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AIの技術で事業に貢献。泥臭く数字と向き合い、顧客視点で新たな価値を創造していく

こんにちは、ネクストビート広報の石毛真唯子です。
私たちは「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする。」
をミッションに、「ライフイベント」「地方創生」「グローバル」の各領域でユーザーへの提供価値を日々追求しながら、サービスの質の向上をおこなっています。

今回は、AIを中心とした先端テクノロジーをプロダクトや業務オペレーションに導入し、ユーザーの体験価値向上と効率化を両面から推進する「NB-AI Innovation Hub」のチームクルー(※)2名にインタビューを行いました。

※ネクストビートでは、社員を「クルー」と呼びます。これは、同じ船に乗る仲間という意味です。

クリスマスが近いということで、Yさんがサンタ姿に(笑)

Y.K(写真右側)
<経歴>
大学院で天文学を専攻し、博士課程を修了。卒業後、数値計算やシミュレーションプログラムを担当するエンジニアとして地方のソフトハウスに入社。その後、東京への移住を目指し、大手Web系企業に転職。広告やコマースの成長戦略に携わる。家庭を持ち、子育てを通じて新たな視点を得たことから、2024年にネクストビートへ入社。現在はAI技術を活用した幅広い業務を担当している。
中原 拓真(写真左側)
<経歴>
東京農工大学 工学部 情報工学科を卒業後、東京工業大学大学院にて知能情報分野を専攻。新卒で富士フイルムビジネスイノベーション株式会社に入社し、データサイエンティストとして社内業務の効率化や機械学習を活用した技術開発に従事。その後、2023年11月にネクストビートに入社。


■サイエンティストとして、より現場に近い環境で、社会的意義のある仕事をしたい

石毛:お二人はそれぞれ異なるバックグラウンドをお持ちですが、まずはネクストビートに入社した理由を教えていただけますか。

Y:前職ではWeb系企業でサイエンス業務を担当していました。広告やEコマースのサービス改善に携わる中で貴重な経験を積みましたが、業務の多くがロジックの構築に偏っており、エンドユーザーとの距離を感じることが少なくありませんでした。
また、インターネットだけでは解決できない課題に取り組みたいという気持ちが強まり、新たな挑戦を探していたところ、ネクストビートの保育業界への注力に共感しました。私自身、まだ子どもが小さいこともあり、業界の課題をリアルに感じていましたし、この分野で貢献できるなら…と入社を決意しました。

中原:私は新卒で富士フイルムビジネスイノベーションに入社し、データサイエンティストとして社内効率化や機械学習を活用した技術開発に取り組んでいました。ただ、技術を開発する一方で、それを実際のプロダクトに適用し運用まで携われる環境がなく、次第に実運用に近いフィールドで働きたいという思いが強まりました。転職活動をする中でネクストビートに出会い、NB-AI Innovation Hubの立ち上げ時期ということもあり、自分のやりたいことがここで実現できると確信して入社を決めました。

石毛:サイエンティストとしての専門性を生かしつつ、社会的意義のある仕事を求めて、ネクストビートに転職を決めたのですね。では具体的には、どのような点が決め手になりましたか?

Y:大きな決め手は、ネクストビートが持つ「セールス力の強さ」と「裁量の大きさ」、そして「スピード感」でした。ベンチャー企業でありながら、確かな営業基盤があり、私の能力をどこかの領域で発揮しやすいと感じました。また、業務で得た成果が直接お客様に届く実感を持てる環境だと思ったからです。

中原:当時はNB-AI Innovation Hubが立ち上げられたばかりで、推薦システムやMLOpsを構築する段階にあると聞きました。このような初期フェーズで多くの問題に挑戦できる環境に強く惹かれました。また、複数のプロダクトがあることで、幅広い機械学習の課題に取り組めると感じたことも大きかったです。

■AI技術やデータを活用し、組織全体の生産性向上に貢献する

石毛:ありがとうございます。次に、NB-AI Innovation Hubの取り組みについて教えてください。

Y:私たちの取り組みは、大きく分けてプロダクトサイドへの貢献と、セールスやバックオフィス全般の効率化・工数削減に向けた支援に分かれます。

石毛:具体的には、どのような業務をされているのですか?

Y:まずプロダクトサイドについてですが、当社の「保育士バンク!プラットフォーム(※)」にある人材紹介事業では、AIを活用し、システムに機械学習を取り入れたロジックを組み込むことで、サービスの利便性向上を目指しています。また、機械学習にとどまらず、独自に考案したロジックを反映することで、ユーザーにとってさらに価値ある機能の提供に取り組んでいます。
※保育施設における採用、業務改善・職員の定着、集客活動、経営等の様々な課題をテクノロジーの力で解決するプラットフォーム

次に、セールスに対しては、営業フローにおける課題を解決することに取り組んでいます。弊社のビジネスモデル的に、営業活動では多くのステークホルダーとコミュニケーションを取る必要がある中で、優先度を適切に判断するための基準が明確でないことが課題です。これを解決するために、過去のデータをSalesforceから活用し、優先度の高い対象をAIが推薦する仕組みを導入しています。

