「家づくり」に例えてITインフラエンジニアの仕事を紹介するシリーズ、今回は3回目です。
1.ユーザーの要望をヒアリングし、提案する
2.要望に沿って設計する
3.設計書通りにITインフラをつくる
4.ユーザーが快適に使い続けられるよう見守る<今回>
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4.ユーザーが快適に使い続けられるよう見守る
前回の「3.設計書通りにITインフラをつくる」では、設計書などに従って機器同士をケーブルでつないだり、それぞれの機器に設定を入力していくのが「構築」、というお話をしました。
ここまででITインフラは完成です。
では、もうエンジニアの仕事はないのでしょうか?
いいえ、ここからはユーザー(お客様)がこのITインフラを快適に使い続けられるよう見守るという仕事があります。
家も作って終わりかというとそうではありませんよね。
「水道の調子が悪い」「雨漏りする」などといった不具合も起きたり、長く住んでいれば「キッチンを広くしたい」「子供部屋を増やしたい」という新たな要望が生まれたりします。
ITシステムも同じです。
機器も使い続けていれば故障します。
故障が起きるとITインフラは正常に動かなくなり、最悪の場合お客様の業務が止まってしまいます。
今、ITインフラ無くしてビジネスは成り立たないので、たった1分動かなくなっただけで何千万円もの損失につながることもあります。
こういったことが起きないように、定期的に機器の状態を確認したり、決まった時間にデータを保存したりしながら、24時間365日ITインフラを見守り、万が一不具合が発生した時には定められた手順に従って対処する。こうしてITインフラが正常に動き続けるようにすることを「運用」と呼びます。
比較的ルーティンワークが多いのですが、人が手で行っている作業を自動化したり、正確性を担保しながらより効率的なやり方を考えたりといった工夫が活きる業務です。
また、古くなったり調子の悪い機器を故障が起こる前に交換したり、より快適に使えるように整えたり、予期せぬトラブルに対応したりと、ことを「保守」と呼びます。
不定期で突発的な対応が多く、これまでに経験したことのないトラブルに遭遇することもあるため、前回ご紹介した構築と同じくらい技術力や対応力が必要となる業務です。
今やITインフラも水道や電気と同じように「正常に使えることが当たり前」な存在となりました。
その「当たり前」を守る「運用」「保守」は、とても重要な役割です。
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全4回でご紹介してきた「ITインフラエンジニアの仕事」、なんとなくでもイメージ出来ましたか?
APCではご紹介した全ての仕事に携わることができます。
海外案件やNEEDLEWORKなどの自社サービス開発チームもあるので、転職せずに色々なキャリアを歩むことができます。(海外案件や自社サービス開発は狭き門なので、それなりの努力は必要です!)
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