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インターン生で「PdM」の視点を担う仕事ができる私たち。大学生でこの世界を知って、出会えて、成長できた。
Reasons第4弾は、「STARTUP DB」のプロダクト開発に関わっている3人にインタビューを実施しました。最近、大学生もよく耳にする「PdM」という職種。定義も広く、正しく理解できているわけでもないかも知れない。それでも、ユーザー視点を忘れず、着実にPdMに繋がるステップを駆け上がる3人が集結。また、VC(ベンチャーキャピタル)に興味を持ちつつもフォースタにジョインを決めた理由も聞きました。新しい世界に飛び込みたい大学生、是非読んでみてください。
柳田 紗菜(やなぎた すずな)
立教大学経営学部4年。高校時代に起業家の講演を聞き、スタートアップに興味を持つ。大学入学後、スタートアップを身近に感じながらも、俯瞰して業界全体を見ることができる環境を求め、2020年1月よりfor Startupsにジョイン。現在は、主にインターン生の業務効率化を担うプランニングチームに所属しながら、「STARTUP DB」のグロースにも貢献している。
遠藤 大志(えんどう たいし)
法政大学理工学部3年。2年の時に独学でWeb開発を学び、エンジニアインターンとしてfor Startupsにジョイン。サーバーサイドエンジニアとして「STARTUP DB」の機能開発を主に担当している。また、開発業務だけでなく社内システムユーザー改修要望の運営を通してプロダクトマネジメント領域にも興味を持つ。
松尾 愛(まつお あい)
法政大学 キャリアデザイン学部2年。高校生までは部活に励み、大学生になってからは社会に出ても通用する実力をつけたいと思い1年次からインターンを探す。大学の授業で学んだことをきっかけにfor Startupsに興味を抱き、2022年6月よりインターンにジョイン。現在はプランニングチームに所属している。
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インタビュアー:青木 みのり
法政大学 キャリアデザイン学部4年。高校3年生までバスケットボールに打ち込む毎日。大学2年生から、マーケティングリサーチ企業で定性調査・デジタルサービス企画・バックオフィス業務に従事する。並行して、所属している産学協同マーケティングゼミの先輩からの紹介で興味を持ち、2022年5月からfor Startupsのインターンを開始。現在はHRチームのリーダーとして働く。
起業・スタートアップ業界全体の知識を身につける、最初の一歩
青木:皆さんがフォースタートアップス(以下、フォースタ)のインターンと出会ったきっかけは何ですか?
柳田:1年秋にあったゼミ選考に落ちてしまったときに、インターンを始めようと思ったのがきっかけです。高校生の時に実際に起業家の話を聞いて起業やスタートアップに興味を抱きました。そして、スタートアップの全体を俯瞰して捉えられる場所で働きたいと思い、フォースタを選びました。正直、選考中は合格できるとは思っていなかったのですが、ジョインして今に至ります。
遠藤:スタートアップや事業支援系に興味があったということですか?
柳田:起業に興味があったので、それに関する情報を集めたいと漠然と考えていました。そのため、支援というよりは、スタートアップという業界全体のこと、どのようなサービスがあるのか、どんな事業が盛り上がっているのかをそもそも知らないから、まずは全体感を捉えたいと思っていました。
青木:松尾さんはいかがですか?
松尾:自分が所属するキャリアデザイン学部は、1年生の頃からインターンが盛んな学部なので、ずっとインターンをしたいと思っていました。大学2年生の時に、ある授業で学生の時にVC関連の事業をしていた人の話を聞きました。そこで、VC業界が面白いと感じて、関連のインターンを探し始めました。その際に見つけたのがフォースタで、そのまま応募しました。
柳田:いつも学部の授業で、ゲスト講師の色々な話を聞いていたと思うけど、なぜVCに興味を惹かれたのですか?
松尾:確かにたくさんの社会人の話を聞く機会がありました。例えば、メガベンチャー企業で結果を残しました、大企業で役職につきながら副業もしていますなどハイキャリアだと感じる方のお話が多かったです。その中で、VCというのは、自分にとっては新しい新鮮な世界でしたし、学生インターンとして投資に関わることができることにびっくりして、自分もやってみたいと思い興味を持ちました。
青木:VCのインターンはスタートアップ業界の知識がある前提での業務が求められていて、インプットよりアウトプットが多い環境ですよね。それに対して、フォースタは「STARTUP DB」の業務を通して、スタートアップ業界の知識のインプットとアウトプットが両方できるので、最初のインターンとして選ぶなら間違いなくフォースタだと思いました。国内にどのようなスタートアップがあるのか、どのようなサービスが伸びているのか、あとは有価証券報告書、PSR、PERなどなど、、聞いてもわからない単語があって難しいと思うし・・・松尾さんも入社前に、面談を何度かして擦り合わせていたよね。
松尾:はい、入社前に時間をとって説明してもらいました。
青木:では、遠藤さんはいかがですか?
