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※2023年2月20日時点の記事です
こんにちは、 ミラティブで採用人事を担当する野呂です。
2022年、ミラティブは新たに正社員50名を迎え、100名を超える社員数へと大幅に人員拡大しました。インターンや業務委託/派遣の方を含めると180名以上の規模になりました。この記事では、実績の詳細や取組内容についてご紹介できればと思います(つまりだいぶ遅めの年間振り返り記事です)。
人材不足の時代に採用業務へ携わるタフな方々の参考になれば幸いです。
※本記事で出てくる数値等は正社員採用に関するものであり、有期雇用や業務委託を除きます
目次
- 採用体制
- 採用実績
- 1年で正社員50名採用できた5つの要因
- 当たり前のことを地道に、愚直にやり続ける
- 全社採用の文化を醸成する
- リファラル採用を強化
- 事業がめっちゃ伸びた
- 2023年の抱負
- 最後に
採用体制
ミラティブの採用チームは、フロント人事3名、コーディネーター1名という構成になっています。このメンバーで中途 / 派遣 / 業務委託 / インターン / 新卒 の採用を行っています。フロント人事は職種別で動いており、それぞれが担当職種において戦略から実行までを担います。
言わずもがな日々の採用活動は事業部と協力しながら進めています。その他にも、スカウトの一部は外部パートナーさんにお任せしたり、採用広報については、広報担当者やデザイナー陣と連携したりと各所の力を借りながら1年間走り抜けてきました(みなさんありがとうございました!)。
経営会議でも採用は最優先のアジェンダ。全社一丸となって取り組んでいます。by 赤川さん
引用: キャリアハック|ミラティブ 赤川隼一は、経営会議の最優先テーマを「採用」に置く
採用実績
2022年に入社いただいた50名を職種別でグラフにしてみました。プロダクト開発に携わる職種が70%以上という特徴的な数字かと思います。
チャネル別で見るとエージェントさま経由が最も多く40%(感謝!感謝!感謝!)。次いでリファラルが30%となっています。この規模の採用で、チャネルとしてリファラルが機能していることがミラティブの特徴です。
続いて、ファネル別の数値になります。
ミラティブの選考プロセスは、
- 書類選考
- 面接3〜4回
- 内定
となっており、特にウォッチしている指標は以下です。
- 書類通過率: 9.6%
この数字はチャネル別 x 職種別で見るとかなり差があるため、一概に良し悪しは決められませんが、よりマッチ度の高い母集団形成をしていく伸び代はあるかなと思います。
2022年に使用した主要なチャネルは以下となります。
人材紹介 / Wantedly / ビズリーチ / YOUTRUST / Nishika Connect / Green / Findy / LAPRAS / リクルートダイレクトスカウト - 内定承諾率: 73.4%
同業界のクラスターさんが90.7%という驚異的な数字を公開していたため、ここはまだまだ課題と捉えています。候補者体験の向上や、クロージング方法の見直しなどやれることは多そうです。
1年で正社員50名採用できた5つの要因
実際には、内的要因/外的要因、さまざまな要素が複雑に絡み合っていると思います。今回は、採用施策としてやってよかったと思えることをいくつか紹介させていただきます。
当たり前のことを地道に、愚直にやり続ける
これはトリッキーなことではなく、採用を生業としている方であれば誰しも「やったほうがいいよね」と考えることを粘り強く継続したという話です。例をいくつか挙げてみます。
- スカウトの1to1メッセージに全力投球する
申し訳程度の1to1ではなく、候補者さまの出演記事やSNS、ブログなどを読み込み真心込めた1to1メッセージを作成し続けました。これに関しては協力してくれた事業部メンバーには感謝しかない...!! 完全に量より質という方針です。 - 採用したい方への継続的なコミュニケーション
オファーしたが辞退となった方、タイミングが合わず選考に進んでいただけなかった方、社員から優秀だという噂を耳にする方、に定期的にお声がけしてきました。2021年1月に出会った方が今月入社してくるのは感慨深いです。 - エージェントさまとの密なコミュニケーション
