ベンチャー企業で働くとはどういうことか。どんな人がベンチャー企業に向いているのか。その要素はいろいろありますが、今回は「経営体制や方針の変化」についてお伝えします。
【会社が整っていく】
会社というのはそのステージに合わせて事業内容も働き方も、そして経営体制も変わっていくものです。例えば創業してすぐの時期は、何もかも整っていない状態で、それでも日々のお金を稼ぐために必死でサービスや商品を開発し、必死で営業する感じでしょうか。
そしてある程度の売上が安定して見込めるようになり、人が少し増えてくると、仲間と一緒に次の段階へ向けて新しい事業を生み出していきます。それでもまだまだ一般的な大企業のような働き方には程遠く、オフィスに寝袋を持ち込んで仮眠したり、仕事でやらかして謝り倒したり……と、後で聞くとやや激しめのエピソードがあったりするものです。
しかし、この辺からいよいよちゃんとした「会社」としての体裁が整っていきます。共同創業者だけで事業をするのではなく、しっかりと従業員を雇用していくことを考えると、めちゃくちゃな働き方はできません。ベンチャーとしての勢いや行動力は保ちつつ、制度などはしっかりと整え、安心して働ける会社にしていきます。その結果として従業員は数十人程度まで増え、オフィスもきれいで広々とした物件に引っ越します。
……というのが、よくあるベンチャー企業のステージアップでしょうか?? 実は私たちオンサイトもこれに似たような時期がありました。そしてここ数年は会社として次のステージへさらに駆け上がるため、会社の存在意義を内外に示す「パーパス」を設定し、組織図も変更し、育成やマネジメントの仕組みも取り入れてきました。おかげさまで新卒入社も中途入社も増えて続けており、若手社員も確実に育ってきています。
【なぜ外部資本を入れるのか?】
さて、そんな中、この度オンサイトは経営体制をまた変更しました。簡単にお伝えしますと、外部からの資本を増やし、さらに事業拡大を狙っていきます。豊富な資金力を活かして、M&Aなども積極的に行います。
なぜそうするのか。我々が手掛けているインターネットビジネスやDXの世界は、複数領域にまたがって「総合的に解決策を提示すること」がかなり重要だからです。「WEBサイト作れます」だけでは顧客のビジネス課題を解決できません。「ネット広告できます」だけでもダメですし、同様に「事業戦略つくれます」だけ、「自動化プログラム作れます」だけ、「SNS運用できます」だけでは、顧客の本来の課題解決には至らず、ただ特定のサービスを売るだけになってしまいます。そうではなく、これらすべてができる社内体制を整備した上で、顧客の課題を解決するためには何をどう組み合わせていくのか?が重要なのです。
(ファッションに例えると、顧客がほしいものは靴単体でもシャツ単体でもヘアスタイル単体でもなく「理想の自分になること」であり「それによって日々楽しく生活できること」です。それぞれの単体商品がいいアイテムでも、全体のコーディネートがおかしいと結果は出ませんよね。だからこそ私たちはトータルでのサービス提供にこだわっています。)
これまでもオンサイト社内でそういった体制は作り上げてきましたが、M&Aを通じて各領域の専門家を増やすことで、さらに横断的で全体最適なサービスを提供できるようになります。
【落ち着かないと思うか、変化が楽しいと思うか】
こういった「経営体制の変化」を味わえるのもベンチャー企業で働く楽しさです。悪く言えば、振り回される、落ち着かない、と表現することもできるかもしれませんが、ずっと同じことをこなすよりは、変化があった方が飽きずに楽しめる人や、オトナになっても新しいことにチャレンジし続ける自分でありたいという人にはぴったりです。あとで振り返った時に「あの時と今は全然違うよな」「それぞれのステージを味わえてよかった」という経験は、自分自身のキャリアアップにも繋がるはずです。
これからもオンサイトは変化していくでしょう。「また変わるのかよ!」ではなく「お!今度はどうなるのかな?」と一緒に楽しみながら、その都度、会社のあり方を一緒に考え、作っていくメンバーをもっと増やしていきたいと考えています。こういった働き方は自分に合いそうだなと思った方は、ぜひエントリーしてください。お待ちしています。
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