新井翔太
Tech Div
SWEチーム/チームリーダー
一人きりの開発環境から小規模チームを求めてhokanに
新卒からの5年間、エンジニアが一人しかいない組織で開発業務に没頭してきました。新しい技術やツールも、自分で情報を探して、一人で勉強して、実務に取り入れるということをしてきました。一人の開発では情報収集の範囲が限られてしまうことを痛感しました。もっと広く情報をインプットするためにチームで仕事がしたいと思い転職を決めました。
大きな会社は、人数が増えるだけで本当に情報交換が活発になるかは疑問でした。厳格なルールが出来上がっている組織も自分に向いているとは思えませんでした。そこで、従業員数は30〜40人規模で、エンジニアの数は数人のアーリーフェーズに近い会社を探しました。チームの質や働きやすさ、エンジニアとしての裁量を重視した結果、hokanが最も理想的でした。
技術スタックがこれまでと大きく異なっていたためキャッチアップは気がかりでした。不安を抱えていたことを面接で伝えたところ、すぐにキャッチアップ会を提案してくれました。このようなチームのサポート体制や、私の不安を真摯に受け止める姿勢に強く魅かれたこともhokanに決めた理由の一つです。
自由な働き方は信頼関係と最低限のルールで成り立つ
hokanは、働いていて煩わしいと思うことがありません。自由と裁量が大きい環境だと思います。現状はフルフレックス制度でコアタイムは設けられていません。エンジニアはほとんどリモートで勤務しています。働いている時間が見えにくい状況のため、信頼関係と、最低限のルールで運用しています。例えば勤務中はDiscordにいることが多く、集中したいときや相談したいときなどはチャンネルを分けて各自が出入りをしています。朝は10時にデイリーミーティングをしていて、隔週でオフラインで集まる機会を作っています。どれも強制ではないので都合が悪い場合は欠席してもokです。隔週のオフラインミーティングでは、スプリントの振り返りやレトロスペクティブ、開発の相談などを行っています。
CTOの出さん(取締役CTO 横塚出)が話しやすく相談もしやすいことも働きやすさの重要なポイントかもしれません。出さんの意思決定に違和感があったこともなく、技術的にも全責任を持って意思決定をしてくれるので、開発組織としてはとても居心地が良いです。開発権限を渡してくれるので、都度の細かい承認なく進められることも、開発体験としてはとても良いと感じています。
成長に合わせて負債を最適解に改善していく
入社してからの業務では、通常の開発業務と並行して webpack から Vite への移行したことは特に記憶に残っています。
フロントエンドはメンテナンスを長く放置してしまっていて、その歴史の長さとともに、多くの技術的負債が積み重なっていました。特にリリース当時の技術をベースにしたフロントエンドは、非常に重たく、起動やリロードも遅く、最適な開発環境とは言えませんでした。
既存の環境に満足すると、新しい技術や方法への感度が低くなります。立ち上げが遅いということも開発のモチベーションを下げる要因となります。現状に慣れてしまわず、常に改善の機会を探り新しい技術を試していきたいです。
現在、hokanは全社でのOKRでも技術的負債の解消にフォーカスしています。これまでの事業フェーズにおいては、機能追加を主軸において開発を進めてきました。そのため、過去の負債の返済できておらず多く残っています。
表現上負債という単語になっていますが、負債はただ悪いだけものではないと思っています。今負債と言われているものが当時は最適で、ユーザーに利用され活躍していました。時が経つにつれ負債と呼ばれることがありますが、そこから学べることは多く、過去の開発には敬意を持っています。負債にも例えば、プロダクト面の負債や技術面の負債などいくつかのパターンがあると思います。私の役割は技術面の負債を解消させることだと考えています。これからさらに規模や利用者数が増加することを見越して、先回りして技術的な問題点を整えていくことが重要なミッションです。
自分のモチベーションは、新しい技術を導入したり、既存のものを改修するなどをして問題点を改善することかなと思います。何をしたら良いのかわからない時が多々あります。それを解決するための方法を模索することも、エンジニアとしての楽しみです。
改善という取り組みが、これからのhokanの魅力
hokanはプロダクトリリースから約4年経過し、業界で認知度も増してきました。まさに今、一気に成長するタイミングです。次の成長ステージを迎えて、更なる開発投資も進み、非常に魅力的なフェーズになります。これからのhokanでは、既存プロダクトの改善と新規プロダクトの開発の両方に携わることも、新しい技術を導入して従来のものを刷新する経験もできます。
hokanのこれからの楽しみは、プロダクトの改善への挑戦でしょうか。
チケットをコード化する開発とは性質が少し違い、改善の取り組みは多くの難しさと向き合わなければなりません。とはいえ、事前に解決策を知っている必要はありません。進行中にインプットをし、思考し、アイデアを組み合わせて実践してみる。開発に完璧は存在しないと思っています。だからこそ、現状をそのまま受け入れるのではなく、どれだけ理想に近づけるかという挑戦が重要となります。
今後DBをリプレイスするという大掛かりな取り組みを行います。挑戦したい方にぜひ興味を持っていただきたいです。
カジュアル面談やオフラインイベントでお待ちしています
もし、hokanの開発組織や成長のビジョンに共感を感じ、私たちと一緒に業界を変革していくことに興味をお持ちいただけたら、ぜひカジュアルにお話させてください。