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プロダクトだけでは、社会課題を解決できない。多様なプロフェッショナルが集うチームで目指す「AIカメラの民主化」への青写真

顕在ニーズに応えるだけでなく、潜在ニーズに気づいたり、そもそものニーズ自体を作りだすことは、プロダクトやサービス開発において求められるスキルの一つ。

「エクサウィザーズ」で活躍する”ウィザーズたち”を紹介するストーリー。

今回紹介するのは、AIカメラ「ミルキューブ」を開発するAIプラットフォーム部AIビジョングループにてリーダーを務める土倉。「AIカメラの民主化」を掲げる彼に、新しく作ったプロダクトを伸ばすための戦略や、海外含め三拠点かつフルリモートで開発をしきれた背景を伺いました。


プロフィール

土倉幸司(つちくら・こうじ)

新卒でソニー株式会社(以下、ソニー)に入社。約10年間の勤務で、人事、商品企画、海外でのマーケティングなどを経験。デロイトトーマツコンサルティング合同会社(以下、デロイトトーマツコンサルティング)に転職し、企業の経営戦略やマーケティング戦略の支援に従事。
その後スポーツビジネスに取り組むようになり、Jリーグ及び株式会社鹿島アントラーズFCを経て起業。株式会社PLATZ代表取締役として、スポーツ業界向けのコンサルティングを手がける。2020年4月、エクサウィザーズ株式会社に入社。現在はAIプラットフォーム部AIビジョングループリーダーとして、AIカメラ「ミルキューブ」のサービス開発に力を注いでいる。

ソニー、経営コンサル、Jリーグ、起業。4つの異なるキャリアを繋ぐ、1本の線

私は新卒時代から一貫して「新しいテクノロジーやプロダクトを生み出して、世の中を変えていきたい」思っています。

その思いをベースに、新卒で入社したソニーでは、商品企画や営業マーケティングを経験し、キャリアのベースを築きました。2社目のデロイトトーマツコンサルティングでは、主に製造業界やテクノロジー業界の経営戦略やマーケティング戦略の支援を担当。3社目のJリーグでは、クラブチームの中に入り込み、スマートスタジアムをはじめとしたDX推進やデジタルマーケティングの導入を手がけました。約3年働いてから独立し、今も自分の会社でスポーツビジネスの領域で仕事をしています。

一見するとソニーとJリーグには何の共通点もないように思われるかもしれません。しかし、どの企業でも、テクノロジーやプロダクトで世の中をより良くしたいと思って働いてきたので、自分の中では全て一本の線で繋がっている感覚なんです。

プロダクトを作る側に回りたいと思ったのは、サッカー業界での経験があります。他社のテクノロジー導入を進める中で、現場経験も活かしながら、自分自身で価値のあるプロダクトやサービスを生み出したい。そして、それを世の中にプロデュースしていきたい、と思うようになり、転職を考え始めました。

今の立ち位置より、未来を見据えて選んだ転職

転職先を選ぶ上で、「現時点でどういうサービスを実現しているか」や「どんな企業と仕事をしているか」は重視しませんでした。エクサウィザーズに決めた理由は二つあります。

一つは、ポテンシャルの大きさです。その大きさを物語るのが、バックグラウンドが多様であること。ビジネス側の多くはコンサル業界出身のため、様々な業界の経験幅を持っています。

エンジニアも得意領域がハードウェアからAIまでと幅広いですし、国を超えてアメリカやインドで働くメンバーなど、非常にバラエティ豊か。「ここまで幅広い知識やスキルを持ったスペシャリストが揃った集団なら、将来的に大きなインパクトを起こせそうだ」と思えたのです。

もう一つは、「社会課題の解決」というミッションへの共感です。新卒の時に比べ、自分が向き合う課題が大きくなり、漠然と考えていた「世の中をより良くする」という思いが「社会課題の解決」という形で輪郭を帯びてきていたんですね。この会社なら、本当に社会課題を解決するソリューションを生み出していけるのではないか。そう感じられたことが決め手となりました。

実際に入社してみて、100%ギャップがなかったわけではありません。やはりポテンシャルに溢れているなと思った一方、「プロダクトはあるけど、ビジネスとして成長させていくには、まだまだ改善の余地が多いな」と思う部分もありました。

しかし、逆に未整備なほうが自分で道を整備していく面白さがあるとポジティブに捉えて、日々の仕事に取り組んでいます。

「AIカメラの民主化」という目標は、刻々と変わる環境の中の灯台

私が携わっているAIビジョングループは、AIカメラ「ミルキューブ」を用いた社会課題の解決を目指している部署です。事業部のコンセプトは「AIカメラの民主化」。

(2020/8/25にリリースしたばかりのAIカメラ「ミルキューブ」)

ミルキューブは今まで世の中になかったプロダクトのため、全てゼロベースから考えて進めています。正直、本当にサービスが成功するかどうかはまだ分かりません。COVID-19の影響で、これまでの前提が成り立たなくなったり、逆に新たなニーズが生まれたと事業環境も刻々と変わっています。

