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カヤック社屋をマインクラフトで完全再現 <第25回777カヤック☆フェスティバル>

創業以来ずっと、さまざまなサービスや制度を立ち上げてきた7月7日恒例のお祭りイベント「777カヤック☆フェスティバル」。今年は、創業から25年、「777カヤック☆フェスティバル」も25回目となりました。
そんな25年の節目に、人気ゲーム「マインクラフト」(以下、マイクラ)の中に、鎌倉駅から御成通り、カヤックの社屋を再現した漢たちがいます。

完成まで100時間以上、参考資料として撮影した写真は500枚超え。完全再現を目指して気の遠くなるような挑戦をした、ちいき資本主義事業部の畠中 大賀とOC事業部所属の安東 靖央に話を聞きました。


マイクラっぽいポーズをとる畠中と安東...伝わり難い(笑)

畠中 大賀(右)
1984年生まれ、2014年カヤック入社 マイクラ歴5年
ちいき資本主義事業部/プロジェクトマネージャー
ゲーム・エンタメ事業部でサーバーエンジニア、ディレクターetcの経験を経て、まちのコインの運用・開発・マネジメントを行っている。
「人生はゲームだ!」を合言葉になんにでもゲーム制作の知見を応用して解決するのが得意。
安東 靖央(左)
1985年生まれ、2016年カヤック入社 マイクラ歴10年
OC事業部所属/企画職
コレやって以降、建物を見るたびにあの窓は4ブロック分かなぁとか、この外壁は砂岩使うといいかなぁとかマイクラ換算するようになってしまいました。

建てては壊すの繰り返しでも諦めない、「日常の景色」を再現

ー まず、どうしてマイクラで社屋や鎌倉のまちを再現しようと思ったのですか?

畠中
もともとマイクラを結構やっていて、カヤックのオフィスが四角くて、つくりやすそうだなと思ったのがキッカケです。ゲーム事業部で月に一度行われている、FTD(フリーにつくるダンジョン))」という開発制度があって、仕事と関係のない開発に、業務時間を使って取り組めるというものです。

そこで、マイクラで社屋をつくりたいというのをプレゼンして、集まったメンバーが安東さんだったり他のメンバーです。

安東
僕もマイクラを10年くらいやっているので、手伝おうかなって軽い気持ちで手伝うことになりました。

畠中
最初に「整地」という作業を行って広大な更地をつくりました。そこから今回中心となる研究開発棟の外側を安東さんが作成していきました。

安東
僕は研究開発棟の高さを1階、2階、3階とつくっていって、内装の階段をつくっていった結果、マスが足りなくなったりして...。建てては壊して、また建て直ししてで、今のが5代目ですね。

畠中
建物の幅としてはあっていても、マイクラはひとマスが大きいので厚みが出てしまうんですよ。だから見た目より広げないと、内観のサイズ感が違うこともありました。

5代目の研究開発棟の内観。柱の位置も机の台数も実際の数に合わせて、細部にまでこだわった。

ーえ... こんな大きな建物を5回もやり直したんですか!?作ったものを壊す時の気持ちってどんなものでしたか?

安東
「ずれたか……」と諦めの気持ち半分、で、もう半分も諦めですね(笑)。でもひとマス違うだけでも、後で後悔しそうなので、もう今やるかという気持ちでした。

畠中
道も何回も引き直していますよ。鎌倉ってGoogle mapを上空からみてみるとわかるのですが、道がすごい斜めなんですよ。でもマイクラで同じ寸法で斜めに道をつくっていくと、今度は建物も斜めになって景観が損なわれるので、普段歩いている感覚とズレないようにすることと、マイクラの世界観に合うことを大切に道のカーブを調整しました。ちなみにこの道も、5代目です(笑)

安東
確かに道も難産だったね(笑)

一見直進に見えるが、実は斜めの御成通り

畠中
他にマイクラに存在している素材でそれらしく見せるかも難しい点でしたね。自動販売機とか、テレビとか、冷蔵庫などなど。

安東
あと、毎日通っている会社なのに、机の数とか、窓や柱の数とか、全然わからなくて。出勤するたびに写真を撮ったりして。鎌倉R不動産さんも、これまで一度も入ったことなかったけど、内観つくるためにお願いして、写真を撮らせてもらったりしました。

