吉松 輝音's Wantedly Profile
株式会社水星, CHILLNN エンジニア
https://www.wantedly.com/id/k_l
吉松 輝音
1999年生まれ。香川県高松市出身。CHILLNNでのインターンを経て、2023年4月に新卒入社。CHILLNNではフロントエンドを軸にバックエンドまで幅広く担当。自身2度目のK-POPブーム到来中🐇
CHILLNNのメンバーを紹介する社員インタビューシリーズVol.3は、学生時代からインターンとしてCHILLNNとして経験を積み、2023年4月に新卒で入社。現在は、CHILLNNの開発をリードしているエンジニアの吉松さんにこれまでの経歴やCHILLNNのお仕事の内容、エンジニア視点から見た、CHILLNNのサービスや組織の特徴などについて、お話をうかがいました。
ーCHILLNN入社までのおおまかな経歴について教えてください。
香川県出身で、高松駅の近くで開業医をやっている家に生まれました。小さい頃は、漠然と医者を目指すという雰囲気があって、物心ついた頃には塾や習い事をたくさんやらされていて遊ぶ時間がないような日々を送っていました。でも、次第に勉強が嫌になって、まわりの友達は野球やサッカーを習っていたので、それが羨ましいと思うようになりました。小学校5年生の時に、両親に「勉強や習い事を辞めさせて欲しい、サッカーをやらせてほしい」と説得をして、そこからはスパっとスポーツの道に切り替えました。中学はクラブチームでサッカーに打ち込んだ後、県内の強豪校に入学し、3年間サッカー漬けの日々を送りました。大学は立命館大学の政策科学部に進学。大学3年の時に、友人と一緒にアプリをつくった経験からエンジニアの世界に魅力を感じて、インターンとして働く先を探していた時にCHILLNNと出会いました。
ー面白い経歴ですね。
高校まではサッカーに打ち込んでいるところから、エンジニアとしてのキャリアを歩むことになった経緯について詳しく教えてください。
高校3年間はひたすらサッカーに打ち込んでいました。元々自分に甘いところがあるので、環境が厳しいところに行こうと思って、県有数の強豪校のサッカー部で日々練習に励んで、県大会で準優勝などの結果を残すことが出来ました。ただ、高いレベルで揉まれている中で、自分は将来プロで活躍出来るほどではないということを薄々感じていて、サッカーは高校3年で一旦区切りをつけようと決めていたんです。大学で、また新しく自分のやりたいことを見つけようと考えていました。大学時代は、はじめの2年間は遊ぼうと決めていたので(笑)、授業、サークル、アルバイトと普通の大学生活を満喫していました。
大学3年の頃に1年間休学して留学に行こうと考えていたのですが、ちょうどそのタイミングで、コロナ禍になって、留学にも行けない、でも日本ですることもないという状況になってしまったんです。そんな時、エンジニアとして既に企業でインターンとして働いている大学の友人から、「一緒にアプリつくってみない?」と誘われて、当時は全くの未経験だったのですが、友人にサポートしてもらいながら実際に自分でアプリをつくってリリースして、文系でもエンジニアになる道があるんだなと思い、この世界に興味を持ちました。
ー文系の学生が未経験からアプリをつくってリリースするというのはすごいですね。
文系・理系は大きくは関係なく、学べば出来るようになると思います。僕が当時つくっていたアプリは、大学の講義の予定や課題、大学からのお知らせなどを自動で取得し、カレンダーで表示して管理するというものでした。エンジニアの友人に上手くサポートしてもらいながら、粘り強く、泥臭く、はじめは何も分からない状態でもひたすら進み続けた結果、完成させることが出来ました。
アプリをつくる経験をして純粋にものづくりって楽しいなと思ったんです。自分が考えて書いたコードでつくったアプリが普段使っているiPhoneで動いているということが衝撃的で、小学校図画工作の時間でひとつの作品を完成させた時のようで感動しました。そこからもっとエンジニアとして挑戦したいと思うようになりました。
ー水星に入社をした経緯について教えてください。
学生のインターンとしてエンジニアの経験を積める会社を探していた時、WantedlyでCHILLNNの求人を見つけて応募したのがきっかけです。
実は、中学生くらいの時に、翔子さんが出演しているセブンルールを見て、以前から水星のことは知っていました。なので、Wantedlyの求人を見つけた時には、「あ、あの人の会社なのか」と点と点が繋がった感覚でした。
代表の永田さんや当時学生のインターンとして働いていた東大生がとにかく魅力的で、間違いなくハードだけど、この環境でやりきれたらめちゃくちゃ成長することが出来るに違いないと思い、2021年の9月からインターンとして働きはじめました。
ーインターンとして働きはじめた頃エンジニアとしては実務経験ゼロの状態だと思うのですが、そこからどのようにして開発をリード出来る状態になったのですか?
