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こんにちは、freee採用広報の西木です。
今回はfreeeと、ユーザーや企業が一緒になって行なっている活動『freee部』について取り上げます。
社内外をつなぐ有意義な活動なので、freeeに興味ある方にとって面白い内容だと思います。ぜひお読みください。
まず、『freee部って何?』という疑問が上がると思います。
それは『freeeと一緒に、freeeのプロダクト、ミッション、価値基準を広め、応援してくれるパートナー』のこと。
社内外問わずfreeeのサービスを活用されている皆様と、freeeを楽しみ、応援し、価値を広める集まりとして設立され、現在は毎月一度の勉強会&交流会(ミートアップ)などが開かれています。
freee部について詳しくはこちら。
freee部の活動自体も、freeeの価値基準『アウトプット→思考』や『あえて共有する』に基づいています。
9月20日には『freee部2018ミートアップ#5 – ミッション・ビジョン・理念ナイト – 』が開催されました。
今回は、その様子をレポートします。
まず始めにfreee部の立ち上げ人の一人、木本(写真)から初めて参加された方に向けてfreee部の説明がありました。
そして、なぜ今回『ミッション・ビジョン・理念』をテーマに選んだのかについて言及。
まとめると
・freeeでは『ミッション・ビジョン・理念』はビジネスを推進していくエンジンだと考えている。それらに対する共感や賛同が、事業の成長や継続にかかせないエネルギーとなっている
・『ミッション・ビジョン・理念』を作る方 / 伝えている方々から、自社のビジョンや理念についてご紹介いただき、その創出手法や運用方法について共有しようと言う想いがあった
という事でした。
(当日の様子↑↑)
ここからショートプレゼンが始まります。
freeeCEO・佐々木に加えて、3名の魅力的なビジョンやミッションを掲げておられる部員の皆様が登壇されました。
まずは佐々木から、freeeの新ミッションとミッション策定の背景について話しました。
freeeは7月、ミッションを『スモールビジネスに携わるすべての人が、創造的な活動にフォーカスできるよう』から『スモールビジネスを、世界の主役に。』に変更したのです。
新ミッションについてfreeeのユーザーさんの前で話すのは初めてらしく、佐々木も熱がこもり、参加者の皆さんも身を乗り出して聞いていました。
佐々木:「スモールビジネスを、世界の主役に。」なぜこれにしたか? よく聞かれますが、実はそもそもやりたかったことは、これなんです。大企業に対してスモールビジネスが挑戦しているのがかっこいい。大企業中心じゃない構造を作ること自体が、世の中を面白くすると僕は信じています。
そしてサービスコンセプトと、具体的にfreeeが行う事を述べていきます。
佐々木:アイデアさえあれば、誰でもビジネスがしやすい世の中を作りたい。そのためにfreeeができることは、今やっている「バックオフィス業務の自動化・可視化」は必須です。加えて「資金繰り問題解決」にも乗り出したいし、「フロント業務」にもチャレンジしていきます。よりビジネスのコアに近い部分をオートパイロット(自動化)できたら、さらにイノベーションのために割ける時間は増えます。自動化し、数字がまとまって次のビジネス展開に生かせるようになります。freeeを使ってくれている企業のビジネスを伸ばすところまでを目標にしたいんです。
話題は、新ミッションの策定の背景へと及びました。
佐々木:今まではスモールビジネスの時間の創出をミッションにしてきましたが、事業が大きくなるにつれて、freeeを導入している企業の事業自体に力を与えていることわかりました。そこで、ミッションをさらに一歩踏み込んだものしようと決意し、社員たちと話し合って課題を整理しました。意識したのはミッションは単独で存在するものではなく、背景・文脈がセットなので、「ビジネスを簡単にする上での課題」と「要素」に分けて考えたことですかね。さらに何度もブラッシュアップし、新ミッションが誕生しました。ここからさらにfreeeとしては、ビジネスとかユーザーさんに提供する価値の幅を広げていきたいと思っています。
続いては、株式会社オノフ取締役・松久申治さんに登壇していただきました。
テーマは「真の本質ズッキューンに向けて」。ユニークなタイトルに、皆さん興味津々でした。
松久:オノフは、リサーチ&マーケティングとウェブ制作をやってる会社です。2000年に創業し「本質ズッキューン」という言葉は2010年に誕生しました。代表の安宅はそれまで「人生は金だ!」と言っていた金の亡者みたいな人だったんですけど(笑)、急に「人生は成長だよね」って言い出して、会社の方向性を決める時に「本質ズッキューン」という言葉が誕生したんです。しかし、、、
松久:本当に誰も理解できなくて、代表からも説明がなかったんです。そのあいだ会社は大きくなっていったんですけど、次第に会社の考えていることとスタッフの考えていることの間にズレが生じてきました。専門家集団としては成立していたけれど、組織としては非常に危うかった。このままだと解体かもしれないと思うこともありました。そこで、ちょうど去年「本質ズッキューン」を具体的に定義することに。出た答えが『本質ズッキューン=お客さんの課題を解決しましょう』というものでした。
