こんにちは!
昨年11月に入社しました、manaby八王子駅前事業所の松井と申します!
さて、先日行われた東北エリアでの開催に引き続き、7月22日、関東エリアの社員をオンラインで繋いで「ダイアローグ研究会」が行われました。
東北エリアで行われた研究会同様、
若新雄純さん(慶應義塾大学特任准教授)、平泉拓さん(東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科助教)にもご参加いただきました。
~ダイアローグ的姿勢を考える~
「ダイアローグってどうすればできるようになるんだろう?」
「議論とダイアローグの違いって?」
研修に参加する前には、それぞれに様々な疑問があったかと思います。
そこで、研究会を迎える前に、ダイアローグについての課題図書2冊のうちから、1人1冊を選んで読み込みました。
各々が読了後、事業所ごとに、もっと学びたいこと、質問してみたいことを話し合う形で事前学習を行い、研修当日に備えました。
~研修当日、多くの声から学んだこと~
ダイアローグで大切な個人の姿勢として、
・不確実なこと、答えのないことを許容する姿勢
・相手にも自分の中にも様々な考えがあるという多声性
・拡散型で新しいアイデアの発見に繋がるような対話性
以上の3点が大切そうだよね、と本や実践から学んだダイアローグのポイントについて振り返りつつ、さらなる疑問を若新さん&平泉さんに質問しながら、皆でダイアローグについて深めていきました。
様々な質問や考えが飛び交う中、特に私が気になった意見と私の感想をまとめてみたのもがこちらです。
“すべてのケースでダイアローグが使える”
人とのコミュニケーションのなかで、どのような場合でもダイアローグを活かすことができるんだ!との気付きがありました。
“正解を求める議論とは違い、対話は矛盾を許すものだと思う。人の求めていること、考え方は移り変わっていく。ダイアローグでは正解を導き出すのが目的ではないので、答えが出なくても意見が途中で変わってもいい。”
ダイアローグの途中で意見が変わってもいいという点が、目からウロコでした!生まれてから一度も考え方が変わっていない人はいないですものね。
“変化や矛盾を許容するのがダイアローグとはいえ、答えを一貫することによってのラクさもあると思うので、その考え方への理解もあってよいと思う。”
ダイアローグの姿勢として「自分とは違った意見や、個人の中に変化があることを許容する」要素が大切な上で、「一貫性があるから生きやすいです」「この意見や方針にこだわりがあります」という人もダイアローグに参加している場面があるはずだよなと思いました。
こだわりのある考え方も尊重しながら進められるのがダイアローグなのかなと感じ、自分自身も一貫性やこだわりによって生きていてラクになる場面もあるかもなとの気付きもありました。
“仕事がやりやすいようになど相手に合わせて作った関係が、必ずしもダイアローグをする際に大切な「多声性」を引き出せる関係性とは限らない。関係性を作っていくというのもダイアローグでできることの一つだと思う”
たしかに、すでに仕事で関係性ができていると、「目上の人には言いづらいな」「後輩に気を遣ってしまうな」という場面もあるかなと感じています。
ダイアローグを通してお互いが何を考えているのか知ることによって関係性が深まり、その結果、次のダイアローグでさらに様々な意見が訊ける充実したやりとりができるようになるとステキだなと思いました!
このように、たくさんの気付きがありました!今回の研修で、職員間での対話はもちろん、利用者さんとの対話にも活かせるよう、ダイアローグのことを引き続き学んでいきたいと感じました。
今後も、事業所ごとにダイアローグについて研究し、全社で発表する機会が計画されているようです!今後も、「一人ひとりが自分らしく働ける社会」をつくるために、ダイアローグを研究・実践していきたいなと思います!