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ラクスル株式会社に入る前
本当は教師になろうと思っていたんです。人生の幅を広げたくて法学部を選び、中学・高校の社会科の教員免許も持っています。でも、周りの女性の先輩たちにSIになる人が多くって、「面白いのかな?」と思って教員採用試験の前に就活をしてみたら、運がいいことにいくつか内定をもらい、教員採用試験を受けるのをやめてそのまま新卒でSIの会社に入社しました。
結果的にSIは5年くらい勤めましたが、辛かったですね・・・期日が厳しく、毎日9時前に出社し、終電で帰って、日曜日も出社してというデスマーチの時期もありました。あの頃、SIになった先輩も何人かはすでにSIを辞めてしまっていますし、私ももうエンジニアを辞めようと思ったのですが、受託側じゃなければもしかしたら違うのかもと思い、前職にあたる自社サービスを行っているベンチャーに転職。おかげでデスマーチは抜け出せましたが、3年ほど働くうちに会社のステージも変わっていって、雰囲気というかどことなく居心地が悪くなってきて、再び転職を考えるようになった頃に、声をかけてもらったのがラクスルです。
初めて会社に遊びに行ったとき、ものすごく「いいところだな」と感じたのを覚えています。面談してくれた社員も皆、感じがよくて、自分が歓迎されているのを感じて嬉しくなりました。やっぱり必要とされるところにいきたい。そう思って、誘われるままラクスルに入社したのが2015年7月のことです。
現在
ラクスルでは、主に印刷ECのユーザー向け画面の改修、商品の追加や修正、CRメンバーが使う管理画面の改修などを担っています。入社時に比べるとエンジニアの数も増えて、ずいぶんとチーム感が出てきました。みんなでワイワイ仕事ができるのはやっぱり楽しいです。
一方、既存のソースコードには常に頭を悩まされています。そのきたなさたるや、かつて見たこともないレベルで・・・自分の能力が足りなくて読めないのか、それともコードのせいなのか。でも周りもみんな困っているので、これはコードのせいだろう、と(笑)。
エンジニアの仕事は裏方なので直接ユーザーさんとやりとりすることはないですが、それでもリリースしたあとにディレクターさんから「ありがとうございます」と言われると、自分が役に立ったんだなって、やりがいを感じます。
私自身、ラクスルで唯一の女性エンジニアなのですが、そのあたりは全然気になりません。男性だから、女性だから、というよりは、一緒にやっていて楽しいかどうかが大事かな、と。システム部はみんなワイワイしているので、物静かな人や黙々と仕事をしたい人よりも、明るくチームワークが好きな人の方が向いているんじゃないかなと思います。
ラクスル株式会社について
エンジニアに関して、働き方はホワイトだなと思います。障害が発生してしまって帰れないとか、急ぎでどうしても期日に間に合わせなければならないといったことがない限り、みんなささっと帰りますよ。私も2時間弱かけて通勤していますが、朝は9時過ぎにきて夜は6時半~7時くらいには会社を出ています。あとは、私利私欲のために人を蹴落としてのし上がっていこうとするような“悪い人”がいないなという印象がありますね。みんないい人で、ちゃんと人を見て採用しているなっていう感じがします。ビジネスサイドの人も優しくてシステム側に理解があるので、状況をきちんと話せばわかってくれる人が多いのでやりやすいですよ。
人間関係でのストレスはほとんどないのですが、ストレスがあるとすればやっぱりコード。でもみんなそれは理解しているので、ひどいねって笑いながら言い合える環境だから続けられているのだと思います。昨年7月に入社してから丸1年が経ちましたが、ちょっとずつ変わってきている実感はあります。ラクスルのシステムは複雑でいっきに変えることはなかなか難しいですが、それでも泉さん(現CTO)が入ってきてからはリファクタをちゃんとやっていこうという方針がより強くなったので、いい傾向だと思っています。
今後どういうことをしていきたいか
一昨年結婚してから保険や住宅ローンのことを考え始めて、いずれにしてもそういう知識が必要なのであれば・・・と思って、実は今、FPの資格試験取得に向けて勉強中です。通勤の電車の中や昼休みなどに少しずつ本を読み進めています。ラクスルのエンジニアには本当に勉強熱心な人が多くて、みんな自分の領域を突き詰めていっていますが、私はどちらかというとちょっとずついろいろやりたいタイプ。例えばプログラムだけではなくHTMLを書いたり、サイトデザインの勉強が気になったり。興味の対象がどんどん広がって、FPの勉強もまさにその延長です。
最後に、女性エンジニアとして、今はそんなに大変じゃないですが、今後子どもができたらどうなるかなという思いはあります。だから将来的にはリモートで仕事ができる環境ができればいいですね。ずっと働き続けたい気持ちはありますから。