松久:この言葉を実現する手法も考えました。特にお客さんの「横に座る」ということは大事にしていますね。対面してしまうと「こっちの方がいいでしょ」と言いがちだけど、お客さんの目を通してマーケを見ないといけない。さらにウェブ製作では、「これがかっこいいけど」とかじゃなくて、AとBどっちが支持されているかを根拠に基づいて選ぶのを大切にしています。僕らは「メイクミラクル」じゃなく、「メイクマジック」という言葉にこだわっています。奇跡に頼らずマジックのように根拠(タネ)を使って、狙ったヒットを確実に打つ専門家集団になりたいんです。それがオノフの在り方かなと。「本質ズッキューン」を定義したことで、みんなが同じ方向性を意識できるようになりました。
続いては、株式会社パブリックグッド代表取締役の菅原賢一さんに登壇していただきました。(発表資料はこちら)
テーマは「パブリックグッドという社名の営利企業のビジョン」です。
菅原:僕らはマーケティングPR会社をやってて、簡単にいうとマスコミ向けの情報発信や記者会見を仕切ったり、報道資料を作ったりなどをしています。我が社にはミッションとビジョンがあるかないかもわからなかったんです。でも今回、このような機会があったので考え、言語化してみることにしました。
菅原:ビジョンは『雑多な社会の中に、商売を通じて、様々な人たちが快適に集える居場所(=パブリック)をつくる』こと。例えばfreee部も、freeeという商売を通じてみんな集まっているので、ビジョンに当てはまっていますね。ミッションは『私たちひとりひとりがパブリック・リレーションズのプロとして、生活者・社会・クライアントの困りごと解決に資する』こと。
これらのミッション・ビジョンが生まれた背景には「今の環境が社会にとって有益とは言えない情報が大量生産されていたり、PR会社で働く人のやりがいや成長実感を奪ったりしている」という事が挙げられます。消費者の不安を煽る情報が多く、芸能人を使った無益なイベントがたくさんあり、商売を通じて快適な空間が作られていないなと感じています。
菅原:なぜ商売にこだわるか。母の実家が岩手県の大船渡市なんですけども、311直後、全国はもとより世界各国から様々なボランティアが集って復興に尽力してくださいました。震災で町の機能はズタズタでしたが、たくさんの人が集まり、ある意味で、私の知る中で最も活気に満ちた期間でした。それから数年後、大船渡市からは人が去りました。誤解を恐れずに言えば、以前と同じ、過疎が進む閑散とした町に戻ってしまったのが現状です。
菅原:復興にあたってボランティアの皆様の善意は、本当に大きな推進力になりました。ただし善意は簡単に継続しないし、また継続を求めるものでもない。やはりパブリックをつくり、その居場所を継続させるには善意だけではなく、商売が必要だと感じています。商売があれば企業は参入し、儲けが出ている間は継続することができる。だからPRという商売を通じて、継続する商売とは何か?と問い続けています。
最後は、YassLab株式会社・代表取締役の安川要平さんに登壇していただきました。(発表資料はこちら)
テーマは「コミュニティと共に成長する - 全国150ヶ所あるCoderDojoと企業が共創する世界 -」です。
安川:僕は営利法人と非営利法人の2つに関わっています。YassLab株式会社はソフトウェア開発会社で、一般社団法人CoderDojo Japanは国際的な子どものためのプログラミング道場『CoderDojo』の公式日本法人です。CoderDojo は大人とか子どもとか関係なく技術を楽しむ場となっていて、一緒に学び、一緒に考え、面白いものができたら発表する、そんな場が全国で定期的に開催されています。
安川:二つの法人があるので、二つの理念があります。複数の法人を持つと、それぞれの立場からお互いを客観的に評価でき、何が本質的な価値なのか考えるようになりました。価値がクリアになると、パートナーシップも結びやすくなります。一つ事例を紹介すると、株式会社と社団法人間の開発支援パートナーシップがあります。開発会社ではあまり採用でミスしたくないが、いきなり実践は難しい。社団法人に開発チームはないが、国際的なブランドとコミュニティがある。そこで開発会社の採用フローに、社団法人のOSS開発を取り入れました。実戦で得られる情報は多く、採用のミスマッチ防止にもなるし、応募者個人にとっても国際的なOSSコミュニティに貢献した実績が手に入ります。
安川:1つの噛み合う形が見つかると、他の法人に横展開することも容易になります。単なるスポンサーではなく、共に成長できるパートナーという意味で。そうするとさらにミッションや理念がクリアになり、継続的なパートナーシップが増えていき、より大きな価値を生み出していきますね。コミュニティができる事もどんどん増えていきますし、企業や社会にとっても重要なプラットフォームになっていきます。だからこそ、理念やミッションは大事なんだなと僕は考えています。
発表が終わると、会場は交流会に移ります。みなさん更に具体的な話をしたり、プライベートな話をしたりと、盛り上がっていました。
freeeユーザーさん同士が集まって、自分の会社で取り組んでいることや大切にしている価値観について話す場。僕(西木)ははじめての参加でしたが、ミッションやビジョンに「社会をよくしたい」という共通のものがあるとしても、その想いや背景は企業によって様々なものがあるという事がわかりました。皆さんユニークで、自分たちのカラーが出ていて面白かったです。
最後は写真撮影をして「freee部 2018ミートアップ#5 – ミッション・ビジョン・理念ナイト – 」は幕を閉じました。
次回のfreee部ミートアップは10月30日(火)「freee部2018ミートアップ#6」です。「キャッシュレス」をテーマに、いろんな立場で情報交換をする会を開きます。興味ある方はぜひご参加ください。