遠藤:自分の場合は、エンジニアとしてジョインしています。2ヶ月くらい勉強して、まず初心者でもジョインできる会社を探してWantedlyの「話を聞きたい」のボタンを押しました。結果的に13社中4社受かりました。その受かった中で、どの企業に行こうかと考えた時に、フォースタのインターン向けのカジュアル面談が印象的でした。カジュアル面談も学生のみでやっていて、そこで担当してくれたエンジニアインターンの方が良い人だな〜という印象が強くて。その後の、本面談で担当してくださった社員さんも明るくていい人だな〜と思っていました。
青木:エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
遠藤:今、世の中には、WEBサービス、SaaSなどが多く存在すると思うのですが、それらを開発するプロダクトサイドとしてサービスに関わりたいと思ったからです。端的にいうと、良いモノを開発して、世の中に出していきたいということです。
青木:誰かに影響されたり、きっかけがあったりしたのですか?
遠藤:いや正直、誰かに影響されたわけではなく、Youtubeを見たり、買い切りのオンラインプログラミングスクールに通ったりして勉強しました。理工学部ですけれど、学部にエンジニアの友達がいるわけではないですし、実際このフォースタインターンでも文系出身でエンジニアをやっている能動的な人も多いですしね。
PdMの役割は、ユーザーファーストで、正しく優先順位をつけられる人
青木:皆さんがフォースタのインターンとして働く上でのモチベーションは何ですか?
松尾:今まで部活動で陸上に精力的に取り組んできました。ライバルがいたら絶対負けたくない、大きな壁があったら乗り越えたいという気持ちが強いです。今のフォースタの業務も正直難しいですけれど、絶対に完成させたいという気持ちがあるので、壁にぶつかりながらも頑張れるところが一番楽しいと感じています。
遠藤:確かに松尾さんの気持ちは行動からも感じます。今日も、運用フローを作っている段階で社員さんにレビューもらったときに、ちゃんと言われたことを汲んで柔軟に方向転換できているなと感じました。
青木:遠藤さんはあまり褒めないのに、意外とちゃんと見てますね・・・笑。でも、私も松尾さんとの1on1で伝えたけど、松尾さんの気概をいつも感じています。
柳田:松尾さん良かったね!(笑)では、そんな遠藤さんのモチベーションは何ですか?
遠藤:適切なフィードバックがもらえる場所で成長したいという気持ちが強いです。フォースタのメンバー全員が良い人たちで、コミュニケーションも取りやすいし、成長できる環境が揃っていると思います。自分がこの環境をどう活かして、いかに自分のフィールドにするかを考えて業務・開発まで落とし込んでいます。
青木:柳田さんはいかがですか?所属されているプランニングチームの業務説明も合わせてしていただきたいです。
柳田:PdMの視点を担える業務だと思っています。そこで、取り組んでいる業務は主に2つです。①インターン生の業務自体の効率化、②「STARTUP DB」に掲載している情報の質と量の向上です。①に関しては、「STARTUP DB」の正確性・網羅性を担保するためにインターン生業務の根幹からの見直しと改善を図っていて、プランニングチームが一貫して行っています。②に関しては、「STARTUP DB」の情報濃度を高める新しい機能やデータを収集して、社員さんの企画アシストをしています。
遠藤:今、PdMとおっしゃっていましたが、将来もこの仕事をやりたいと思っていますか?
柳田:まだわからない部分もあるけれど、とても楽しいと思っています。学生でこの仕事を知ることができるのはありがたいです。そもそもエンジニアと一緒に仕事をすることも普通のインターンではできないことだと思う。フォースタのインターンのとても良いところだと思っています。
遠藤:柳田さんが思う理想のPdMの姿だったり、PdMとして大切にすべき事とは何だと思いますか?
柳田:ターゲットやサービスの目的、世界観を確立しながら、ユーザーファーストである視点は大事にすべきだと思う。その上でしっかりと優先順位を定め、プロジェクトを回していくべきだし、フォースタはそれを身につけられる場所だと思う。
遠藤:PdMとは、プロダクトにおいて何をやるべき人だと考えているのか、その上で、柳田さんは、フォースタで何をしているのか、をもう少し知りたいです。
柳田:理想のPdMは、優先順位をしっかりとつけられる人、臨機応変に舵取りをしながらプロジェクトを進められる人だと思います。その上で、今フォースタでは、インターン生から吸い上げた意見に対して、イシューとして点数をつけて、どれを一番改善したら業務効率が上がるのかを考えた課題解決に挑んでいます。
遠藤:そして、そのイシューに対してエンジニアと協業して開発して、リリース・運用まで持っていくということですね!とても納得できます。
松尾:今、私と柳田さんが所属しているプランニングチームは4人いて、先輩二人と後輩二人という構図です。そして、いつも難易度が高い仕事を着実に消化していく柳田さんの仕事ぶりに脱帽しています。また、プランニングチームに入った同期と、先輩2人みたいになりたいよねと憧れています!
