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2023年9月に創業8期目を迎えた株式会社LabBase。代表取締役CEO加茂と取締役兼LabBase就職事業本部長の松﨑の二人に、改めて向き合っている課題や、今後LabBaseが届けたい価値についてお話しいただきました。
ーLabBaseが向き合っている課題について教えてください
加茂:まず大上段から説明すると、LabBaseのパーパスは「研究の力を、人類の力に。」です。(2022年9月に策定)
▼CI刷新の記事はこちら
研究を頑張る学生が、自分の力を活かせる企業と効率的に出会えるようにしたい。研究者の可能性を拓き、科学と社会の発展に貢献したいという思いでLabBase就職を展開してきました。
2016年の創業当時から向き合い続けているのは、どう研究を加速していくか、研究をどう人類の力に変えていくかという問いです。今までに前例がなく、誰もやったことがないことを成し遂げようとしていて非常に難易度が高い挑戦でもあり、楽しさでもあるなと思っています。
代表取締役CEO 加茂
松﨑:
LabBaseのパーパス「研究の力を、人類の力に。」は、今までもこれからも変わらず追い続けたいと思っています。
その中でも、LabBase就職が向き合っている課題はパーパスに大きく紐づいているなって日頃からめちゃくちゃ感じています。
LabBase就職が提供する価値は、研究を頑張っている理系学生が企業で働く研究者に出会えること、出会うことで就きたい仕事が見つかることかな、と。
研究が忙しくて就活する暇がない中、教授や研究室OBからの紹介、企業のなんとなくのイメージで、少ない選択肢の中から就職先を決め、機会損失を産んでしまう就活のやり方ではなく、研究者との出会いによって、頑張ってきた研究が活かせる、やりたい研究に携わることが出来る第一志望のジョブ、就職先を決められる体験を提供したいです。
今の日本では研究者が適正に評価されているとはいえない状況です。だからこそ、研究者の道を選ぶ方も少ないのですが、研究者の働きや、研究することの面白さ、やりがいをLabBaseを通して学生に気づいてもらえたらなって思っています。そこをバチッと実現したいですね。
LabBaseのパーパス
加茂:
新卒も中途も、両方そうだなと思うんですけど、企業の中でどんな研究開発がされているか、どんなことがすでに技術化されていて、何を研究して何を実現しようとしているのかは外からは見えないといったところに課題感があります。
見えなかったところを、LabBaseが見える化して、マッチングしていく事がLabBaseのビジネスであり、価値だと思っています。
LabBase就職を利用していただいている学生側の観点からすれば、自分の力を生かせてワクワクできる仕事があるんだって思える社会にしたいです。採用した企業側からしても「あなたが入社して、すごく研究開発が加速したね!」と、お互いの可能性を切り開くような出会い・マッチングが、まずは日本中で生まれていく世界を作っていきたいと思っています。
キャリアへのアプローチで社会を変える。微塵も妥協せずに価値創りと徹底的に向き合いたい
ー「どこよりも学生に寄り添う、企業には学生の代弁者として働きかける」というスローガンを掲げていましたが、設定した背景はどこにありますか?
加茂:
今回改めて、ユーザーさんやお客様に対しての価値を、微塵も妥協せずに理想を掲げて作り込んでいこうという思いで設定しています。
それは自分たちのエゴ的な理想というよりは、ユーザー目線の理想像をもとに価値創りをしていくということです。彼らが求めていること、喜んでくれることに、誠実に向き合っていきたいと思っています。
そして結果として、研究者や企業が集まり、出会いで研究やイノベーションが加速する場を、実現していきます。
松﨑:
大学で研究している学生たちを見ていると、めちゃくちゃポテンシャルがあって、面白い研究をしているんですけど、それが社会にどう実装していくのかが分からない人がたくさんいて。
そこを、いかに企業や社会と結びつけていくかっていうところに、僕たちがやっていることの意義があります。
日本は科学技術力の衰退・低迷が続いています。これからの日本が再度、科学技術立国になるには、そういった人材がいかに活躍していくかが大事です。
日本だけではなく世界としても、変わっていく必要があるなと思っているので、就職・転職といったキャリアへのアプローチは、ものすごくポテンシャルも大きいですし、やる意義もあると感じています。
取締役 兼 就職事業本部長 松﨑
ー社会の変化とキャリアへのアプローチについて、もう少し詳しくお願いします。
加茂:
今、日本の雇用システムを含めて、研究者/技術者を取り巻く社会全体が少しずつ変わってきています。例えば、日本では年功序列・新卒一括採用・終身雇用を前提とした採用がベースとしてありましたが、近年は最初に就職した一社目にずっと所属するのが当たり前ではなくなりつつあります。新たな雇用システムとしてジョブ型雇用の導入も多くなってきました。
僕らがキャリア事業で実現していきたいことは、研究者や技術者一人ひとりが、彼らのポテンシャルを最大発揮できるキャリアを歩めるよう、生涯を通して支援することです。それは、LabBaseのパーパス実現の大きな要素の一つです。
出会いと掛け合わせで才能を開花する場をつくり、研究の力を加速させる
ーLabBaseのサービスを通じて、どんな社会を実現したいですか?
