情報番組 アシスタントディレクター 濱崎朱美さん(24歳)
番組を企画したり撮影や編集を行ったり。あるいは縁の下の力持ちとなってチームを支えたり。テレビ番組は、たくさんの職種に就く数多くのクリエイターによって作られています。それは、意欲のある人にはいつでもチャレンジの扉が開かれているという意味でもあります。とはいえ、未経験からテレビの仕事を目指すことは本当に可能なのでしょうか?「テレビの仕事は大変そう」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか? 気になるあれこれを、未経験でテレビ業界に転職した濱崎朱美さんに聞いてみました。
現在の仕事内容を教えてください。
休日朝の情報番組で、アシスタントディレクター(AD)をしています。平日はロケに出たり、そのための準備として機材の用意や演者さん(出演者)が乗るタクシーの手配などを行っています。ロケ先での私の主な役割は、演者さんのケアです。おしぼりや飲み物を用意したり、出番までのあいだにおしゃべりをしたりして、リラックスして本番を迎えてもらえるようにしています。オンエア日にはスタジオに入り、番組の進行のあらゆるお手伝いをしています。オンエア終了後にその日の記録を作成したり、会議に向けた資料を用意するのも、ADの役割です。
ロケはどんな場所に行くのですか?
関西の話題のスポットが多いです。人気のアトラクションや食べ物を紹介するコーナーに携わっているので、実際にアトラクションを体験したり、話題のグルメを味わうことができます。ゴールデンウィークや夏休みなどには、東京などへのお出かけの企画が定番です。人気のテーマパークにもロケに行きましたよ。仕事でいろんな場所にいって、おいしいものを食べたり新しい体験ができるのは、この仕事ならではの魅力の1つです。
思い出に残っている仕事は?
1つは、関東のテーマパークに行ったときのパレードの撮影です。取材は撮影の都合上、決められた場所で行なうのですが、キャラクターたちがどの場所に撮影クルーがいるかを把握してくれているので、カメラに向かってキャラクターたちのファンサービスが盛りだくさん。素敵な映像が撮れて「この仕事をしてて良かった!」と思いました。
どうして、他業界からテレビの仕事に転職したのですか?
子どものころから大学まで、ずっとチアリーディングをしていました。大学卒業後もスポーツに携わりたいと思い、スポーツクラブに就職。チアダンスのコーチと、クラブへの集客活動を担当しました。子どもたちを指導することにやりがいはあったのですが、だんだん業務量が多くなり、プライベートの時間が持てないようになっていきました。転職を考えるようになり、せっかくなら以前から憧れがあったテレビ業界へチャレンジすることにしました。
転職にあたっては、テレビ業界で働いている高校時代の先輩に話を聞きました。私はもともと、色画用紙やペン、ボードなどを使って工作することが大好きでした。先輩の話を聞くと、私の「好き」や「得意」が活かせるように思ったんです。実際、番組で使う小道具の看板を私が作ったこともありますよ。あとは、有名人に会えることも魅力でした(笑)
クリーク・アンド・リバー社に入社したのはどうしてですか?
求人サイトを検索し、ヒットした会社の1つがクリーク・アンド・リバー社です。ほかの制作会社も候補に上がりました。前の会社を辞めることにした理由が「プライベートの時間をもてない」だったので、同じことは繰り返したくないと考えていました。また、次の仕事は長く続けたいと思っていたので、続けるためにこそ、しっかりと休めることが大切だと考えていました。「楽しい仕事がしたい」「休みをしっかり取りたい」という、2つの条件をかなえられるのがクリーク・アンド・リバー社でした。
実際に働いてみて、大変じゃないですか?
まったくそんなことはありません。思った以上に休みがあるんです。勤務時間は平日は10時~19時、オンエア日は3時30分~13時が基本で、週に2日は休みがあります。ロケの都合で休日に出勤することもあるのですが、そんなときはプロデューサーが代休を取るように言ってくれます。これは私が所属している番組だけではなく、勤務先のテレビ局全体として、しっかりと休みを取れているように思います。休日は番組関係者や必要最小限のスタッフが出社しているだけなので、社内はひっそりしているぐらいですよ。
ADをはじめとしてテレビの仕事といえば怒鳴られたりするイメージがあるかもしれませんが、私が経験している限りでは、実際にはまったくありません。たくさんの機材を運んだりするので、力仕事という面は確かにあります。ただ私の場合は、チアリーディングをやっていたこともあって、力仕事はむしろ得意分野。「任せてください!」と自分から言っていますし、周りの方にも頼りにしてもらえていることがありがたいです。
未経験からの転職でも大丈夫ですか?
初めて聞く用語だらけですし、触ったことのない機材だらけなのは事実です。それらを覚えるために、勉強の毎日です。ただ、これはテレビ業界に限らないはず。未経験の仕事に就くのであれば、似たような経験は必ずすると思います。それに、私の職場では周囲のみんなが私が未経験者であることを知ってくれています。そのうえで担当の業務を割り振ってくれたり、仕事の進め方を説明してくれたりしています。丁寧に説明してもらえ、できることを少しずつ増やしていけるので、安心して働くことができています。
クリーク・アンド・リバー社ならではのメリットは?
同じ職場に、クリーク・アンド・リバー社の社員は10人ほど所属しています。同じ会社のメンバーという安心感もあって、仕事の相談に乗ってもらったり、ときには愚痴を聞いてもらっています。エージェントには、プライベートな悩みの相談にも乗ってもらっています。そういった存在が身近にいることは、とても心強いです。
休みの日は何をしていますか?
友だちとご飯や映画、カラオケに行きます。大学時代には餃子好きなメンバーが集まって食べ歩きをしていました。今も餃子は大好きで、いろんな店に行っています。あとは家でのんびりと過ごし、リフレッシュしています。
濱崎さんのエネルギー源は?
「推し」のテレビ情報です!「今日は何時からテレビに出る」と思えば、それまで仕事を頑張ろうという気持ちになれます。
今後の目標は?
高校野球に仕事で携わることです。高校野球は、テレビ業界を目指した理由の1つでもあります。どんな形で関わることができるかはまわだかりませんが、機会があればチャレンジしたいです。
テレビ業界に興味がある人へ、メッセージをお願いします。
仕事ですから大変なこともありますが、それ以上の楽しさややりがいを感じられるのがテレビの仕事です。仕事でいろんな場所に出かけ、おいしいものを食べたり新しい体験ができるなんて、テレビならではですよ。未経験の人も大丈夫!わからないことがあっても、一から教えてもらえます。少しでも興味があるなら、ぜひチャレンジしてください。
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