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なぜ日本のスタートアップ市場の発展を目指すのか?『非連続の成長』を産み出す組織づくり/創業者インタビュー①(神先孝裕)

皆さんは公認会計士と聞くとどのようなイメージを持たれますか?コツコツ真面目に、着実に、財務書類の監査に励んでいるというイメージを持たれる方も多いかもしれません。

ケップルの創業者である神先も公認会計士の資格を持っており、仕事に対しては真面目な一面もありますが、起業家として既存の枠組みを超えて果敢に挑戦しているというもう一つの側面もあります。今回はそんなケップルの創業者である神先へのインタビュー第一弾として神先のキャラクターに迫っていきたいと思います!

◇Profile
株式会社ケップル 代表取締役社長 神先 孝裕(カンザキ タカヒロ)
高校まではサッカー一筋の生活を送る。大学卒業後に公認会計士の資格を取得し、大手の監査法人に入所。3年後に独立をして、神先会計事務所を立ち上げる。その後、法人化し、スタートアップに特化した会計事務所である株式会社ケップルコンサルティングを設立。2015年にはベンチャーキャピタルやスタートアップ向けのサービスを拡大するため株式会社ケップルを創業。2018年にはアフリカ地域特化のベンチャーキャピタル、株式会社ケップルアフリカベンチャーズを立ち上げる。現在も各社の代表を務めている。

サッカー一筋の生活から、公認会計士の道へ

Q. 学生時代はどんなことをされていたのですか?

小さい時に友達から「サッカー上手いね」と言われたのがきっかけで幼少期からはじめたサッカーが大好きでした。小学校から本格的にサッカーをはじめ、将来はプロになりたいと思っていました。高校サッカーで全国大会に行けたら大学でもプロを目指しながらサッカーを続けようと考えていましたが、県大会の決勝で負けてしまい、6歳から18歳まで12年間打ち込んでいたサッカーでプロを目指すという道は諦めることにしました。

Q.そこから公認会計士の資格を目指したきっかけは?

高校までプロを目指してサッカーに打ち込んでいた生活を続けていたこともあり、何かに打ち込んでいない生活を過ごすことに違和感があったんです。大学に入るまで、会計に興味があったわけではありません。自分が本気で打ち込めるほどの手応えがあって、将来漠然と考えていた『独立』という夢につながりそうなものを探していたところ、たまたま出会ったのが公認会計士の資格でした。当時は思い付きで決めた部分もありましたが、受験を目指してからは勉強に打ち込んでいました。それまでテスト1週間前に集中して勉強するようなタイプだったので、継続的に机に向かって勉強するという環境に慣れるのが最初は大変でした。

Q. 公認会計士に向けた努力を続けられた理由は?

自分のやりたいことをまっすぐ追いかけていくという『夢追い人』とでも言える自分の性格ですかね。最初はサッカーのプロになること。次に会計士の資格を取得して、ゆくゆく独立すること。当時は漠然とした夢でしたが、常に何かしらの目標を追っているのが好きですね。これから先に実現したいことに意識が向くタイプで、元々は決してリスクに敏感なタイプでもないのですが、会計士というキャリアを選んだおかげでそれが少し中和できるようになったかもしれません(笑)

Q. 大学卒業後はどういうキャリアを選んだのですか?

公認会計士の資格を取得したこともあり、ファーストキャリアでは大手の監査法人に入所しました。入所してから3年ほどで独立することになったのですが、当時は若手の会計士がすぐに独立するケースも少なかったので、まわりの皆さんからは「もう独立するの!?」と驚きの連絡をたくさんもらいました。独立して自分がどんな価値を提供できるかと考えた時に出てきた選択肢が、自分の知識や経験がダイレクトに活かしやすい会計事務所でした。そうして自分ひとりで立ち上げた会計事務所で出会ったのが『スタートアップ』という存在でした。

▼創業当初、一人で事務所を構えていた頃▼



スタートアップとの出会い

Q. 最初に出会ったスタートアップの起業家はどんな方だったんですか?

はじめて出会った起業家は当時22歳。自分より5歳も年下であるにもかかわらず、ベンチャーキャピタルから多額の出資を受けて、大きな夢の実現に向けて邁進する彼の姿に大きく衝撃を受けました。『生活のため』ではなく『夢の実現のため』に仕事をしている。こんな起業家たちを応援したいと思うようになっていきました。現在は成功を夢見る起業家も、彼らを応援したいというベンチャーキャピタルも増えていて、日本のスタートアップ業界はすごく良いサイクルに入ってきたと感じています。でも、7年前は思いを持って起業している若者はまだまだ少なく、彼らに対しての支援も少ない状況がありました。そんな時代にスタートアップの起業家という存在に出会えたことが、自分の運命を決めたと感じています。そんな出会いをきっかけにスタートアップの起業家と知り合う事が増え、そこで知り立った方々からの口コミでさらにスタートアップからの相談が増えていきました。そんな変遷を減る中で、気付けばスタートアップに特化した会計事務所になっていきました。

Q. 一人でやっていた会計事務所を法人化したきっかけは?

「神先さんに相談をお願いしたいスタートアップはまだまだ多くあるよ。一人で受けれる量だけではなく、チームでもっと多くの相談を受けれる体制を作ってみれば?」という、とある投資家からの一言がきっかけです。監査法人という巨大な組織で働いたあとだったので、一人で働くのはとても自由で新鮮でした。でも、法人化してからはビジョンを語り合えるメンバーができ、それが自身の成長につながっていると感じます。事業を成長させるのに、弱音を吐いてばかりもいられません。私も人間なのでもちろん弱い部分もありますが、それを経営者としてメンバーとともに乗り越えていくのは大変ですけど、とても面白いですよね。

経営者として目指す未来『非連続の成長』

Q. 経営者としてどんな未来を目指していますか?

まず自分の役割として、創業時に掲げた『Create New Industries 世界に新たな産業を』というビジョン)をいち早く達成するために、組織として最大のパフォーマンスを引き出すという責任があると考えてます。そうして引き出した組織の力を活かして、『非連続の成長』を作っていくことを目指しています。

Q. 『非連続の成長』というと?

最初は会計事務所を経営していました。そこから投資家やスタートアップを支援するソフトウェア、サービスを提供するスタートアップ(株式会社ケップル)を立ち上げました。事業を少しづつカタチにする中で当時は10名もいないようなスタートアップであるケップルへ、日経新聞やNRIをはじめとする日本を代表するような大手企業からの出資を受けることもできました。さらには、アフリカのスタートアップに出資をするベンチャーキャピタル(株式会社ケップルアフリカベンチャーズ)を立ち上げることもできました。雑居ビルの一室でたった一人でスタートした会計事務所が、アフリカのスタートアップに出資をするようなビジネスにつながっています。こんなかたちで普通に事業を続けていただけではたどり着けない場所を目指すのが『非連続の成長』だと考えています。今の延長線上にないような新たなチャンスを見つけ、最初の旗を立てるというのが私の役目だと考えています。

次回はインタビュー第二弾としてケップルを創業後、日本のスタートアップ市場をさらに発展させていくためにどんなアプローチをしているのか?についてご紹介する予定です。次回もお楽しみに!

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