はじめまして、株式会社メドレーでエンジニアをしています有馬と申します。
メドレーには2018年3月に入社し、現在はクラウド型電子カルテ「CLINICSカルテ」のプロダクトチームで開発をしています。
まだ社歴の浅い私ですが、少しでも会社や中で働いている人達の雰囲気が伝わればと思い、ご紹介させていただきます。
メドレーに入社する前
エンジニア歴としては12年、SI業界で2社経験したあと、サイバーエージェント・freeeと自社サービス開発で2社経験し、メドレーは5社目になります。
もともと、学生の頃はコンピューターサイエンスのバックグラウンドはおろか、インターネットもろくに触ったことがないアナログ人間だったのですが、就職するならば何かしらのものづくりの仕事が良いなという漠然としたイメージがあり、SES中心の中堅企業にご縁をいただき、エンジニアとしてのキャリアをスタートすることになりました。
配属された開発の現場では、当然最初はわからないことだらけで、調べてもそれがさらにわからない言葉で説明されているという状況で、まわりに聞ける環境もあまりなくなかなか大変でした。ですが、それでも勉強することで少しづつ理解できる内容が増え、仕事の幅が広がっていったことは嬉しかった記憶があります。
その後、プライムベンダーのSIerに転職し、規模や業種など様々なプロジェクトを経験しました。ですが、だんだんとシステム開発して客先に納品するだけでなく、実際のエンドユーザーにより近い立場で、当事者として多くの人に使われるようなサービスを作りたいという思いが強くなってきました。結局5年間SI業界を経験した後、自社サービス開発の環境にいくことを決断し、株式会社サイバーエージェントに転職することになります。
サイバーエージェントでは、当時国内でも有数規模のアバターサービスの開発を中心に、大規模なアーキテクチャの刷新や、リアルタイム通信サーバーの開発など、様々な業務、サービスに関わりました。中には、気軽には書けないような大きなシステムトラブルが発生し、ヒリヒリするような状況の中障害対応をしたことも...
そういったことも含めて、とてもチャレンジングな環境の中、同僚にも恵まれ多くの経験をさせてもらったと思っています。いた年数としては一番長く、5年ほど勤務しました。
そのような中でしたが、技術面での経験を積むにつれ、徐々に会社の方向性とはまた違ったタイプの事業に関わってみたいなと思うようになり、サイバーエージェントを卒業し、freee株式会社へ転職することになります。
freeeでは、クラウド会計システムのプロダクト開発チームに配属になり、プロダクトの売りの機能の一つであり、記帳業務の自動化の要であるアカウントアグリゲーションシステムのリプレースを担当しました。歴史も長く複雑なシステムを、使いやすくより堅牢なシステムに置き換えるべく、技術的なチャレンジ含め多くの経験をさせてもらいました。
優秀なメンバーがそろっていて、会社のミッションも社会的意義があり、充実した日々を過ごしていたと思います。
メドレーに入社した理由
メドレーについては、先に転職していたサイバーエージェント時代の同僚の田中から、飲みの場などで話を聞く機会があり、医師とプロダクトチームがタッグを組んで開発していることや、インターネットサービス開発のアプローチで医療ITに変革を起こそうとしていることなど、話には聞いていました。
面白そうな会社だなと思っていましたが、最初は転職する気は全くありませんでした。しかし、何度も話を聞くうちに、徐々にですが気持ちが変化していきました。
医療というテーマが身近に感じた
それまであまり意識してこなかったのですが、実は、医療というのはとても身近なテーマなのではないかと思うようになりました。
例えば、子供が生まれたり、自分自身も年齢を重ねるにつれ医療機関を利用する機会が増えましたし、どんなに丈夫な人でも、生まれるとき亡くなるときの最低2回は医療にかかるのではないでしょうか。
そんな、日々お世話になっている医療ですが、一方で、それを支える医療ITはまだまだレガシーで課題が山積しているといいます。エンジニアとして、テクノロジーの面からその課題を解決していくというのは、とても意義のあることではないかと感じました。
(エンジニア陣は子持ちが多く、医療が身近に感じ医療ITに興味を持ったというメンバーも少なくありません)
会社の成長と少数精鋭のエンジニアチーム
現在急成長中のメドレーですが、エンジニアチームは少数精鋭で構成されており、一人のエンジニアがフロントからバックエンド、インフラまで幅広く担当する風土があります。(やりたいことに対してまだまだ人が足りていない、というのもありますが...)