柳田:嬉しい、、ありがとう!でも、プランニングチームに入ってから3ヶ月くらいで、最初は何もわからない状態だったと思います。どのように業務を覚えるよう工夫していったのかな?
松尾:実際にミーティングに参加しながら、わからない言葉なども含めて理解していきました。新人の頃から不明点を周りにすぐに確認して、理解できていない状況にならないように意識していました。それと同様にプランニングチームの業務も同期や先輩にすぐに聞くようにして、自分の身にしていきました。
青木:松尾さんと同期のメンバーは、本当に良いコンビになると思ってます!今のプランニングチームの先輩二人みたいに。
主語が「自分」ではなく、「インターン生」に変わって、周りが見えるようになった
青木:柳田さんもインターンとしての新人時代があったと思うのですが、現在にかけて、どのように変化しましたか?
柳田:周りが見えるようになったと思います。まだ自分第一の部分もあるけれど、少しづつ“インターン生が“という主語が増えた気がします。インターンチームに入った時は、「“自分が“この業務を終わらせるには」、「“自分が“この環境で成長していくには」、などを考えていました。今は、「“インターン生が“この業務を行いやすくするには」、「“インターン生が“成長し合えるには」などの視点も持てるようになったと思います。そこが成長を感じるポイントです。
青木:プランニング業務で一番大変だったことは何ですか?
柳田:「STARTUP DB」に掲載されているサービスタグの機能について検討したことです。以前は、サービス名と紹介文だけだったところから、よりユーザーに分かりやすい情報を届けるために、1から精査して作りました。社員さんと先輩が検討し作成したタグを引き継ぎつつ、抜けもれがないか追加で詳細なタグを検討し、それを全サービスにつけていく置換作業が大変でしたね。
青木:すごいですね、、、!大変だと思いながら、やりきってしまう力の源泉は何ですか?
柳田:結局、プランニングチームが主体で動かないと進まないプロジェクトで、全てが止まってしまう焦りやプレッシャーじゃ無いけれど、その責任感がやり切る力になっています。
やる気と挑戦心があれば、エンジニアとして自分の歩みたい分野に進める
青木:遠藤さんはエンジニアとして働かれてますが、どのような業務をやっていますか?
遠藤:WEB開発におけるエンジニアにも色々な役割があります。エンジニアインターンは、「インフラエンジニア」(大量のユーザーがアクセスしても落ちない、セキュリティ面を守る)、「サーバーサイドエンジニア」(情報やデータが間違いなく表示されるロジックを組む)、「フロントサイドエンジニア」(プロダクトのUIを整える)の3タイプがいます。
青木:エンジニアメンバーは4人いますが、それぞれどのような役割なのですか?
遠藤:1番インターン歴が長い先輩は、今説明したエンジニア業務の全ての経験があります。また、1番新人のメンバーは、フロントサイドに移動して「STARTUP DB」のUIに関わっています。自分はもう1人のメンバーと一緒に、サーバーサイドを担当していて、ビジネス側のインターンメンバーがアップデートしたスタートアップの情報を正しく出力するロジックを作っています。みんな優秀ですね。
青木:ではフォースタのエンジニアインターンの良いところは何だと思いますか?
遠藤:フォースタのエンジニアインターンの良いところは、やる気と挑戦心があれば何でもできる環境です。自分の歩みたい道や分野を選択ができるところが良いところだと思います。
青木:遠藤さんは、エンジニアチームのリーダーも担っていますが、何を意識して働かれていますか?
遠藤:開発に関しては基本的に足並みが揃っていて、マネジメントは特に必要ないと思っています。開発業務以外の話をすると、チームメンバーに月報を出すようにリマインドしたり、ビジネスサイドから来たイシューを言語化しておき、社員さんがいる開発設計ミーティングでファシリテートできるところまで噛み砕いて準備するようにしています。
青木:エンジニアチームにいる方々の雰囲気はどうですか?
遠藤:社員さん、インターン生問わず皆さん穏やかで優しくて助け合いの精神があります。自分が持っているチケット(タスク)以外であっても、自分の手を止めてでもみてくれます。自分が研修中に取り組んだ課題に対しても、30分手を止めて手伝ってくれたりとか。正直な話、課題を助けたところで、その先輩に良い影響があるわけではないじゃないですか。本当に穏やかで優しくて良い開発環境だと思ってます。
青木:柳田さんは、遠藤さんが入社してから一緒にずっと仕事をしていると思うのですが印象はどのように変わりましたか?
