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ourlyの事業アイデアが生まれた原体験と、そこで得た学び

※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。

ourlyの事業アイデアが生まれた原体験と、そこで得た学び|坂本良介 @ ourly代表
この記事はourlyバトンリレー2023の2回目の記事です。前回はHR相原さんが採用フローについての記事を書いてくれました。 次回はCOO髙橋さんです! さて、本題に入る前に簡単に我々のご紹介をします。 ourly(アワリー)は社内コミュニケーションを活性化して、従業員エンゲージメント向上を支援するSaaSを提供しています。 ourly:従業員の目線が揃うインナーメディア・プラットフォーム ...
https://note.com/sakamotorx/n/nfb721b095a7e?magazine_key=m42d7bea64460

この記事はourlyバトンリレー2023の2回目の記事です。前回はHR相原さん採用フローについての記事を書いてくれました。
次回はCOO髙橋さんです!

目次

  1. ourlyの原点、親会社の社内報「ビタコム」
  2. 社内コミュニケーション活性化の取り組みから得た学び
  3. 1.社内コミュニケーションのデータって実はめっちゃ示唆深い
  4. 2.社内報は経営ツールとして使える
  5. 3.行動データ×アンケートデータで組織の解像度がもっと上がる
  6. *従業員エンゲージメント向上から、企業のグロース支援をしていく仲間を募集しています*

さて、本題に入る前に簡単に我々のご紹介をします。
ourly(アワリー)は社内コミュニケーションを活性化して、従業員エンゲージメント向上を支援するSaaSを提供しています。

ourly:従業員の目線が揃うインナーメディア・プラットフォームourly(アワリー)はインナーコミュニケーションを可視化するプラットフォーム。全く新しい分析型のweb社内報CMSです。

サービスとしてはweb社内報+社員名鑑・プロフィールになるんですが、そもそも、なんで今さら社内報なの?と思われる方もいるかと思いますので、今回はこのアイデアが生まれた原体験について記事を書きます。

ourlyの原点、親会社の社内報「ビタコム」

ビタコムはourly株式会社の親会社であるビットエー社の社内報です。
ビットエー社はクライアント企業のwebサイトデザイン・構築を請け負う事業を営んでおり(いわゆるSES事業)、専門性を持った人材の在籍人数が事業成果に直結するため、エンゲージメント向上への取り組みに比較的早いタイミングから取り組んでいました。

ビタコムが創刊されたのは、ちょうど創業丸4年が経った2015年7月。
私が入社したのが2015年3月で、創刊の少し前に入社しましたが、当時は30~40人くらいの規模で月1回は全員が集まる機会を作っていました。

ただ、組織が急速に拡大していく中で、全員集めることも困難になり、かと言って当時は客先常駐メンバーが多かったので、放っておくと帰属意識が下がって人が辞めていくということで、各拠点のメンバーをつなぐための一つのツールとしてビタコムが誕生しました。

当初は手触り感を大事にしたいということで、紙で3ヶ月に一度発行していました。ただ新入社員やプロジェクト情報の共有が遅れるため1ヶ月に一度の発行になり、その後、新型コロナウィルスの流行で紙配布が困難になったことから、ourlyのプロトタイプを使った運用に切り替わります。

社内コミュニケーション活性化の取り組みから得た学び

ビットエー社では、社内報の他にも懇親会、部活動、キックオフなど社内コミュニケーション活性化の取り組みをいくつも試みていました。
私も2019年頃から経営企画としてこれらの企画・運用に携わります。

余談ですが、発案に携わったなかで個人的に一番気に入っているのはプラレールを使った回転寿司です。運営メンバーが職人みたいに買ってきた寿司を乗っけていましたが、大好評でした。

社内イベントで回転寿司やったら盛り上がりすぎて最高だった。プラレール買ってきてお皿載せる紙プレートつけただけでできる。寿司は近所のスシローで買ってきたやつたけど5倍は美味しく感じたし自宅でもやりたい pic.twitter.com/JmkdZke381

— 永井勇成 ゆうせい (@wm_yousay) May 20, 2019

これらの社内コミュニケーション活性化施策の運用に携わるなかで、次のような学びを得ます。

1.社内コミュニケーションのデータって実はめっちゃ示唆深い

当時の社内報は紙なのでアンケート中心でしたが、イベント参加者データも含めてデータ分析をしていました。

そうすると、いつも読んでくれていた人や参加してくれていた人が急に反応なくなったり、参加しなくなった場合、退職リスク高まっていたことなどが見え始めます。当時は取れるデータは少なかったですが、この領域のデータって実は深掘りすると面白いのではないのかという感覚を得ます。

2.社内報は経営ツールとして使える

それまでのビタコムでは横の繋がりを作るようなコンテンツが多かったのですが、私が携わったタイミングで目的を再定義して、会社や事業方針、プロジェクトなどの情報発信を強化することにしました。

自身が経企をやってたので経営側として記事原稿を作ってましたが、その時に、経営層と社員では考えていることや知っている事(事業のことだけじゃなくて世の中の動きとかも含め)に思ったより差があること、それを伝える努力しないと伝わらないなということを感じました。

さらに、発信した記事に対して、
「このプロジェクトを実行する会社としての狙いを知りたかった」
「会社がどういう方向を目指しているか知ることができてワクワクする」
という声をもらい、社内報は経営ツールとして使える確信を得ます。

3.行動データ×アンケートデータで組織の解像度がもっと上がる

ビットエー社では従業員エンゲージメントサーベイを取っており、そのスコアも見ていましたが、サーベイスコアが低くても社内コミュニケーション活動参加に積極的な人もいれば、その逆もいる。

サーベイスコア自体は包括的なもので価値があるけど、ただアンケートデータでは見えない、行動データの価値もあるのではないか。それは会社や組織、同僚への表には出ていない気持ちであったり、建前と本音的な関係であったりするのではないか
両者をかけ合わせると、自社の組織の解像度がもっと上げられるのではないかと感じました。

こういった社内コミュニケーション活性化施策の試行や学びが土台としてあり、新型コロナウイルスがもたらした働き方の変化、労働人口の変化などによるエンゲージメントへの関心の高まりなどの社会の潮流を踏まえ、社内報をいまの文脈に合わせて再定義することに価値があるのではないかと考えてourlyの事業検討が始まりました。

検討からがまた大変だったんですが、それはまた書きたいと思います。

*従業員エンゲージメント向上から、企業のグロース支援をしていく仲間を募集しています*

最後までご覧いただきありがとうございました。ourlyは積極採用中です!
少しでも興味を持った方は、まずはカジュアル面談から。HRの相原と気軽にお話ししましょう!

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