経営陣からも「今までやってきたことにこだわらず、世の中の変化に応じてどんどんプロダクトを見直してほしい」と、常に目線を上げるような言葉をかけられる日々です。

ただ、経営陣も答えを持っているわけではないので、「こうしろ」と言われることはありません。あくまで結論を出すのは自分たち自身。そのため、チームとして「競合他社の真似ではなく、どこもやっていないことをやろう」という目標を掲げています。

エクサウィザーズのクレドには、自分たちのできることを大幅に超えることを目指した「Avove and Beyond Expectations」という項目があります。私たちの目標はまさに、この指針を体現しているんじゃないかなと思っています。

AIカメラの必要性を感じていないお客様にこそ、サービスを届けたい

AIカメラが広く普及していない背景には、「コストが高い」や「どう使いこなせばいいのか、想像もつかない」などの課題があります。例えば、介護やヘルスケアの現場ではAIカメラを使って解決できる課題が山積していますが、高いコストがかけられないため、そもそも「AIカメラで課題を解決しよう」という発想に至らないんです。

そこで我々は、“Software as a Service”(SaaS)になぞらえて“Camera as a Service”というビジネスモデルを考えています。高い初期費用がかからないサブスクリプションベースでビジネスを成り立たせるわけです。カメラを売って利益を得る既存のビジネスモデルとは違い、カメラを使ってお客様の課題に合わせたソリューションサービスを提供していきたいと考えています。

このビジネスを伸ばしていくためには、二つの戦略が必要です。

一つ目は、AIカメラ自体の性能を高めること。ミルキューブの強みは、カメラ内で画像を処理し、リアルタイムに近い形で分析結果をフィードバックが可能な点です。簡単に表現するならば、カメラとコンピュータが一体化していると考えてください。従来のカメラは画像や映像を伝送してクラウド上で処理するので、即時性やコスト面で課題がありましたが、私たちのプロダクトはそれを克服しようとしています。

例えば、広島県の観光施設にミルキューブを導入し、新型コロナ対策として、混雑状況を可視化して三密を回避するソリューションを提供し始めます。人物を検知して混雑度を計算し、「混雑度○%」という結果をわざわざ別のソフトウェアで分析することなく、結果を得ることができます。

(ミルキューブ設置時のイメージ画像)

二つ目は、新しいマーケットを作ること。そのためには今AIカメラと言われてもピンとこないような業界に導入して、ユースケースをクライアント企業と一緒に作っていく必要があります。例えば、「保育園や幼稚園にどう使えるか」や「リモートワークにどう活かせるか」などです。

まだ名前は出せませんが、既にいくつかの企業や施設と連携しながら、Webサービスを含めたプロダクト開発を進めています。

ただ、一つの企業や一つの自治体と協力してミルキューブで何かを解決できたとしても、それはあくまで部分最適を実現しただけ。当社が掲げる「社会課題の解決」というミッションをクリアできたとは言えません。事例をスケールさせるため、商社やSIerなどのマーケティングパートナーとの協業も並行して進めています。

なぜ、4ヶ月間フルリモート環境でもプロダクトを作り切れたのか

エクサウィザーズは、例えるならAIを活かしたベンチャー企業集団です。社員は200人以上いますが、業界ごとに少人数チームに分かれており、一人ひとりが経営マインドを持っています。

組織のあり方は、非常にフラットです。便宜上役職は分かれていますが、誰が言ったかよりも何を言ったかを重視する環境。経営マインドを持ったメンバー同士が、チームを横断して連携を図りながら仕事をしています。それゆえモチベーションやモラルの低下も起こりにくい。

各チームが経営マインドを持てているのは大きく二つ理由があると思っていて、一つは経営陣との対話の質が圧倒的に高いこと。実証実験をする場所一つとっても、「そこで実験をすることで、事業やチームの成長にどう繋がるのか」まで問われます。そういった問いの繰り返しにより、必然的に自分たちの目線が上がっていきます。

もう一つは、良い意味での危機感があること。一つのプロダクト開発に5年から10年をかけられるほど、私たちには余裕がありません。何もしなくても来年は安泰な環境ではないからこそ、最短で最大のインパクトを出すにはどうしたらいいかを考えられています。

実際、緊急事態宣言を受けてこの4ヶ月ほどはずっとリモート勤務でしたが、日本・インド・アメリカの3拠点にいるチームメンバーたちは、新しいワークスタイルに挑戦しながら、プロダクトの開発をやり切りました。

(海外メンバーも含めてオンラインでMTG)

エクサウィザーズは、これまでのキャリアの中で、最も向き合う課題のレベルが高く、やりがいも大きい場所です。常に全速力で走っているような感覚ですね(笑)。一山超えてもまた新しい山が出てくるみたいな。タフネスが求められる環境ではありますが、その分成長速度も格段に早いです。

「AIを使って社会課題を解決しよう」というミッションに共感して集まったフラットな仲間と、これからも全力で走りながら良い結果を出していきたいと思っています。

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