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こんにちは!ワークスアイディ採用担当です。
今回は、ワークスアイディの上席執行役員を務める松本さんにお話を伺います。
松本さんは、文系出身でありながらIT業界でキャリアをスタートし、27歳での起業を経て、現在はワークスアイディで340名規模の組織づくりを牽引されています。
未経験者育成への情熱を持つ松本さんに、これまでのキャリアやワークスアイディの未来についてお話を聞いてみました。
これまでのキャリアを教えてください。
私のキャリアの原点は、大学時代にPC関連のヘルプデスクでのアルバイトになります。それまで全くITに関わる知識や経験がありませんでしたが、アルバイトを通じてPCに興味をもつようになりました。そこから自作PCを作成したり、NW機器を触ってみたりしたことで、IT企業での就職を考えるようになりました。文系出身ではありましたが、新卒でIT企業へ就職が決まり、セキュリティやネットワークを手がける部署へ入ることになりました。
ただ、入社後配属されるとおもっていた部門は社内事情でなくなることになり、開発部門に配属されました。現場で必死に経験を積み、開発のスキルを身につけていきました。どんな案件でも積極的に取り組む姿勢が実を結び、次第に仕事の幅も広がったのですが、純粋な開発分野では自身の限界も感じ始めていました。
そこで自分の価値を高めるためにはなにが必要かを考えた際に、開発スキルに加えてインフラもできる人材になろうと考えました。かねてから興味を持っていたインフラ領域へと舵を切ることにしたのです。1人でインフラの部署を立ち上げ、1年で15名規模まで成長することができました。
しかし、「インフラは将来性のある不可欠な領域」という私の考えが当時の経営陣と合わず、新たな挑戦を決意し、27歳の時にインフラ事業専門の会社を立ち上げました。
事業は順調で、少しずつ社員も増え、20名程となったタイミングでご縁があり、慎重に検討を重ねた末、以前から取引関係のあったワークスアイディへの事業譲渡を決断し、今に至ります。
ワークスアイディに入社してからの変化を教えてください。
入社後はIT部門の責任者として、営業、管理業務をこなしながら実際に現場にも入っていました。そこからどうやって部門を拡大していくかを考え未経験者の育成事業をはじめました。
県の施策と連携したIT人材育成プログラムを通じて未経験者を受け入れたり、自社の他部門からITに興味を持っているメンバーの育成をする中で徐々に人数も増えていき、現在では340名規模という大きな礎を築くことができました。
現在の業務内容を教えてください。
事業部運営を軸としながら、コンサルティング案件の現場対応から営業、採用、教育まで、幅広い領域に携わっています。
マネジメントでは、一人ひとりの状況に寄り添うことを大切にしています。例えば悩みを抱えているメンバーや、成長にもがいているメンバーに対しては、その人に合った環境づくりや新たな活躍の場を提供するよう心がけています。部の飲み会に顔を出したり、オフィスで気軽な会話を交わしたりと、日常的なコミュニケーションも大切にしています。
また、私が特に注力しているのが営業力の強化です。これは「エンジニアにやりたいことをやらせてあげたい」という思いが根底にあります。営業基盤を広げることで、エンジニア一人ひとりの可能性を広げていきたい。そんな想いで日々取り組んでいます。
なぜ「エンジニアにやりたいことをやらせてあげたい」と思ったのでしょうか。
キャリアの初期段階では、与えられた仕事に真摯に向き合うことが何より大切です。私自身、インフラに興味を持ちながら最初は開発に携わった経験から、得られるものがたくさんあったと感じています。しかし、技術力と経験を積み重ねていくにつれて、自然と「やりたいこと」「面白いと感じること」が明確になってくるものだと考えています。
そこで当社では、従来の「会社主導の異動」という枠組みを一新し、エンジニア自身が「この部署で働きたい」とジョブチェンジを希望できる制度を導入しました。
このような制度が機能するのは、エンジニア一人ひとりが日々努力を重ね、確かな技術力を身につけているからこそです。その向上心こそが会社の財産であり、優秀な人材の定着にもつながると確信しています。
ワークスアイディの今後のビジョンを教えてください。
これからも新しいビジネスモデルや部署を作り、様々な視点を取り入れながら、さらなる成長を目指したいと考えています。
特にエンジニアの育成に関しては、2つの重要な理由から今後も積極的に推進していく方針です。
1つ目は人材の持つ無限の可能性への期待があります。実際に、想定していたより短期間で驚くべき成長を遂げる方がいるのです。
2つ目は、IT以外のバックグラウンドがもたらす新たな可能性です。現代のビジネスは必ずITと密接に関わっています。多様な経験を持つ人材とITの融合から、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性を強く感じているのです。
また、AWSやAzureといったマルチクラウド環境への対応力や、多言語、フルスタックなど複合的なスキルの育成を目指しています。
ただし、こういった戦略は一方的に押し付けるのではなく、エンジニア一人ひとりの成長に合わせて共に歩んでいきたいと考えています。当社の強みは「人」にあるからです。
ワークスアイディの強みは何でしょうか?
当社の最大の特徴は、エンジニアが安心して働ける環境を徹底的に追求している点にあります。
一般的なIT企業は「技術力を磨いてから、人間力を培う」という順序で人材育成を行うことが多いようです。しかし、当社ではその発想を大きく転換し、コミュニケーション能力や協調性といった「人間性」を最も重視しています。その人らしさを伸ばしていく中で、自然と技術力も身についていくという考え方です。
また、当社独自の特徴として、社員の成長に応じて自ら異動を希望できる制度を設けています。経験を積む中で徐々に視野が広がり、新たな興味が芽生えた時、自分の意思で次のステージを選択できます。時間をかけた成長もしっかりとサポートする体制です。
多くのIT企業が「技術力」を第一に掲げる中、私たちは「人」を中心に据えています。その人らしさを大切にしながら、結果として高い技術力も身につけていく、独自の育成モデルこそが当社最大の強みといえるでしょう。
どのような人材を求めていますか?
私たちが求めているのは、情熱と覚悟を備えた人材です。ただし、単に「手に職をつけたい」という理由でITを選ぶのではなく、なぜITの道を選ぶのか、その理由をしっかりと持っている方を歓迎したいと考えています。
新卒や未経験の方には、まず様々な経験を積むことの大切さを伝えています。というのも、実務経験のない段階では、自分に何が合っているのか、どんな仕事が楽しいのかを判断することは難しいからです。
たとえば「開発がしたい」という熱意は素晴らしいものです。しかし、開発以外の選択肢を知らない状態でその判断を下すのは、視野を狭めてしまう可能性があります。同様に、「普段からゲームやアプリを使っているから開発に携わりたい」という想いだけでは、本質的な適性を見極めることは困難でしょう。
様々な経験を積み、自身のスキルを向上させていく中で、初めて自分の進むべき道が見えてくるものです。
情熱と覚悟は確かに重要です。ただし、それは「特定の仕事がしたい」という固定観念ではなく、「新しいことに積極的に挑戦していこう」という姿勢で示していただきたいと考えています。
最後に、IT業界を目指す方へメッセージをお願いします。
私は常々、仕事は楽しむものだと考えています。自分の行動が具体的な形となり、それがビジネスの成果として実を結び、さらなる成長への扉が開かれていきます。その過程は、まさに最高のロールプレイングゲームのようです。特にIT業界は、この「ゲーム感覚」が存分に活きる世界だと実感しています。
仕事を心から楽しみ、貪欲に成長を求める方であれば、きっと当社で大きな可能性を開花させることができるでしょう。新たな挑戦を志す皆さまのご応募を、心よりお待ちしています。