加茂:
研究者や技術者の可能性を切り拓く出会いが、まずは日本中で生まれる世界を作っていきたいです。LabBaseのサービスを通じて、企業で働いている研究者や技術者と、学生や企業、研究所の出会いを加速させたい。
出会いと掛け合わせでイノベーションが誕生してきました。
研究者・技術者同士が出会って、研究の話をしたり、技術の話をしたり、もちろんキャリアとか働き方の話もあると思いますが。研究者や技術者が話をして、お互いに知的な刺激を与えながら、一緒にこんなことをやりましょうよっていうことが、どんどん決まっていく。そんな世界観を作りたいです。
そういう出会いや話を重ねていくと、一緒に働きましょうよっていうことも生まれると思うんですよね。関わり方にもいろんなバリエーションがあります。フルタイムでのジョインだけじゃなく、プロジェクト単位、副業で手伝ってくださいとか。壁打ち顧問的に相談させてくださいというものもあれば、現職にとどまりながら一緒に共同開発・共同研究しましょうということもあるでしょう。もしかすると、そこで共同創業が決まることもあるかもしれない。いろんな可能性があるなって思うんです。
まずは日本中で、次に世界中で、そうした研究者同士が出会って、様々な意味のつながりに発展していったらいいな、と。そうした掛け合わせ・出会いが、研究やイノベーションを加速する鍵になると、信じています。
松﨑:
僕は研究者同士の出会いを加速していくのも一つですけど、いかに才能を開花させられる出会いを作れるかも大事だと思っています。
研究者の才能を開花させるのは、お互いを認め合える、専門性を理解できる、研究者同士の出会い。就職においても、研究を頑張っている学生さんの専門性やスキルをしっかり評価できる現場の研究者との出会いが大事で、それを提供していきたい。転職においても然り。
LabBaseが未来を切り開いていく。「研究の力を、人類の力に。」の達成に向けてエベレストに登っていこう
松﨑:
僕は研究や技術を担う現場の方にお会いして、研究者・技術者の人手不足が加速し非常に困っているというお話しを耳にする事が多く、課題感がよりクリアになりました。自分たちが取り組んで形にしていきたい研究や技術があるのにも関わらず担ってもらえる人材がいない、と。
困っているなら、僕たちはその課題解決に邁進していくべきだと思っています。LabBaseなら、それができると信じています。
加茂:
僕らが向き合っている研究領域、特にアカデミアというのは、必ずしも経済合理性だけでは動いてない領域で。
解決したい課題はいっぱいある。けれどもビジネスだから、しっかり事業として成長させながら、自分たちのケイパビリティやリソースもちゃんと、それに伴って拡大しながら戦っていかなくちゃならない。LabBaseが掲げるパーパスは長期で向き合い続けることではじめて実現できるものでもあります。
やればやるほど、LabBaseが向き合っている課題はこの国にとっても、世界にとってもすごく重要。絶対に、解くべき課題です。
引き続き前例がない大きな挑戦になりますが、LabBaseの仲間と一緒にこの大きな山を登っていきたいと思っています。
LabBaseでは「研究の力を、人類の力に」をパーパスに掲げ、研究者の可能性を最大化させ、日本の科学技術の未来を明るくしたいと思う仲間が集まり、日々切磋琢磨しています。
現在、複数の職種にて共に働く仲間を募集中です!カジュアル面談から可能ですので、最初から選考に抵抗あるなという方も是非お気軽にエントリーくださいませ。