畠中
まちの社員食堂の隣のChabakkaさんは、常連の越後さんが「こだわりたい!」ということで、内装も全部つくってもらいました。

安東
Chabakkaさんはほぼ社食のようなものだからね(笑)

カヤック社員行きつけの日本茶専門店Chabakka tea parks。「面白法人に関わるところは中まで作り込む」という強い信念で取り組んだ。

畠中
カヤックのオフィスとか以外は、全部ハリボテだったんですけど、そこを安東さんが厚み(裏側)もつくっていってくれて。

安東
ハリボテだとどうしても歩いている感覚と違うのが気になっちゃって。御成通りから見える景色はちゃんとつくりたかったんで、歩いている時の感覚と同じというのを大切にしました。

畠中
上空からは普段見えないですけど、GoogleMapで確認して、上からみてもまちの風景が大体同じというのもこだわりましたね。

安東
屋根の感じもそれっぽくつくっています。そうすると、道から見上げた時に、違和感がなくなるので。ここまで大規模なものをマイクラでつくったのは初めてだったので、なおさら最後までやりとげたいなと。周りからみたら、写真撮りまくっていて結構怪しかったと思いますね(笑)

畠中
1人100枚以上は撮っているよね?ぼくは、鎌倉駅だけでも50枚は撮っています。

GoogleMapとマイクラで上空からみたカヤック社屋...どちらがリアルか見分けがつかない!?

ー今回、777に向けて御成通りまでしかなかった街を、鎌倉駅まで拡張してもらったのですが、どうでした?

畠中
COCOハウスさんから鎌倉駅までをつくったのですが、御成通りって全部斜めなんですよ。

ーまた道が斜め問題ですね(笑)私は全然違和感ないですけど・・・

畠中
道が斜めなのは、歩いていると気づかないんですよね。マイクラでは鎌倉駅を正面から作りたかったので道を調整しているのですが本当は御成通りから鎌倉駅が見えるんですよ。だから、今回つくったこの鎌倉駅は、作り直すかもしれないです(笑)


安東
ちょっと道を曲げたいよね。

畠中
ですね。あと鎌倉駅の建物って、徐々に増築された跡があって。建物の継ぎ目で素材が変わってたり、屋根の大きさと中が違ったり、屋根と屋根を繋いでいたり、色々と大変でしたが発見がありましたね。

緑の屋根の江ノ電とJRが隣り合わせになっている鎌倉駅西口

鎌倉に地下都市が出現!?マイクラならではのファンタジー要素も

ー 日常の景色を忠実に再現した一方で、実際にはない遊びの部分もあるんですよね?

畠中
カヤックでは会議室が足りないという問題もあり、鎌倉の地下都市があったら面白いかなと思って1日でつくってみました。会議棟のトイレから下に降りると、地下にたくさんの会議室が出現します。

ーあ、これはコンチですね(笑)

畠中
大谷くんがどうしてもコンチを作りたいというので...僕たちがまちを作っている途中で、コンチが出来上がっていきました(笑)

深い説明は不要、あのコンチを完全再現。曲線を描くために、巨大化されて、かなり迫力のあるコンチに。

安東
あと、建物の外側をつくるのに疲れてきて、内装を作りたいと思い、完全に妄想で作った家があります。息子と娘がいて4人家族という設定で勝手につくりました(笑)。研究開発棟とガーデンオフィスの間の家ですね。

マイクラで鎌倉案内や会社説明会を開催したい!

ー今後の展望やマインクラフトで他につくってみたいものなどありますか?

畠中
今は個人のサーバーにあるので、会社のサーバーにおいて、鎌倉駅から会社までの道案内とか、マインクラフト内の会議室で採用面談とかできたら面白いかなって思っています。

ーいいですね!ただのオンライン面談じゃなくて、鎌倉のオフィスにきた気分にもなれますね。

安東
僕は、最近マインクラフトしていなんですけど(笑)、挑戦したいものはと聞かれると、駅をホームまでつくりたいですね。できれば東口もつくりたいです。どんどんやりたいことが広がっちゃいますね。

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ひとまず鎌倉駅西口からの御成通りとカヤック各拠点をマイクラで再現した二人。カヤックのオフィスを覗いてみたいという人に公開する夢もあるそうなので、ゆくゆくは、マイクラ内で会社説明会を開催しても面白いかもしれませんね!

(取材・文 面白法人カヤック 広報 梶陽子)

カヤックサイト インタビューより引用- https://www.kayac.com/news/2023/07/2023_777

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