柳田:最初はインターン組織にも慣れておらず、コミュニケーションを取りづらい印象でした。ただ遠藤さんは、自走心が強く、今では、プランニングチームが「こういうことしてほしいです」と伝えると、受け止めた上で、「果たしてそれが本当に正しいのか」や「こんなこともできますが、どうですか?」といった建設的な議論や提案をしてくれます。課題意識を常に持っていて、本当にすごいなと思います。
青木:ちなみに、他のエンジニアと比べて、遠藤さんの強みはどんな部分だと思いますか?
柳田:そうですね・・・課題を自分事化して具体的なアクションまで落とし込む力が長けていると思います。そして、責任感も強いので、スピードも速く、すぐに質問してくれます。ミーティングの質も高くて、実際に以前よりもイシューを実装するスピードも上がってるので結果にもつながってます。
青木:私もそう思います。ずっと地頭が良いと伝えていると思うのだけれど、この地頭というのは「理解力」のことです。1伝えた時に、想像して噛み砕いて普通なら10が100とか、流石に言い過ぎかもしれないけれど笑、50くらいにしてアウトプットを持ってくることができると思う。コミュニケーションコストも下がるし、先の論点を出すことにも繋がってくるよね。あとは構造化する力も素晴らしいよね!見習いたいです。
遠藤:ありがとうございます・・!
異職種の私たちが一緒に働く意味
青木:プランニングチームとエンジニアチームが一緒に働く意味とは何だと思いますか?自由に考えてみてほしいです。
遠藤:先程、柳田さんから“PdM”という言葉が出てきましたが、自分もエンジニアから入って、PdMになりたいと思っています。そのためには、プロダクトに対する課題が分かっていて、全チームを巻き込んで改修まで持っていきプロダクトを良くする力が必要だと思っています。そして、その役割をプランニングチームが担っていて、必要不可欠な存在だと思います。
松尾:普通だったら一般インターンがエンジニアインターンの世界を知ることはできないし、双方が関わることができる環境は珍しくて貴重な経験だと思います。まだまだエンジニアの世界について知らないことはたくさんあるけれど、職種の理解が、会社全体の理解につながっていると思います。
柳田:松尾さんの言う通りだと思います。エンジニア用語を知る機会にもなったし、ビジネスサイドだけだと結局プロダクトの運用しか考えなかったけれど、今は運用以外のプロダクト起点で業務の改善に携われています。
青木:フォースタで今後やりたいことは何ですか?松尾さんからお願いします。
松尾:まずは、まだプランニングチームの業務でわからないところもあるので、知識や理解を深めたいです。もっとエンジニアのことを知って、今やってしまっているような無茶なお願いをしないようにしたり、より会話をスムーズにできるようにしたいです。あとは、今はHRチームが皆の1on1を組んだりとか組織全体を見てくれているけれど、プランニングチームも連携をとって擦り合わせていければと思います。
遠藤:2つあります。1つ目は、業務を通して技術を高めていきたいです。2つ目は、社内システム改修という*エピックを通して、よりオーナーシップを持って色々な人を巻き込んでより良いプロダクトにしていきたい。1つ目の技術的な部分は、2つ目と被る部分でもあるのですが、色々な挑戦を本当にやっていきたいです。二つ目は、将来的にマネージャーなどの、マネジメント領域にも興味があるので、まだ実務経験1年未満の自分にとっては非常に良い環境で色々な人を巻き込める環境なので、リーダーシップを発揮していきたいと思います。
*エピック
開発プロジェクト管理用語。関連するユーザーストーリーの集合。「大きなユーザーストーリー」としても捉えることができる。
青木:良いですね!これからやるチームを飛び越えたメンター制度でもリーダーシップを是非発揮してください!
柳田:残り3ヶ月か、、、自分と同期(もう1人のプランニングチームの4年生)がいなくなっても、今のスピードでプランニングの業務が回るような仕組みを後輩2人に伝えて、卒業できればと思います。
青木:そうですね!私も引き継ぎ頑張ります!皆さんありがとうございました!
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今回は、私自身も興味があるプロダクト開発に取り組んでいるインターン生にインタビューを行いました。プロダクト開発は一定の時間が必要ですし、適切なコミュニケーションが必要不可欠です。ミッションドリブンでお互いの強みをリスペクトする3人の関係性を改めて感じることができました。次回のReasonsは、話に出てきたエンジニアインターン3人にインタビューを行う予定です。そちらもお楽しみに!
ライター:青木みのり
撮影:池田龍之介
クリエイティブ:池田龍之介