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TYL安積が目指すペットの健康を豊かにするためのデジタル活用法とは。

こんにちは!今回は、取締役の安積さんにインタビューをしました!ITとペットヘルスの現状と未来、今後の展望などたっぷりとお話いただきました。

ぜひ、お楽しみください。

プロフィール

安積 秀弥

2007年に株式会社エス・エム・エスへ新卒入社。東南アジアの海外子会社の代表取締役を務めた。病院経営支援をテーマにした事業をゼロから立上げ、事業の黒字化および3カ国に事業を展開。その後、AI最大手の株式会社Preferred Networksで医療・ヘルスケアなどで画像認識技術や最適化の技術を活用した新規事業開発・プロジェクトに従事。

目次

①子会社社長、AI開発会社を経てTYLにジョインしたきっかけは?

②動物病院をユーザーにもスタッフにも良い場所にするためにTYLだから出来ること。

③TYLに向いているメンバーとは?

子会社社長、AI開発会社を経てTYLにジョインしたきっかけは?

まずはじめに安積さんのご経歴を教えてください!

もともとは先生になりたくて公務員を志望していましたが、年功序列ではなく成果主義でチャレンジしたいと思い、その中でも当時の新聞やニュースで高齢社会が注目されており、母親に高齢化社会はどうかしらの一言で業界的な興味を持ちました。たまたまエス・エム・エスに出会い、手違いか何かで2回会社説明にいくことになり、縁もあり新卒で入社しました。2年ほど介護・病院向けの転職支援サービスの営業を担当し、その後にケアマネージャーに向けたウェブコミュニティを4年ほど運営した後、海外子会社の代表として4年ほど挑戦させていただきました。海外ではいろいろ苦労しましたが、最後の最後でビジネスが軌道にのりはじめ黒字化し、自分で切り開くリーダシップ、海外人材のマネジメント、戦略〜実行までのSMSっぽさを経験学習できました。

一方で、アジアの中でも日本企業の地位が下がっていることは肌感覚としても感じており、古き良き日本の大企業の製品がアジアの若者にとっては時代遅れと感じられたりしていたのが悔しく、もう一度 Japan as No.1の世界をつくる、携わるチャレンジをしたいと思っていました。

起業で挑戦するか転職で挑戦するかを検討し、自分を客観的に見たときに、テクノロジー領域が弱いと率直に思い、正確には、世の中が技術進展している中でその分野で取り残されている感があり、起業する上で自分は選択肢が狭いと、であればいったん転職で広めに見てみようと思いました。このときは中国のMBAを受けるなど今思うとぐるぐる考えていました。

転職については、テクノロジーの分野を勉強したいという観点と、まだB2BのAI領域ではグローバルで勝負が決まっていなかったので、自分の想いとフィットし、縁あってAI最大手のPreferred Networksに転職しました。世間では天才エンジニア集団と言われており、たしかにスキルも高いのですがそれ以上にコミュニケーション能力の高さに驚きました。PFNでは医療ヘルスケアなどを中心に農業、製造業、保険、医療、マス広告などかなり幅広く事業開発やプロマネをしていました。一番自分の中で成長の収穫が大きかったのが、第一次産業から第三次産業までマーケットをリサーチし、それぞれの産業構造をバリューチェーンやキャッシュフローの視点から複合的に構造化し、そこからビジネス機会をつくるモノの見方を習得できたことです。今でもかなり大きな糧になっていると実感します。その経験によって、AIの技術をスパコン、ハードウェア、ソフトウェアのどの手段でどの産業のどのバリューチェーンにフィットさせるかの勘所が理解できたりしました。


そうだったのですね!その後、TYLにジョインされたのは、どういった経緯ですか?

