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For Employers
「採用は逆張り」大阪の突っ張り棒メーカーが仕掛けた新卒採用術とは
平安伸銅工業株式会社
創業年度 1952年
採用職種 19年度新卒総合職,営業,WEBマーケティング,グラフィックデザイナー
雇用形態 Midcareer/Newgrad
従業員規模 31-100 people
業界 Service
地域 Kinki
導入前の課題

要件に合った人材が採用できない

利用プラン・期間

ライトプラン年間

導入後の実績

新卒採用19年度1名採用、その他中途採用でも採用成功(グラフィックデザイナー、Webマーケティング、営業)

1952年に大阪で創業した突っ張り棒メーカー「平安伸銅工業株式会社」。
老舗さを残しながらも新しい採用に挑戦する人事担当者の小島様お伺いしました。

Challenge
「大企業と同じ土俵で戦っても光る部分を出せない。」差別化するための強みをダイレクトに伝える必要があった。
Challenge

 

- 貴社についてご紹介ください

 

私たちは1952年に大阪で銅を加工する町工場として創業した企業です。主な事業としては、1970年代に初めて開発して以降トップシェアを誇る"突っ張り棒"や"突っ張り棚"という家庭用の収納用品の企画、委託製造、販売であり、年商は約30億を超えています。 最近ではDIY商品や、インテリアブランドなど、今まで機能商品だったものを価値商品に置き換えて、ひとりひとりの私らしい暮らしにあった商品を軸にビジネスの展開をしています。

 

 

- トップシェアを誇っているのに、さらなるビジネスの展開を考えられているんですね。

 

そうなんです。弊社が突っ張り棒を1970年代に開発し量産した当時は人口も右肩上がりで、需要も増加していきました。しかし、人口減少などの現状を見ると弊社のビジネスモデルも先細りになるのではないか。そういうことから、これからはひとりひとりの生活にあった「コト」を消費していただけるようなビジネスモデルに展開したいなと考えたんです。 そのため、ビジョンも変更し、『アイデアと技術でくらしを豊かに』というビジョンを、『アイデアと技術で「私らしい暮らし」を世界へ』に変更して事業の展開を大々的に行っています。それがちょうど新卒採用を開始した2018年の頃からです。

 

 

- なぜ経営方針の見直しのタイミングで新卒採用を開始したのですか?

 

新しい弊社のビジョン、カルチャーを継承していくために有効だと感じたからです。 中途採用を行っていく中で、様々な背景をもったスタッフが多くなったり、年齢構成のバランスも崩れていきました。弊社としてはカルチャーを築いていきたいですし、会社を今後引っ張っていけるようなスタッフを採用することを考えると、新卒採用が一番効果的ではないのかということから、本格的に開始することにしました。 一番は弊社の新しく定義したビジョンとカルチャー、社員に共感してくれる学生を求めていました。

 

 

- そんな中で、採用における課題はありましたか?

 

これまでの採用活動だと未だ言語化しきれていない、弊社のカルチャーに共感してくれる人材を採用できないという課題がありました。求人票や条件などの文字ベースだけの募集だとどうしても弊社の良さが伝わらず、上手くマッチしなかった過去があったんです。 それもそのはずで、1年前やその以前ですと、まれに社長が自ら記事を作成しアップする程度で、社員の多様性など、等身大の自分たちのカルチャーを全然発信できていませんでした。ただ、今回はこれからの会社を担っていくための採用でしたので、カルチャーに共感した人材を採用するため、自社の魅力を伝えていくことが必須でした。

 

 

- どのようなきっかけでWantedly Visitを利用することになりましたか?

 

それまで他の採用サービスではスカウトとイベントでしかアプローチできていなかったため、Wantedlyでは、自分で応募してくださる方にアプローチできるのではないかという理由で使い始めました。Wantedlyは元々中途採用で利用していたのですが、新卒採用でも活用していこうと決めたのはちょうど1年前です。 中途採用で、弊社のような市場で知名度の低い会社でも、Wantedlyだと中のリアルな雰囲気感を知ることができ、そこに興味をもって応募していただいたり、ポストがなくてもお問い合わせしてくれる方がいて、新卒でも使えるなという手応えがありました。

 

 

- 一般的な求人広告は利用しなかったのですか?

 

オンラインイベントやスカウト媒体は利用していましたが、いわゆる大手媒体はあえて利用しませんでした。大阪の中小企業で年間1名~2名の採用人数である弊社にとっては費用対効果が合わず、大手企業がいる土俵で戦っても我々が光るところが出せないと思ったからです。

社長ともここについてかなり話をしていて、「採用は逆張りだ」という言葉を大切に、周りは利用していなくても自分たちが使う価値があると思ったサービスは積極的に利用していこうと考えていました。そういう意味では、尖っている部分をしっかり伝えられるWantedlyのようなサービスは、大手媒体と比較しても価値のあるサービスだと弊社は捉えましたね。

 

 

Solution
Wantedlyを求人募集だけのサービスだと思っていたら大間違いだった。
Solution

 

- Wantedly Visitを本格的に利用する前、懸念や不安などはありませんでしたか。

 

はい。我々は専門の採用担当がいなくて、私がちょうど1年ぐらい前から他業務と兼任で採用を行っていたので運用の工数がかかることに不安はありました。 ただ、採用計画やカルチャーの発信など、できるだけコア業務に時間を使うために募集記事の作成や複製などを含むコア部分以外の業務は一部社外のパートナーへ依頼して採用活動を行っていました。

 

 

- Wantedly Visitでは募集でこだわっているポイントがあるとか?

