株式会社 TERRAISE / 取締役副社長・COO
生成AI研修を行いました
自身の会社で生成AI研修を作成する案件を行いました。 代表が生成AI講座の案件でご一緒した方から、5月中旬くらいに回してもらった案件で、クライアントはトヨタの自動車部品を製造している、地方の製造会社さんでした。ChatGPTを社内で契約したはいいが、具体的な使い方が分からない人が多く、全社向けに基本的な生成AI研修をしたく、講師を探しているとのことでした。 私は初めは、いつも使っているChatGPTやほかのテキスト生成AIの使い方を、家族や友達に教えるのとそんなに変わらないなと考えて、油断していました。 しかし、いざしっかり案件を行うと考えてみると、そんなに簡単ではありませんでした。 まず、生成AIに関する知識は、まだ教科書のように体系化されたものが無く、自分の知識や研修をするにあたって当然入れるべき知識を、教科書を作るように体系化する作業が必要でした。ほかにも、研修に盛り込む知識や方法の取捨選択や、それぞれの知識、方法の伝え方をどうやったら分かりやすいかを考えるのにも苦労しました。 停滞もしました。 私は、課題に直面してどうすればいいか分からなくなると、課題の本質からずれた輪郭をなぞるような思考をしてしまい、課題の根本の直視から逃げてしまうという非常に潜在的な癖があると気づきました。 このように停滞した一週間は苦痛なものでした。タスクはこなしているのになぜか全然進捗しない恐怖に怯え、深夜2時に近所の公園の芝生で膝を抱えました。 しかし、それでも、数ある生成AI活用系の起業から私たちの会社を選んでくれたクライアントさんになんとか喜んでもらいたい、売り上げを作って会社のメンバーになんとか喜んでもらいたいと思い、芝生の上でひたすら現状自分が抱えている課題や不安などを生成AIの音声入力を使って言語化しました。 当日の、GoogleMeetでの登壇の直前まで、資料の不足を埋めては再度見返してという作業をしました。 結果、全体103人の参加者の研修は評価 3.4 / 5.0 という結果で終わりました。 まだ反省点は多く、そもそも受講者の知識のレベルの範囲が広くて、全員に納得してもらう研修を作るのは難しかったですが、なんとかやりきることができ、担当者からも次の案件のオファーをいただきました。