早稲田大学 / 社会科学部 社会科学科
SPADIE POKER LEAGUE 12th/279入賞
日本ポーカー大会、SPADIE POKER LEAGUE 40th Season #23 Casualstackにて279エントリー中12位(上位4.3%)に入賞。(本大会で出場したトーナメントはこれの1回のみ。) 主戦場はキャッシュゲームであり、トーナメントは本領ではない。しかし、あえてその「不慣れ」を武器に変えました。採った戦略は、分散の最小化——GTO(ゲーム理論最適戦略)をベースとしながらも、対戦相手の傾向や卓上の偏りを観察し、理論上の正解をあえて崩す。相手と状況に特化した期待値の最大化を、長時間のプレイの中で一貫して実行し続けた。終盤では、ICM(Independent Chip Model)を考慮した生存戦略へとギアを切り替え、「生き残ること」と「チップを増やすこと」の相反する要請を、一手ごとに秤にかけながらファイナルフェーズまで耐え抜いた。この結果は、短期的な運の偏りではない。長時間にわたる意思決定の精度——観察、判断、抑制、そこで勝負所での決断力——が試される場での、再現可能な実力の証明である。 ※ GTO (Game Theory Optimal): ゲーム理論上、相手に戦略を読まれても長期的に搾取されにくい均衡戦略。ポーカーでは、特定の相手への読みや感情に依存せず、ベット頻度やブラフ頻度を理論的にバランスさせることで、期待値を安定させる考え方を指す。 ※ ICM (Independent Chip Model): トーナメントポーカーにおいて、各プレイヤーのチップ量を賞金期待値に換算するためのモデル。チップの枚数そのものではなく、順位ごとの賞金配分を踏まえて、現在のチップスタックがどれだけの金銭的価値を持つかを評価する。