社員約250人へ在宅勤務に関する調査実施 約80%が在宅勤務に心理的な「不安がない」「あまりない」と回答 | プレスリリース | 会社情報 | シナジーマーケティング株式会社 SynergyMarketing
シナジーマーケティング株式会社 代表取締役社長 田代正雄 ...
https://www.synergy-marketing.co.jp/company/pr/press/2020/0521103223_10612.html
わたしたちの会社では2021年1月より、メンバーの働き方に関するルールの大きな変更を順次進めています。具体的には、、
新型コロナウイルス感染防止のためにリモートワークに移行した企業の中でも、コロナ禍収束後に従来の働き方に戻すかどうかは、各企業によってさまざまな考え方があるようです。
昨年2月より半ば強制的に在宅勤務を開始したシナジーマーケティングでは、試行錯誤と検証を経て、オフィス出勤と在宅勤務をチームと個人の裁量に任せることを正式ルール化しました。つまり、毎日同じオフィスに集まって執務することを前提としない働き方にシフトしました。
当社では大阪・東京オフィス外での勤務を「テレワーク」と総称し、以下のように分類しています。
テレワーク
└ 在宅勤務
└ モバイル勤務(自宅以外のワークスペースでの執務)
└ サテライトオフィス勤務(将来的に当社が公認したワークスペースでの勤務)
業務によっては(感染対策には十分な配慮を行った上で)出社が必須となるメンバーは残っていますが、平均すると2月現在の大阪オフィスの出社率は10.5%、東京オフィスの出社率は6%となり、すでにテレワーク前提で業務を進めることが定着しています。
2021年春には十分なセキュリティ・コンプライアンスリスクへの対策が整備された上で、モバイル勤務が正式に解禁されます。
在宅勤務が増えることで通勤時間の負担がなくなった一方で、わたしたちの生活と仕事の距離はとても近くなりました(例えば、当社では37%の正社員が子育て中です)。そこで、テレワークを正式制度化すると同時に、ワークライフバランスを上手にとるための手助けとして、個人の裁量で柔軟な労働時間の使い方ができるように制度を改定しました。
具体的にはフレキシブルタイム(勤務時間帯)の拡大、コアタイムの縮小、分割勤務(1日の中で時間帯を分割すること)の導入を行いました。
Google Workspace や Slack や miro などのクラウドツールを使って非同期でコミュニケーションや情報集約を行うことが標準となりつつある今、同じ場所に同じ時間に集まることに拘る必要はなくなってきています。また、こうして作り出された「今までにはなかった自分の時間」をどう使うかは個人に任されています。
これまでも全面的に禁止はされていなかった副業ですが、制度を整備して2021年3月より正式にスタートしました。正社員はルールに沿って会社に状況を共有をすることで、シナジーマーケティング外の仕事に、会社の公認(お墨付き?)のもとで従事できるようになりました。
これらの就業規則やルールの変更は、いち従業員の立場から見ても「楽ちん!」「便利!」「余暇が増える!」など、ポジティブに捉えられる動きですが、会社は福利厚生やサービスとして認めているわけではありません。
一連の新しい働き方の狙いは、短期的には「生産性の向上」と「働きがいや心理的安全性の確立」を目的に、長期的には「イノベーション力の向上」「エンゲージメントの強化」を目的としています。
社会のさまざまな変化に対して柔軟で強い集団にするために、当社がこれからの社会の半歩先の姿を示すことができるように、古い慣習にとらわれることなく合理性と性善説に基づきながら設計を進めてきました。
例えば、
テレワーク制度や柔軟な勤務時間の背景には・・・
副業のオープン化の背景は・・・
といった狙いがあります。
新しい働き方の根底にあるのは、短期的な利益の拡大ではなく、メンバーにとってシナジーマーケティングをより安心して長く活躍できる会社にしたいという思いです。そのためには、新しいルールにも固執することなく、社会や事業やメンバーの変化に応じて常にアップデートを行います。
コロナ禍によって在宅勤務が始まってから1年が経過しました。
当社では、2021年3月までに計6回全メンバーにアンケートを行い、在宅勤務についての状況をいち早くキャッチアップできるよう定点観測を行ってきました。
これらの結果からわかったことは、在宅勤務が開始した直後のアンケートの時点で、オフィス勤務時と比べて業務の質が下がったと感じているメンバーが2割以下にとどまり、半数近くのメンバーが業務の質が向上したと答えていること。そして、在宅勤務体制が1年経った現在では、ほとんどのメンバーが在宅勤務中心のワークスタイルを継続ができていることです。
想定以上に順調だったテレワークへの移行を裏付ける結果のひとつとして、2020年度のシナジーマーケティングは過去最高益を記録することができました。もちろん利益が全てではありませんが、オフィス勤務に戻すという選択肢にも未練があった中で、わたしたちはこの方向を推し進めても大丈夫だという自信になりました。
当社では、これらの新しい働き方の設計は2020年秋に発足した経営・人事・法務・総務・セキュリティ部門のメンバーによる横断チーム「新しい働き方プロジェクト」が担っています。
新しい働き方プロジェクトは上記の大方針の他にも
など、最適化が必要な大小さまざまな施策を、できるだけ先回りして解決しようとしています。
一方で、新しい働き方にシフトすることで、従来の働き方と比べてそのままでは弱くなってしまう側面があることも忘れてはいけません。
プロジェクトでは引き続き以下のような課題に取り組んでいます。
こうやって課題を洗い出していくと、ほとんどのことが「働き方」を起点にしていることや、ある変化を実行するとそれに紐付いて新たな課題や改善点が生まれてくることがわかってきました。
かくして、シナジーマーケティングの働き方はこの1年間で大きく変わり、これから先も「イノベーション」と「エンゲージメント」を追求して試行錯誤を繰り返していくことになりました。
また、メンバーひとりひとりにとっては、個人の裁量と可処分時間が増えることによって、自身の仕事・生活・成長・キャリアアップ・充電・休息、などのバランスを自分でコントロールすることが求められるようになったとも言えます。
シナジーマーケティングでは、このような変化を楽しみつつ、新しい働き方を上手に活用できる仲間を募集しています!
(文:経営推進部 ブランドマネジメントチーム 森内)