いきなり刺激的なタイトルで驚いた方もいらっしゃるかもしれませんが、まず私たちオンサイトは「働き方」を疎かにしているわけではありません。働きやすいオフィス環境や制度を整え、働き方の多様化を推進しています。昭和の「24時間働けますか」の精神を推奨しているわけでもありませんし、パワハラなどは論外です。
それでもなぜタイトルのように仕事での「成果」を強調するのか。それは近年、あまりにも「働きやすさ」のみに傾倒しすぎていると感じているからです。実際に多くの会社の人材支援を行っている人からも、最近は何かとすぐに「チームの雰囲気をよくする」「部下との1on1面談を増やす」「フリーアドレス制の導入」「あいさつ運動」といった施策ばかりが強調され、増えているという話をお聞きしました。
当然そういった「働き方」の面での改善や時代に合わせたアップデートは必要でしょう。そのこと自体は否定しません。しかし、マネジメント層にチーム運営方針や事業戦略を考えてもらっても、上記のような「働きやすさ」や「雰囲気改善」の話ばかりで、「こういう成果を出す!」「自分たちは絶対に勝つんだ!」といった話が出てこないそうです。
これはスポーツで例えてみたらわかりやすいと思います。もちろんチームの雰囲気はかなり大事ですし、個々人にとっての居心地のよさやストレスを軽減するためのケアは必要でしょう。しかしそれだけでは成り立ちません。勝つことが何よりも大事であり、そのために何をするのか、どこまで妥協せずに追求するかが一番の柱であるべきなのです。「メンバー全員が居心地よく感じているが全然勝てないチーム」には何の魅力もありません。
そもそも「働き方」と「成果」はトレードオフの関係ではありません。両立すべきものです。しかし最近はどうも「働き方」のみに偏りすぎな気がしています。やはり高い目標を掲げ、必死で考え行動し、達成する。そこに本当の仕事の面白さがあるはずです。どんなに働きやすくても、成果が出ていなければ組織としては持続しませんし、個人としても結局は「なんか違うなぁ」と感じてまた職場を転々としてしまうだけです。やはりどこかで覚悟を決めてやりきることが、本人のキャリアのためにもなります。
今こそあえて言います。成果を出しましょう。そのために、難しいことに挑戦しましょう。まだ誰もやったことがないことに取り組み、考え、行動しましょう。その中で失敗するのは問題ありません。試行錯誤しながらでいいので、自分も達成感を味わい、チームメンバーにもその感動を一緒に味あわせてあげましょう。スポーツを例に出しましたが、いわゆる体育会系採用をしているわけではありません。マッチョな営業チームを作るわけでもありません。あくまでも「仕事でも成果を出すことが大事だし、そこに面白さがある」という例です。
本気で仕事をしたい人。ぜひオンサイトへ!
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リモートワークについての本音。【働き方の多様化】が組織を強くする。
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