 

はい。Wantedlyではライトプランを利用し、募集記事をメインに活用しています。 募集記事ではタイトルのつけ方を意識していて、例えば国内の営業を募集する時も、キーワードを変えて募集するようにしています。例えばライフスタイルを伝える営業とか、顧客に自分から提案したい顧客と提案したいなど、同じ職種でも異なる側面があると思うので、その側面をキーワード化してタイトルに織り込んでいます。カバー写真とそのタイトルの訴求が見てもらえるかもらえないかの分かれ目だと思うのでこだわっていますね。

 

 

- 毎回募集を考えるのは手間はかかりませんか?

 

先程もお話した通り、社外パートナーと連動して採用業務を分担していたのでそこまで手間はかかりませんでした。採用の最終判断、要件定義、タイトル決めなどは基本的に弊社でやるのですが、募集記事の複製や投稿、メッセージの1時返信から面談調整などは採用代行会社にお願いしていました。

 

 

 

- 採用サイトとしても活用できているとお伺いしたのですが?

 

実は弊社のコーポレートサイトの採用ページをクリックするとWantedlyにそのまま遷移します。 新卒採用を行う以上、どこかで採用としての情報を集約し、蓄積していきたいと考えていました。 そこで、求人はもちろん、社員の様子がわかるストーリー機能があったり、社員のプロフィールが掲載されているWantedlyのページがHP代わりになることに気づき、採用HPとして活用し始めました。 コーポレートサイトを作りこんだり、社員紹介や、業務の紹介をすることも良いのですが、採用担当者や社員が等身大で書いた生々しい情報を伝えることが、ビジョン・カルチャーを伝える上で一番有効だと私は思っています。

 

 

Result
月5万で5名の採用。普通の採用だと出会えなかった人材に出会えています。
Result

 

- Wantedly Visitでの採用状況はいかがでしょうか?

 

グラフィックデザイナー1名、Webマーケティング3名に加え、新卒で1名の採用ができています。元々新卒は採用人数が多くないため、今の採用実績でもかなり満足しています。 新卒の方は芸術大出身で、内定者として採用業務にも協力してくれるような主体的な学生です。もちろんスカウトでなくて自己応募で来てくれました。

 

 

- 他のサービスと比較してどのような違いを感じますか?

 

グラフィックデザイナー、Webマーケティング3名も社員なのですが、最終的には皆さん弊社のカルチャーに共感してもらって応募してくれています。 Wantedlyでは他社サービスと比べても圧倒的に弊社の求める目線と合ってる人と多く出会えていて、弊社にはもったいないぐらい優秀な学生も応募してくださっています。

実際に、出会う学生に話を聞いてみると、弊社のビジョンやWantedlyで発信しているカルチャー、人の雰囲気に共感してもらってることが応募いただいている一番の理由でした。 等身大の弊社の姿がWantedlyを通して学生に伝えることができていると感じましたね。

 

 

- Wantedly Visitならではのカジュアルな出会いも上手く利用してもらっているとお聞きしました。

 

はい。エントリーボタンが「話を聞きたい」という、敷居が低い設定にしているところが魅力的ですよね。学生側も募集するだけなく、少しでも気になったらブックマークしたり、まずは話を聞いてみたいなどのアクションをとれるので。 弊社はとりあえず話を聞いてみたい求職者にも、いきなり面接ではなく、プロフィールを見た上で1時間だけランチしながらや、オンラインで情報交換のようなカジュアルに話す時間を作っています。たとえ採用をしていない時でも。それはお互いの本質を知った上で選考に進むことができるので双方にとっても良いなと感じています。

 

 

- Wantedly Visitで驚くような出会いはありましたか?

 

実はあるスタッフの入社が決定したのですが、その方は元々過去にWantedly経由で応募してくれていた方なんです。当時は応募要件に合わず採用には至らなかったんですが、後々Wantedlyで再度募集した際に応募していただき、採用までいたりました。このように定点観測してくれている方とかもいることが驚きでしたし、Wantedlyならではの採用方法だなとも感じましたね。

 

 

- Wantedly Visitを利用してみて、一番おすすめできるポイントを教えて下さい。

 

カルチャーに共感した人材と出会えるというのはもちろんなのですが、わざわざ立派なサイトを作ることもなく、全てを一元管理して、記事から採用まで全部、メッセージから一元管理できるサービスでもあるので使わない手はないと思います。

また、月大体5万円ぐらいで中途と新卒も両方自由に利用できるので、単純に採用にかけるコストも削減できるので騙されたと思って利用してみてほしいです。 弊社もまだまだ改善の余地はたくさんあるので、これからの新卒・中途採用でもより上手く活用できるよう試行錯誤していきます。

 

 

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