また、バックオフィスに関しては、書類作業に生成AIを活用することで、作成工数を削減したり、より適切で効果的な文言を作成したりしています。これにより、業務の効率化を実現するとともに、クオリティの向上を目指しています。

これらの取り組みを通じて、私たちはNB-AI Innovation Hubとして組織全体の生産性向上に貢献していきたいと考えています。

石毛:プロダクト、セールス、バックオフィスの3領域において、個別の課題に適したソリューションを導入し、組織全体の生産性向上に向け包括的なアプローチをされていますね。では、そのような業務を推進するなかで、仕事のやりがいや面白さについて、教えていただけますか。

中原:私が感じている面白さの一つは、自分が考えた施策や作成したモデルを実際に導入し、その結果が数値として見えることです。施策を実施した結果、数値がどう変化するかを確認し、仮に下がった場合はその要因を分析して新たな施策を考える。このようなサイクルを繰り返すことに非常にやりがいを感じます。

石毛:圧倒的なスピード感をもってPDCAサイクルを回せるスタイルは、ネクストビートならではの特徴だと思います。

Y:施策が現場にスムーズに反映される環境が整っている点も、とても魅力的だと感じています。入社前に「データ環境が整備されている」と聞いていましたが、実際に働いてみると、プロダクトのデータやログ、さらにはセールスフォースなどの営業データまで完備されており、やりたい分析や施策を進める際に「このデータがないからできない」という障害がほとんどありません。この環境があることで、考えたアイデアをすぐに実現できることに、やりがいを感じます。
また、施策が迅速に反映される環境も面白さの一因です。プロダクトへの反映だけでなく、営業やバックオフィスの方々の協力体制が非常に高く、すぐに動いてくださるんです。人数も多いため、私たちが企画した内容を現場に迅速に届けることが可能です。その結果、現場からの反応もすぐに返ってくる。このスピード感と連携の良さは、仕事の楽しさを感じるポイントですね。

石毛:なるほど、プロダクトやセールにスムーズに施策を反映でき、現場からのフィードバックが迅速なのは、ネクストビートの積極的にシナジーを生み出すカルチャーや、全て内製で対応できるオールインハウスという運営体制があるからだと思います。

■顧客視点で新たな価値を創造していく

石毛:今後、実現したいことについて教えてください。

中原:現状では、機械学習の活用は一部の事業や一部の業務領域に限られています。今後は、各プロダクトに機械学習を導入し、データを最大限に活用する仕組みを構築したいと思っています。

石毛:データやAI技術を効果的な活用は、プロダクトの発展に繋がるのですね。Yさんはいかがでしょうか。

Y: AI技術を活用してサービスの質を向上させるには、現状ではその活用範囲がまだ限られていると感じています。サービスの本質とは、訪れていただいた方に対して、その人に最適な選択肢を提供することだと考えています。そのため、現時点で私たちが提供できる主な技術として、「レコメンド(推薦技術)」や検索機能の精度向上が挙げられます。

一方で、それ以上の高度な段階、たとえば「この人に最適な求人はこれです」といったマッチングを実現する技術やシステムは、まだ発展途上です。現状ではカバーしきれない部分が多いため、「それ以外に何ができるか」を模索しながら、新たな価値を創出していく必要があると考えています。

また、営業やバックオフィスに関しては、運用フローを賢くしたり、営業にサジェスチョンを提供する機能やツールを開発していく予定です。生成AIの進化を活用し、文章生成や壁打ち環境を提供することも検討しています。

石毛:お二人のお話を伺って、AIやデータ技術を活用することで、プロダクトやサービスがさらに進化する可能性を感じました。ただ技術を導入するだけでなく、その背景にある「誰のために」「どのような価値を提供するのか」という視点を大切にしている点が印象的です。これからの取り組みで、どのように新たな価値を創出していくのか、とても楽しみにしています。

■技術スキルよりも、課題解決力やコミュニケーションスキルが重要。何よりも泥臭いことを厭わないマインドを持つサイエンティストと働きたい。

石毛:これから、どのような人と一緒に働きたいですか。

中原:ネクストビートでは、セールスサイドの情報はSalesforceに、プロダクト側の情報はプロダクト専用のデータベースに、とデータが複雑に管理されています。このような状況でもデータと向き合い、粘り強く取り組める方と一緒に働きたいです。データサイエンスは泥臭さが求められる分野だと個人的には思っています。

Y:私も同意見で、泥臭さを持って取り組める方が理想です。タスクの95%はスマートに進まないことが多いですし、営業のニーズを掴むための対話や現場の説得も必要です。そのため、コミュニケーションが苦にならない方が良いと思います。

さらに、課題解決力や現場への介入力が重要です。現行スキル以上に「あるべき未来」を描き、それに向かって進める柔軟な思考力を持った方と働きたいですね。データサイエンスや統計の基礎スキルは後からでも身につきますが、泥臭いマインドセットは最初から必要だと考えています。





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