皆さま、はじめまして。株式会社メドレーの森口と申します。医療・介護現場の人材不足を解消する医療介護求人サービス「ジョブメドレー」で、求職者さんのキャリアサポート業務を担当しております。
私は、新卒から4年半医療機関で勤務していました。転職経験はなく、ドラマティックな経歴をお伝えすることはできませんが、「医療介護の現場で勤めたけれど、違う側面から医療福祉を考えたい」「既婚者ということが足枷にならない環境で、ライフワークバランスを大事にしながら仕事をしたい」と考えている方に向けて、この場をお借りして私がメドレーに入社した理由をお話させていただきます。
メドレーに入社するまで
2011年社会福祉系の大学を卒業し、「社会福祉士国家資格」を取得後、埼玉県春日部市にある総合病院に就職しました。「医療ソーシャルワーカー」としての配属で、私の業務は患者様の治療終了後、退院や転院のサポートをするといったもの。
患者様やそのご家族の方の話を伺うと、自分の中で理解が追いつかないほど様々な人生に触れることになりました。治療費が払えない患者様・身寄りがなくご家族のサポートを受けられない患者様。住所不定の患者様。病気を患い、今後の生活、仕事への不安が募る患者様とそのご家族...。
サポートをするべき自分まで辛くなってしまうような状況の方が沢山いらっしゃいました。様々な事情を抱えた方々の対応をする日々。ある日心がポッキリ折れ、ストレスと疲労から胃カメラと点滴のお世話になることに…。高校生の頃から憧れていた仕事でしたが、続けていくことが怖くなってしまいました。
それでも病院以外で働くことは考えられなかった
医療ソーシャルワーカーの仕事が続けられなくなっても、病院以外で働くことは考えられませんでした。今思うと、学生時代から医療福祉分野以外に目を向けずにいたため、「病院の中で働かないと意味がない」と思い込んでいたのだと思います。
その後、上司に相談し、部署移動をすることに。
配属先は「地域医療連携室」という紹介患者様の受け入れを担当する部署でした。病院としての機能を維持するために「ベッド稼働率」や、「受入患者数」など数字を意識することが増え、医療福祉を「経営」の側面からみるようになりました。その点では、一般企業と通ずるものがある部署だったように思います。同じ院内ではありましたが、「福祉」から少し離れたことによって気持ちも楽になっていきました。
とはいえ、業務量といった点では以前よりもハードになり、紹介患者様の依頼電話が鳴り止まず、なんとか受入れてもらうため関係部署を走りまわり医師や看護師に頭を下げる日々を過ごしました。そのうちに医師や看護師とも徐々に信頼関係を築いていき、地域住民向け講演会の運営を担当するようになり仕事に対しても自信がつき始めた頃、学生時代からお付き合いを続けていた男性との結婚が決まりました。
結婚2年目での転職
入社2年目に結婚。18歳から田舎を出て一人暮らしだった私の中で、最優先事項は結婚でした。ですが、甲斐甲斐しく夫の帰りを待つ妻像に憧れはなく、結婚を機に仕事を辞めるという考えもありませんでした。私の両親も共働きで、看護師である母の働きながら子育てをする背中をみていたため、「仕事と家庭の両立」というライフプラン以外に選択肢はありませんでした。それと併せて長い目でみても、福利厚生の整っている職場だったため、辞める理由がなかったのが正直なところです。
ではなぜ、転職を考えるようになったのか。
きっかけは夫が転職活動を開始したことでした。同じく新卒から着々とスキルを磨いてきた夫が、いつの間にか転職活動をはじめ、あっという間に希望先から内定をもらったときは、我が夫ながら「したたかだな」と感じました。同時に「転職ってこんなにあっさりしているものなのか」とも。
夫の転職活動をみていてふと芽生えた「私も転職したい。」という気持ち。さらに「一般企業に勤めてみたい」という淡い希望も抱き始めました。
転職を考えることは初めてでしたが、結婚2年目、いつ子どもができるかわからない、こんな条件の26歳を採用する一般企業なんてあるのか。一般企業のことを微塵も知らなかった私でも一筋縄では行かないことは感じていました。二の足を踏んでいたところ、結婚し子どもを持つ先輩から「転職したいなら、子どもがいない今しかない」と背中を押され転職エージェントに登録することに。
とはいえ医療から離れたくない
あれほど医療の現場にこだわっていましたが、ふと一般企業に目を向けたとき、「世界は広い」としみじみ思いました。エージェントさんが提案してくれる求人は様々で、現場ではなくても医療に携われる仕事というのは沢山あったのです。
転職活動をする上で希望がブレないように、「医療関係」「家庭との両立」を軸に探していたところ、ふと目に止まったのが「株式会社メドレー」の求人です。今からおよそ1年半前、当時の事業は医療介護の求人サービス「ジョブメドレー」と、オンライン医療事典「MEDLEY」でした。
どちらの事業も自分にとっては魅力的で、直接ではなくても医療福祉に関われる環境が、自分の求めていたイメージにぴったり当てはまったのです。
エージェントさんからは「今、勢いのある会社で、ベンチャーですが成長は間違いないですね。」と熱く説明され。「勢いのあるベンチャー企業」という言葉の意味もよくわからないような世間知らずでしたが、数ある求人の中で初めて「自分が働いている」イメージが湧いたのがメドレーでした。そして、実際働いている人と会社の雰囲気をみてみたいと思い、エージェントさんに応募の意思を伝え面接をすることになったのでした。
面接にいくと、ジョブメドレーのキャリアサポートチームのトップが現れました。若く、フランクな印象。威圧感や堅苦しさは一切なく、私の話しを聞いてくれるフランクな男性(現在の上司)。経歴の説明後メドレーについて教えていただきました。既婚者であることに対しての質問などは特になく、あっという間に面接が終了し、その次の日には内定の連絡を貰いました。
