然ではない。県外からエンジニア2名を採用した地方企業が考える「理想の会社」とは
Result

 

ー採用の成果を教えてください。

 

松原様:2020年の2月から利用し、フロントエンジニア2名を採用できました。それぞれ東北、大阪と県外からの採用です。今はリモートで勤務してもらっており、3ヶ月後に香川に来てもらう予定です。

 

 

ー県外から2名の採用、素晴らしいですね。ストーリー記事が採用に寄与したとお聞きしました。

 

藤田様:はい。入社してくれた1人はストーリーを見て弊社に興味を持ってもらえました。選考に進んでもらうにつれ、弊社のストーリー記事をすべて読み、社内の働き方や会社の雰囲気が伝わったらしく、最終的に意思決定してもらいました。ありのままの自由な発信ができたWantedlyだからこその成果だと思っています。

 

 

ー県外採用を成功するために意識していることがあるとお聞きしました。

 

松原様:はい。弊社も今はまだ整備途中ですが、最終的に「リモート」でも完全対応できる会社にしたいと考えています。

県外から採用した人がずっと弊社で働いてもらうためにはどうすれば良いか常に考えていて。というのも、県外から縁もゆかりもない香川に引っ越してきてもらった後、永住はあり得ないと思うんですよ。ずっといてほしいと引き留めるような形だと完全に会社の都合ですし。

最初は香川に来て一緒に働いた後、将来的に働き方の勝手がわかってきたらリモートでも仕事を続けられるような体制。今はできていませんが、一緒に作っていきたいと入社したメンバーには伝えています。

 

 

ー最後に、これからWantedlyを検討されている企業にひとことお願いします。

 

松原様:Wantedlyは面白い人が集まっています。日本の終身雇用に縛られるのではなく、面白い仕事を見つけたら飛び込んできてくれる、そんな人たちが集まっているイメージです。そういった人材を採用したいと感じる企業に利用をオススメしたいですね。

また、香川の利用企業も多くはないので、ライバルがそこまで多くない。良い意味で差別化ができると思います。

 

 

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