毎週の採用状況をお知らせするメルマガの運用、一部の企業さまとの定例を実施しました。Slack等を活用して即座に連絡しあえる体制になっているのもスピード感ある採用に繋がっています。 - スピーディな選考の徹底
書類選考、面接などすべてのプロセスにおいて翌営業日までに結果を出していただくよう選考官には啓蒙しており、浸透しています。結果として、1次面接からオファーまでの平均営業日数は、13.1日となっています(カジュアル面談を複数回行うケースもあるため1次面接からカウントしています)。
とどのつまり銀の弾丸はなく、凡事徹底が大切であるということを再認識した1年でした。(それでもなお銀の弾丸に恋焦がれています)
全社採用の文化を醸成する
上述したスカウトもそうですが、事業部には至るところでいっしょに採用業務を行ってもらっています。定例などでのコミュニケーションもそうですが、話したいときにサッと集まるのがミラティブではよくある光景であり、採用人事としては活用しまくりなありがたい文化です。これによってフルリモートでありながらもタイムリーな情報共有や相談ができています。
採用広報においても事業部パワーが非常に強力です。例えばテックブログは人事不介入にてエンジニア組織で運用されており、2022年は45本リリースされました(尊敬)。
テックブログがどのように運用されているかはCTOの横手さんがnoteを執筆していますので興味のある方はぜひ!
また、チーム紹介のブログや、個人単位での入社エントリなどを継続的に発信することができました。この手の活動は短期的な成果は出にくく(出ても測定しづらい)、経営陣や関係者の理解が必要不可欠かと思います。また、それらの広報物をきちんと候補者さまのもとに届けるという採用オペレーションも徹底してきました。
そのほかにも「Twitterで仲良くなった人と面談してくるんで選考を受けてくれることになったら繋ぎますね」という人事顔負けの採用力を発揮する社員もいて大変頼もしいです。
これらはほんの一例ですが、採用成功に向けて「全社員が採用に当事者意識を持つ」というカルチャーは、特にスタートアップにおいては非常に重要だと改めて感じています。
リファラル採用を強化
- 紹介数: 昨対比333%
- 決定数: 昨対比214%
といった具合にリファラル採用で大きく進捗を出すことができました。成功も失敗もノウハウが積み上がった1年だったため、ここは改めてnoteを書きたいと思います。
事業がめっちゃ伸びた
2022年はありがたいことにライブゲームが注目を浴びるとともに事業が大きく成長しました。伸びている事業には優秀な人材が集まり、新たな人材によって事業がさらに伸びる、という良いスパイラルが生み出せた1年だったと思います。それを適切な形でPRすることによりミラティブに対するポジティブな認知が増えていった手応えがありました(広報担当者に感謝です!!)。
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/33025
2023年の抱負
総括すると、会社全体の採用力向上を直に感じつつも、採用人事としては当たり前のことを粘り強くすることの重要性を十二分に感じた1年でした。そして個性と才能に溢れた方々に入社していただき、またひとつ強いチームになりました!
2023年は(もう2月ですが...)、より強い採用チームとして事業貢献していけるよう頑張っていきます。おめでたいことに今年は採用チームから2名が産休に入るため、少人数チームとしての確立を目指すとともに、これまで以上に事業部主体の採用活動を推進していきたいと思います。
※来年は年始早々に振り返り記事を書けるようにきちんと準備します
最後に
2022年のミラティブは『好きでつながり、自分の物語が生まれる居場所』という新しいビジョンが生まれた年でした。
50人の『わかりあう願いをつなぐ』ために、全力で仕事ができたことは良かったかなと思っています。
コロナ以降、他社さまとの交流が減ってしまっているので、お互いの取り組みなどを共有しあえる会社さまがあれば、ぜひ情報交換させてください。TwitterDM大歓迎です。https://twitter.com/norotetsu1992
そして!ミラティブは今年も引き続き積極的に採用活動を行っていますので、少しでも興味がある方はぜひ気軽にカジュアル面談などお申込みください!
追記
リファラル採用にフォーカスした記事を書いたので、よろしければご覧ください。