その後、希望する業務を担当されている方とお話をする機会をいただきました。後に直属の先輩になる方で、2歳歳上の女性。ご自身も結婚されており、バリバリ働かれている様子。家庭を持ちながら仕事に打ち込んでいる印象を受け、お話を聞きながら自分が求めていた働き方だと感じました。
そして、入社を決意。
メドレーに入社してから
入社後、アシスタント業務、介護分野のキャリアサポート業務を経て現在は歯科分野でのキャリアサポート業務を担当しております。
キャリアサポート業務と聞くと、求職者様の時間に合わせ土日や遅くまで仕事をしなければいけないというイメージを抱く方もいるかもしれません。私もエージェントさんからキャリアサポートの仕事を勧められた際に一番不安に思った点がそこでした。
一見家庭との両立からは遠く感じる職種ですが、私は毎日定時で帰宅しています。決してサボっているわけではありません。ジョブメドレーのサポートは求職者の方と対面してご希望を伺ういわゆる面談を行っておらず、主に電話やメールで行っています。
そのため、就業中の求職者様も時間を気にせず相談ができ、担当のキャリアサポートも求職者様の希望に沿って電話やメールで応答ができるシステムになっています。その点が求職者様からも評判で、「仕事をしながらでも自分のタイミングで連絡ができる」「キャリアサポートの方がマメに連絡をくれて安心した」と嬉しいお声をいただくことが多いです。
遅い時間での面談がなくても、求職者様とマメに連絡を取り、希望を伺いサポートできる環境のため、仕事もしっかりこなしながら定時退社も可能になります。家に帰って翌日のお弁当を準備する時間もしっかり確保できています。
このように今では華麗に過去を振り返っている私ですが、実際の業務に慣れるまでは長く険しい道のりでした・・・。入社後3ヶ月はアシスタントとしての業務でしたが、求人を掲載されている事業所様・医院様からのお問い合わせには目が回る思いで、いつも先輩に迷惑をかけてばかりでした。
「森口ほど手がかかったやつはいない」と今ではお酒の席での話のネタになっています。そんな中で亀のように遅いながらも成長を遂げられたのは、周りの先輩・他チームの方々がおしりを叩きながらサポートしてくれたからだと痛感しています。先輩が頼もしいといった点も、メドレー入社おすすめポイントのひとつですね。
そんなわたしは、こんな人と働きたい
ここまでご覧いただきありがとうございます。簡単に言うと「医療現場で働いていた既婚者の転職話」でした。
「メドレー入社理由ブログ」は私で24回目を迎えます。今まで出てきたメンバーもそうですが、私のような人間も含め、メドレーにはいろいろな人が集まって一つのチームで働いています。困難なことがあっても、周りに頼もしい同僚がいてくれるので怖がらずに安心して成長できる環境です。
例えばスヌーピーに出てくるライナス※(片時も使い古した毛布を離せない少年)のように医療から離れられない方、気持ちはあるけれど今いる場所から外に出る勇気がなく足踏みしている方、これを読んで「あれ、なんだかこの人私と似てる。」と思った方、ぜひお会いできればうれしいです。家庭と両立しながら仕事を楽しんでみませんか!ご応募おまちしております。
「ジョブメドレー」で一緒に働いてくれる仲間を募集中!
▼自分の現在の職種が募集にない、自分のやってきたことがどこで活きるのかわからないなど、応募ポジションに迷っている方はぜひこちらからご応募ください!
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第2回:現役ダーツプロの僕がメドレーに入社した7つの理由
第3回:デザイナーの僕がメドレーに入った7つの理由
第4回:私がドクターヘリを降りて、メドレーに入った7つの理由
第5回:ライフセーバーの私がメドレーで働く理由
第6回:私がヤフーを辞めてメドレーに入社した2つの理由
第7回:外資系投資銀行出身の私がメドレーに入った理由
第8回:Googleのエバンジェリストをやめてメドレーに入社した僕が6つに割れたバキバキの腹筋を手に入れるまでに実行した7つのステップ
第9回:今年不惑を迎えたエンジニアがメドレーを選んだ理由
第10回:年収36,000円のお笑い芸人が、メドレーに入社するまでの7つのステップ
第11回:医者にならずに7年過ごした僕がMEDLEYニュースを書く7つの理由
第12回:何がしたいのかわからなかった私がメドレーの仕事にやりがいを感じる7つの理由
第13回:厚生労働省の医系技官だった私がメドレーに入社した3つの理由
第14回:7年いたリブセンスをやめ、マエダがメドレーでデザインしたいこと
第15回:IPOを経験した私が、次のステージにメドレーを選んだ理由
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第17回:整体師を11年やっていた私が、34歳でメドレーに転職して「介護のほんね」に取り組む理由
第18回:マザーハウスでバッグを販売していた私が、メドレーで見つけたひとつの目標
第19回:SIerとWEB業界を経験したエンジニアがメドレーに入社した理由
第20回:青春を捧げたチアリーダーを引退した私がメドレーという舞台でクリニックを応援することに決めた理由
第21回:インターンを経て新卒で入社した私が、メドレーを選んだ3つの理由
第22回:なんでもできるようになりたかったエンジニアがメドレーへ入社した理由
第23回:新卒から9年働いた会社を飛び出した私がメドレーに入社した理由
メドレーが提供しているサービス
・医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY」
・オンライン診療アプリ「CLINICS」
・医療介護業界の求人サイト「ジョブメドレー」
・介護施設を選ぶための口コミサイト「介護のほんね」