被災地NGO協働センターCODE/やさしや足湯隊 / 足湯隊メンバー
足湯隊_2024.12.6-9
【能登半島ボランティア3日目】 午前中、輪島市の大屋小学校で足湯のボランティアをしました。ここに避難されていた方は、6月に仮設住宅に入りましたが、9月の豪雨で仮設住宅が浸水してしまったそうです。 腰や胸の高さまで水位がきたとお話しを伺いました。その悲惨さに返す言葉がありませんでした。 しかし、足湯やお手のもみほぐしを通して手足の血色が良くなり、傾聴を通して笑顔も増えていく様子を見て、僕も心が温まりました。 太ももが上まで上がるようになったと、ボランティア後に話しかけてきてくださった方は、「はじめ、避難所にボランティアが入って準備をしていた時は、騒がしくなりそうで嫌だなと思ったけれど、被災してから一番心が癒された」と仰ってくれて、やりがいを感じました。 午後は珠洲市まで行く予定でしたが、降雪の影響で中止しました。 民宿に帰ってきてから、深夜にかけては、これからの能登の支援について語り合いました。 足湯隊は今回で第24回でしたが、ここ1年同じ足湯の提供を繰り返してきて、本当に意味のある活動なのか、能登は本当に良くなっているのか語らいました。僕が一番驚いたのは、アントレプレナーシップ学部の外で、人の思いが結実し新しいプロジェクトが誕生しそうな雰囲気を味わったことでした。 運営をしてくださっている方の、疑問や強い思いとそれ以外との葛藤を目の当たりにしました。 個人的に僕も、今までの能登半島への足湯のボランティアは学びがメインで、あまりリーダーシップや主体性を持って取り組めているわけではいませんでした。そのため、今回のボランティアで、困っている人やその困難を見つけて課題解決をしたいなと感じていました。 今回のボランティアでは、その困難こそ見つかったものの、どう解決に導くか、アイデアは見つかっていません。結局学びの3日間になってしまった気がしました。悔しい気持ちが強いです。(水津樹紀,Facebookより)