PFNではプロジェクト単価が高いこともあり、複数のプロマネをすることができず、もう少しいろいろ事業やプロダクトに触れるために2社ほど転職し、その後起業しようとしました。今でも覚えているのですが、退職して起業しようとしたその月に、身の回りの環境により起業できる状況になくて、どうしようと思ったときに、たまたまエス・エム・エスで同僚であった金児さんから連絡をいただいたのがきっかけです。

そのときは自分が育児に時間を割いたりしており、身の回りの環境の改善の一環として、子供と妻の気を楽にしたいと思い、ペット(ワンちゃん)を飼ったところ、2週間ほどで状況が改善されたんです。個人的にはけっこう感動しました。

それによって、ペット領域について興味を持ち、もともとPFNでも動物領域がおぼろげにいいなと考えておりました。背景としては、動物は人間と違って個人情報も必要なく、構造化・非構造化データに限らず獲得しやすいのでテクノロジーサービスとの相性がよかったため、いいマーケットだなと思っていました。加えて、ヨーロッパ・アジア領域だとまだ勝負がついていないからJapan as No.1の文脈としてもけっこうチャンスだなと思っていました。



動物病院をユーザーにもスタッフにも良い場所にするためにTYLだから出来ること。

現在はどういった業務を担当されているのですか?

主に、動物病院の経営支援をおこなっています。

具体的には動物病院を含めた小さい規模の業態の経営において“ 採用、集客、業務効率 ”の3点が課題になりやすいのでここに対してアプローチしていくのがTYLの経営支援サービスです。

最初は採用課題が大きいので採用サービスを入り口として提供し、現在は集患サービスや業務効率サービスの提供を予定しています。サービス開発の手段としては、2方向で進めています。

1点目は、動物病院を当社は運営しておりますので、その経営を通してPL構造やバリューチェーンの理解を行いサービスの仮説を立てています。インプットに非常に役立っており、なるほどそういうことか、などの発見がありました。

2点目は、欧米中のグローバルリサーチを行うことで先行事例のインプットを行っています。日本との市場構造の比較を行いながら何がうまくいきそうで何がうまくいかなさそうかの仮説を立てています。

この2つを通して事業開発を行っており、最初は手弁当でやりながらもシステムを作って導入していき、藤野さんが作った動物病院のモデルケースにテクノロジーを足し合わせて、自社病院や他の病院の経営を支援していきたいと思っています。


なるほど。具体的にはどんなサービスを展開していくのでしょうか?

動物病院には、診療体験と顧客体験の2つがあり、その両面にアプローチしてくサービスを展開していきたいです。

診療体験は、電子カルテの診断症状や健康診断情報をベースに疾病示唆や疾病予測に関するプロダクトの展開を考えています。獣医師の先生の電子カルテ入力の効率化はもちろんですが、生体データのプロダクト化を実現することで周辺領域のプレイヤーからのマネタイズを狙いたいと思っています。

顧客体験は、予約から診療、診療が終わって薬をもらって帰るまでの時間の短縮化を目指します。私もひとりのペットオーナーとして不便だな~と思うことが多く、予約~会計が簡易にできるサービス提供もしていく予定です。


TYLに向いているメンバー像とは?

最後に、今後一緒に働きたいメンバー像をお聞かせください。

自分自身の成長にコミットメントしている、新たなことにチャレンジしたい人です。
市場規模としてはヒトの市場に比べて小さいですが、ペット市場は継続的に伸長している市場で、子ども数よりペットの飼育頭数のほうが大きくなりましたので十分なサイズ感はあります。

伸長している市場ですので、何か一つの事業やプロダクトを拡大していくとその過程で課題ドリブンで事業展開を生み出しやすく、複数の事業立案の機会も必然的に生まれやすいです。

そのため、何かチャレンジしたい人には事業機会を提供し、ビジネスをつくる・伸ばす経験を提供できると思います。

私自身、海外での経営経験やテクノロジーの領域での事業経験があるので、何か事業にトライしたい方にとって少しでもサポートできるかもしれません。

裁量権もとても多く、その人の能力や信頼に応じて、任せられるフェーズですのでチャレンジしたい方だけではなく、将来起業したい方にもよいフィールドになると思います。

ぜひ、お話しましょう。

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