CHILLLNNの育成環境について教えてください。
エンジニアとしてのスキルはひたすら日々、コードを書きながら、気になるところや分からないところを調べるというインプットとアウトプットを繰り返していく中で習得していきました。また、代表でエンジニアの永田さんは手厚くサポートをしてくれました。永田さんは、抽象度高く物事を捉えているのですが、話している内容を理解するためには、まずは自分も同じくらいの質と量でインプットする必要があると思いました。そんなことを日頃から考えていたら、自然に自ら調べて学ぶという習慣が身につきました。また、組織の特徴としては、通常エンジニアは技術担当で開発業務のみをやっているということも多いと思うのですが、CHILLLNNではエンジニアもビジネス的な視点を持った上で開発することを大切にしています。全社の経営や事業の戦略を考えるような意思決定の場にも、エンジニアとして参加させてもらっていて、意思決定のプロセスを見ているので「なぜ、今これを実装しているのか?」という目的意識やコスト意識などが自然と身につきました。
ー今、関心がある領域やCHILLNNのサービスで改善に取り組みたいと考えていることについて教えてください。
日々、ビジネス的な視点を学ぶ中で、改めて自分はもっと技術的な部分を学んでいきたいと思っています。今後、CHILLNNのサービスで改善していきたい点については大きく2つあります。1つ目はパフォーマンスです。これは、ユーザーがCHILLLNNの画面を開いた時に、何秒で表示されるか?といったWEBサービスの基本的な機能の部分になるのですが、これまでこだわりきれていなかったところもあるので、ユーザーにとっての最適な状態を追及していきたいと思っています。2つ目はデザインです。ユーザーがしたい操作を迷わず実行できる状態をつくる。間接的に導線を引くUI設計にもっとこだわっていきたいと思っています。
これまでは事業の立ち上げフェーズということもあり、「早くつくって早くリリースする」ことを優先していたのですが、今後はサービスが成長してユーザーがさらに増えてくるので、もっとユーザーの体験にこだわった改善をしていきたいです。
エンドユーザー目線でこだわったものづくりが出来るエンジニアを目指しています。
ー今後のCHILLNNのサービスや組織の展望について教えてください。
エンジニアのチームという点では、ビジネス的な視点を持ったエンジニア組織というカルチャーは大切にして今後組織が拡大していく中でも引き継いでいきたいと考えています。
サービス面では、今後toC向けに、CHILLLNNならではのOTA(Online Travel Agent)をつくる予定なので、積極的にチャレンジをしていきたいと考えています。細部にまでこだわりをもって、無駄がなく使いやすくてユーザーの記憶にいい意味で残るような操作体験を提供出来るサービスにしたいですね。
ーCHILLLNNで働くことを考えている人向けに組織の魅力を教えてください。
コンパクトな組織なので、経営者の永田さんが身近にいて日々考えに触れられることは大きな魅力だと思います。永田さんは常に市場のことや新しいビジネスのことを考えていて、仕事の合間に「こういうサービス考えているんだけど、どう思う?」みたいな雑談をすることがよくあるのですが、経営者のリアルな声を日常的に聞きながら議論出来ることはエンジニアとして大きな刺激になっています。
ーエンジニアのポジションではどんな人がCHILLNNに向いていると思いますか?
経歴や実務経験にはそこまでこだわっていません。これまでエンジニアインターンを5人採用しているのですが、全員未経験の状態から実務が出来る状態になっている実績があるので、技術的なところは入社後に十分育成出来ると考えています。
技術的な経験やスキルよりはマインドを重視していて、ビジネス的な視点を持っていること、粘り強く取り組めること、自分から行動出来ること、そうしたスタートアップマインドを持っている人と一緒に働けたらと考えています。
TEAMMATE VOICE
永田諒 CHILLNN CEO/CTO
ルーツが全くない関西圏でエンジニアの採用はとても難航していたのですが、吉松くんが入社してくれたことは本当に大きな成果でした。自分は割とフラフラといろんなことに興味を持ってしまうのですが、吉松くんは常にプロダクトドリブンで、地に足をつけた判断をしてくれるので本当に頼りにしています。
(チームメンバーからも開発に関して僕よりはるかに頼りにされています笑)
執筆/写真:金井塚 悠生