そのような環境で働くことは、大変ではありますがたくさんの機会もあり、自身の幅を広げる上でもとても有効なのではないかと感じました。
かつての戦友からの誘い
誘いをくれた田中とは、インターネットTVの基幹システムを開発するプロジェクトで一緒だったのですが、これがまた大変でした。色々あって期限は2ヶ月しかなく、しかも使用する技術も初めて触るものばかりという状況...
昼夜問わず働き、体力的にはハードでした。しかしそれとは対照的に、メンバー同士の相性の良さもあってチームの雰囲気はとても良く、大変なときでもユーモア全開で楽しむ姿勢があって、気持ちはかなりポジティブに進めることができた、とても印象深いプロジェクトでした。
結果的に本当に良いチームワークを発揮し、無事に目標通りリリースすることができました。すでに転職がきまっていた私は、なんとか一区切りついたという感じでそのタイミングで送り出してもらったのですが、その後も「あの時大変だったけど楽しかったな」「もう少し一緒に働きたかったな」という気持ちはいつまでも残っていたのでした。
最終的にはこの気持ちが強くなり、田中経由でメドレーCTOの平山や、代表の豊田、瀧口とも話す機会を作ってもらい、会社やプロダクトにかける思いを確認した後は、メドレーに行くことを決断していました。
(今再び、肩を並べて働いている"戦友"田中。)
実際に働いてみて
医療関連知識と技術
担当している「CLINICSカルテ」は、「医師と患者がつながるクラウド型電子カルテ」という斬新なコンセプトが目立ちます。しかし当然、足元のカルテそのものとしての機能性が大事なのは言うまでもなく、医療関連知識はもちろんのこと、レセプトシステムなど周辺システムの知識も必要となります。キャッチアップは大変ですが、これはやっていく必要があります。(私も勉強中です...)
技術については、思っていたとおり幅広くさわることができていて、裁量も大きく任せてもらっています。入社して日が浅い私ですが、とあるサブシステムの開発を技術選定からやらせてもらい、設計や実装、インフラ構築含め担当し、リリースしようとしているところです。
スピード感
開発もチーム運営もアジリティが大事にされていて、システムは開発の合間にも、どんどんとリファクタリングされ改善していますし、やはり少数精鋭で、一人が複数のレイヤーを担当しスピード感をもって実装が行われています。
会議体などもあまり無駄なものはなく、相談事も然るべき人に話すことで、ワンホップでさくさくと決まっていくことが多いです。
大変なプロジェクトで苦労をともにした仲間に誘われて入社した私ですが、一応断っておくと、決してデスマーチのような状況が好きなわけではなく、ハイスピードに仕事を終わらせてきっちりと帰ろうという会社の雰囲気は気に入っています。
(仕事が終わったらメンバー同士で飲みに行くことも。メリハリのある環境です。)
プロダクトへの思い
また、特徴的に感じたのは、社内のwikiがかなり活用されていて、各プロダクトごとのスペースに、ミッションや歴史背景、なぜこれをやるのかといった理由付けや、今後の戦略がしっかりと書かれているところでした。それぞれのメンバーが思いをもってプロダクトに取り組んでいるんだなと感じたことを覚えています。
こういった取り組みはとても大切だと思っています。私のように新しくジョインした者のキャッチアップはもちろん、新しい物事に取り組もうとするときは、トラブルや周りからの風当たり、本当に受け入れてもらえるのかなど、常に不安と隣合わせになることがつきものだと思っていて、そうなったときに、いつでもみんなで立ち帰ることができる場所を作るのは大事だと思うからです。
そんな私はこんな人と働きたい
「CLINICSカルテ」は、その性質上、絶対に落とさないシステム運用が必要です。さらに堅牢なシステムにするために、トラブルを未然に防ぐような非機能面の強化や、日々のモニタリングなど地道なことも含め、もっともっと取り組んでいきたいです。
一方で、まだまだ完成されたプロダクトではなく、医師と患者、さらに医療を取り巻く人々をつなぐプラットフォームとなるために、複雑な医療システムの世界を突破しながら、ますますの開発が必要です。
この攻守のバランスは難しいですが、一緒にポジティブに議論し、ときにシビアに、ときに楽しくプロダクト作りをしていける方と一緒に働けたらうれしいです。
■お知らせ
メドレーでは医療業界に存在する課題にITを駆使して取り組んでいきたいデザイナー・エンジニアを募集中です。皆さまからのご応募お待ちしております。
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メドレーが提供しているサービス
・医療介護業界の求人サイト「ジョブメドレー」
・医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY」
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