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本質を見極め、常に二手、三手先を考える。SREチームリーダーの仕事術。

月間の読書量は10冊を超えることも。学び続けるひとを意味する「スタディスト」という社名を体現する開発部の北野( @katsuhisa__ )は、自ら改善プロジェクトを立ち上げるなど着実に結果を出し続け、3月に開催された全社総会では、スタディストのビジョンに由来するMVP「知的活力みなぎっていたで賞」を受賞、その後も広く活躍している。大企業からスタートアップに転職して約2年。日々どのような想いで働いているのか、話を聞いた。

“いつか”を、いつまでも先延ばしにしたくない。

ーーーまずは経歴を教えてください。

大学では無機材料の結晶成長の研究をしていて、ITとは無関係でしたが、趣味でかんたんなWebアプリケーションやAndroidアプリ開発を経験したことから興味がわき、大手IT企業でインターンを経験しました。そのままその企業に就職し、インフラ・ミドルウェアのエンジニアに。主にERPシステムの構築・導入を行う業務を担当していました。インドが母体の会社だったので、社内でインド人の方と交流する機会も多く、グローバルな視点が養われました。

ーーースタディストには2016年の8月に入社。どのような経緯だったのですか?

2016年春にたまたまスタディストの方とお話する機会があり、マニュアル作成・共有プラットフォーム『Teachme Biz』のことを知りました。BtoB SaaSには以前から興味がありましたし、サービスとしての将来性や拡張性はもちろんのこと、世の中にあふれる「面倒」を解消できるところにも強く共感したのを覚えています。スタートアップで働くことにも興味があったので魅力を感じました。

ちょうどその頃、プライベートで「今の当たり前がいつまでも続くわけではない」と実感する出来事があり、”いつか”チャレンジしたいと思っていることをいつまでも先延ばしにしたくないと思い、転職を決意しました。


開発部 SREチーム リーダー 北野 勝久


ーーー「いつか、を先延ばしにしない」というのは大切なことですね。入社後はどのようなことをしてきましたか?

軽微なバグの修正などからはじまり、徐々に新規機能開発のプロジェクトリーダーなどを担当し、仕様策定から実装まで行うようになりました。その後、いまのSREチームの前身となる役割を担い、現在はSREチームのリーダーを担当しています。セキュリティの向上や、パフォーマンスの改善だけでなく、運用業務の自動化やデータ分析基盤の整備など幅広く注力しています。最近はイベントへの登壇や採用活動にも積極的に取り組んでいます。

問題意識をミッションに落とし込み、改善につなげる。

ーーーみんながなんとなく「やった方が良さそう」と思っていたようなことを、しっかりとプロジェクト化してやり切っていますよね。仕事をする上で大切にしていることや、工夫していることがあれば教えてください。

自分の問題意識を、組織として実践できる状態にすることを意識しています。分かりやすい行動でいうと、「やりますよ」と宣言すること。そうすると社内でもプロジェクトとして認知されますし、協力も得やすくなるように感じています。進め方も工夫するようにしていて、パフォーマンス改善のときは、他の業務と並行したプロジェクト型で実施すれば、メンバーの工数を大きく取らずに改善インパクトはしっかりと与えられると考え、企画・実行しました。

組織の中での自分の役割にとらわれないことも大切だと考えています。また、現段階では緊急性が低くても、長い目で見たときに、今やらないとダメだと判断したものは実施するようにしています。常に二手、三手先を読むことが重要ではないでしょうか。


3月の全社総会では「知的活力みなぎっていたで賞」を受賞!取締役CFOの山下と。


ーーー頭では分かっていてもここまでやりきれるのはすごいことです。迷ったときには、どのように考えて意思決定しているのでしょうか。

技術顧問の萩原さんに相談することが多いですね。いつも沢山助けてもらっていて、本当に心強いです。他社の話を聞きに行ったり調べたりなど、情報収集も欠かさないようにしています。勉強会は、多いときでは月に8〜10回ほど参加していました。

自分の能力が今後の事業成長のボトルネックにならないように、というのはとても気を遣っています。技術・ツール選定などを任せてもらうことも多いのですが、選択を間違えたせいでのちのち悪い影響が出てしまうことは避けたいので、常に自分の見えている世界を広くしておくようにしています。

攻めと守りで事業のスケールを支えていきたい

ーーー勉強会への参加など情報収集への理解が深いのは、スタディストの社風の良いところでもありますよね。他にスタディストの好きなところはありますか?

トラブルがあったときに、個人を責めるのではなく仕組みで解決しようとするところです。改善提案が通りやすいところや、経営上の数字などを可能な限り社員にオープンにしているところ、家族を大切にしようという雰囲気も好きです。

大手から転職してきた身としては、入社から日が浅いメンバーでもプロジェクトの企画から任せてもらえて、経営陣から直接フィードバックをもらえることもすごく楽しいですし、確実に成長につながっていると感じます。

あとはもちろん、一緒に頑張る仲間の存在も大きいですね。

ーーーこの先スタディストでどんなことをやりたいですか?

攻めと守りの両方でやりたいことがあります。攻めの方では、蓄積されたデータを活用してユーザー体験を改善していけるようにしたい。そうすることで更にサービスの価値を感じていただき、結果的にビジネスのスケールにもつながると考えています。守りの方は、どんどんユーザーが増えているからこそ、急激にスケールしても問題ないようなインフラ整備をきちんとやっていきたいですね。Teachme Bizが社会の役に立てる機会はまだまだ沢山あるので、しっかりと育てていきたいです。やりたいことは、ここでは話し切れないくらいあるので一緒に闘う仲間を心の底から募集しています!!!

ーーー切実ですね(笑)どんな人と一緒に働きたいですか?

やはり第一はプロダクトへの共感がある人です。そして、自走できる人。スタートアップはどこもそうだと思いますが、いちからすべて教えてもらいたい、という人材では通用しません。それはもちろん放置するという意味ではなく、基本的なことは社内ドキュメントもありますし、困ったときにはSlackなどに書いてもらえれば誰かしら拾って助けてくれますが、任されたものは自分で考えて形にできる能力を求めています。

ーーー助け合うけど甘えはしない。それぞれがプロであることが大切ですね。ありがとうございました!

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